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2024年3月22日

2024/03/22 17:59

風邪をひいた日に思い出すのは、毎回決まって小学生の頃だ。
学校に行っている時間に布団にもぐり、聞き慣れない外の音を聞く。
今日は体育があったな。給食はなんだったのだろう。
掃除は嫌いだけど、お昼休みにみんなで遊ぶのは大好き。

健康がそれだけで幸せだと思えるようになったのは、つい最近のこと。
長く時間がかかったが、必要な時間だったのだろう。

前置きが長くなったが、昨日より体調を崩している。
季節の変わり目に体調を崩すのは恒例行事になってきたが、慣れるものではない。
体調と共に気持ちも崩れる。

とにかく寝ることだ。
そう思いベッドに潜り込むがなかなか寝付けない。
寝るのに飽きたので起きてみる。

さてお腹がすいた。家にある食べ物は健康なときは難なく口にできるが、今の状態で食べていいのだろうか。
食べたいよりも食べなきゃになっているから、食べるのはやめた。

コーヒーが飲みたい。が、なんとなくやめた。
しかし温かい飲み物は欲しいと棚を漁っていると、以前いただいた紅茶が出てきた。
なんとなく、紅茶は飲んでもいい気がした。
お湯を沸かして、いざ。
ある程度お湯に浸けたが、作り方を知らない。
いや、おいしい紅茶の作り方を知らない。
いい香りがしてきたので一口啜る。味がしない。
もう一度浸けて待つ。一口啜る。おいしいと思う。

自分では買わないがもらうと嬉しい物がこの世の中にはある。
ひとロール5000円する高級トイレットペーパー、2時間並んで買うバームクーヘン。
もらえたら嬉しい。それらを「魔法の贈り物」と呼ぶことにした。

魔法の贈り物は、狙ってする物ではない。
なぜなら、貰い手がどう感じるかが重要でありそのすべてだからだ。

魔法の贈り物について思い出しながらもう一眠りしようか。
明日には元気になっていますように。

2024/03/22 18:14

紅茶を飲み干したところで時間が来た。おやすみなさい。

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