大雪と大笑いの夜
朝から予報通り冷え込み、一日中氷点下のバンクーバー。今日はリモートなのでオフィスの同僚と何度かズームでミーティング。
そっちは雪どう?こっちは大分積もったよー
と聞かれるたびに外をチェック。風は吹いているけれどいつもと変わらない様子にほっとして、でもちょっと残念に思ったり。
外出しなければいけない日の雪はただただ不安材料だけど、こんな風に家の中に居られる日は雪も悪いくないんだけど。
金曜日に休みをとっている同僚から仕事を頼まれ、いつになく慌ただしい就業時間。何気なく窓の外を見ると。。
真っ白。
その上、何と吹雪。もうベランダには軽く見積もって3cmの積雪。
いつの間に!!
綺麗だなーと呑気に眺めつつふと気付く。
あれスクールバス大丈夫だよね?
慌てて携帯をチェックするとバスは無事に学校を出発とのこと。交通渋滞のためスケジュールはかなり遅れるとメールが届いていた。
そうだよねー。
こんな急に大雪になったら雪道に慣れてない人たちは軽くパニック。あちこちで小さな事故が起こってもう大変なことが予想できる。目に浮かぶよう。
今日練習があるんだけど、ギリギリになっちゃいそうだから、車で食べられるようにしといて。
そんなテキストが次男坊から届く。そうだった。すっかり忘れてたよ、ホッケーの練習。こんな日はお兄ちゃんにお願いするのは怖いから私がいかねば。
でも夕飯の支度どうしよう。。。
とりあえずの近況報告を近所のジムで筋トレ中の夫にメッセージすると。
どこも道路がブラックアイスで危険。夫も危うくぶつかりそうになったって。そりゃ大変。
夫の車は新品のスノータイヤに変えたばかり。更に四駆なのでこんな日には強いはずなのに、それでも危ないって、もう私の車じゃ絶対にダメだ。
私の小さなマツダでは滑りまくってしまうんだろうなあ。
日本語でブラックアイスに変わる言葉は何なんだろう?
黒い氷?黒氷?携帯で調べてみたらブラックアイス、ってそのままだ。ズコっ。昭和?
ブラックアイスとはアスファルトの道路の上に透明な氷が張り、ぱっと見、ただ道路が濡れているよう、でも実はツルッツルの氷が貼っている状態のこと。このブラックアイスの上ではスノータイヤも太刀打ちできない。
私もこのブラックアイスに何度危ない目にあったことか。ひやっとしたのは一度や二度とではない。
と言うことで、ここは夫の言うとおり、今日は練習スキップしよう。次男ガッカリしちゃうよなあと思いつつ、今日は諦めようとメッセージ。
でも私の心配をよそに本人ももう諦めモードだったよう。
もうコーチに行けないっていったよー
と意外と普通。結局3:30に学校を出発したスクールバス、定時の到着時間を2時間以上遅れて6:30に到着。なんと乗車時間は3時間。
お疲れ様でした。
無事に真っ赤な顔で戻ってきた次男に一安心。大変だったけど家に帰れて良かったね。
帰宅してからおしゃべりが止まらない16歳。とにかく話が面白くてみんなで泣き笑い。
バスの運転手さんが何故かずっと怒ってたこと
熟睡して起きたら信号1個分しか進んでなくてびっくりしたこと
バスが滑って道路表示の看板を2本倒しちゃったこと
倒しちゃったのに知らん顔で運転してたこと
近道しようと思っていつもと違う道に入ったらそっちに方が混んでたこと
もう次から次へと面白い話が飛び出して夕食を並べ終わる頃にはもうお腹が痛くて立ってられないくらい。
後ろをくっついて私の後頭部に向かって機関銃のように話すティーンエイジャー。身長なんか急に高くなって完全に見下ろされてるけど、中身は5歳児。目を輝かせて喋ること喋ること。
壊れたラジオとご近所の人に言われてたおしゃべりだった小さな頃を思い出す。
大雪のおかげで練習に行けなくて、こんな風に楽しい話を沢山聴けて、みんな揃ってゆっくり夕食を囲めるなんて、何だか今日はいい日だなあ。
そして次男がメールをチェックすると、コーチが全員渋滞にハマってしまいアイスリンクまで辿り着けず。何とか早めに着いていたチームメイトは更衣室にも入れずに車で来ないコーチを待っていたって。結局練習開始も大分遅れてしまい大した練習ができなかったと。
無理して行かなくて良かったじゃん。
さて明日は学校あるのかな?予報では-13度まで下がるとか。明日の日中最高気温はなんとー8度。
どうしちゃったんだろうバンクーバー。
私も明日はクラスあるんだけどなー、お休みにならないかなあ。。恐るべしブラックアイス。きっと明日はあちこちに出没するんだろうなあ。クワバラクワバラ。
バンクーバーの皆さん、運転はくれぐれも気をつけましょーねー。
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