2024年3月9日
2024/03/09 07:43
今住んでいる家のリビングからは、空が少しだけ見える。
大きな窓の外に隣家とのわずかな隙間があり、そこから少し体を乗り出すと見える。
畳二枚分くらいのスペース。
雨や雪が降れば窓越しに見るだけでも分かるが、明るい曇り空か晴天かは覗くまでは
分からない。
今日は青空と白い雲がいいバランスだった。
朝まで飲んで帰った頃を思い出す。
なんだか帰りたくない日は時計を見ずに飲んでいたらいつの間にか
すっかり太陽が昇り朝の音がする時間になっていた。
ちょっとの充実感とちょっとの罪悪感。そして大きな眠気。
歩いて帰れば眠気が覚める。
帰ったら寝よう。絶対に寝よう。心に誓っていても朝の澄んだ空気と抜けるような青空が
体を内側から起こしてくれる。
こんな時に見る夢は大体が悪夢だと決まっている。
見晴らしのいい場所に住んでみたい。
大きな窓があって、空がよく見える場所。
体を乗り出さなくても空の機嫌が分かるような。
だけど、今はこの家でいいかな。
隙間からちょっと覗くことがそれだけでも何か大きな事を成し遂げたような、そんな気分にさせてくれる。
2024/03/09 07:58
今日はこの辺で。