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22世代の期待している馬~その2~

はじめに

今回も22世代の期待している馬を書いていきたい。

一応言っておくと、この世代は俺が初めてリアルタイムでクラシックを観た世代であり、愛着も強いので、贔屓目に見てしまうところは許してほしい。

イクイノックスやドウデュースももちろん期待してるけどあまりにも有名で強すぎるので、その2頭は今回はあえて取り上げないことにするね。

クラウンプライド

去年のUAEダービーに勝ち、ケンタッキーダービーにも挑戦した馬。
今年はサウジカップ、ドバイワールドカップと果敢に海外にも挑戦していて応援したくなる。

ちなみにドバイワールドカップ参戦の際の松田調教助手のコメントがこれ。

クラウンプライドはドバイが大好き。このレースを勝つために帰ってきた。

東スポ競馬,「【ドバイワールドカップ枠順】パンサラッサは大外15番 矢作調教師「出遅れても逃げるだけです」」

かっこよすぎて惚れてもうたわ…

だが、この馬がかっこいいのはそれだけではない。
サウジカップ5着→ドバイワールドカップ5着と善戦を続けていることだ。

サウジカップはまだしも、ドバイワールドカップは日本馬の多くが10着以降に惨敗する中、5着に入っているのは立派だ。
ドバイが大好きというのは本当のようだ。

国内でも2着が多く、G1まであと一歩のところまで迫っている。

特に去年のチャンピオンズカップは惜しかった。
2番手でレースを進め、ゴール直前まで止まらずに先頭を走っていた。
最後の最後にジュンライトボルトに交わされたが、本当に惜しいところまで行った。

ちなみに血統的な面でも俺はこの馬を応援している。

この馬の父はリーチザクラウンで、その父はスペシャルウィークだ。
この2頭が特段好きな馬というわけではないが、スペシャルウィークにはサイアーラインを繋げてほしいという思いが強い。

サンデーサイレンス系全体で見ればまだまだ繋がりそうだが、その中で一時代を築いたスペシャルウィークやアグネスタキオン、マンハッタンカフェなどには頑張って父系を繋いでほしいんだよ…

スペシャルウィークの父系が繋がるかはリーチザクラウンとトーホウジャッカルに懸かっているという状況だろう。

社台ファーム出身で現状一番力がありそうなクラウンプライドが結果を出し、種牡馬入りすることを願っている。

デシエルト

高い能力を見せつつも骨折でなかなか順調に進まない馬。
エアグルーヴを母方の曾祖母にもつ良血馬でもある。

この馬を知ったのは岩田親父がきっかけだった。
デビューから岩田親父を背に3連勝したわけだが、3勝目の若葉ステークス勝利後のインタビューが話題になった。

インタビュアー「権利獲りました。今の気持ちをお願いしま…」
親父「いやいや、権利じゃないんです。あの、勝つために来てるんで」

岩田親父について語りだすと長くなるので割愛するが、とにかくこのインタビューをきっかけにデシエルトを知り、親父に興味が出た。

その後、皐月賞、ダービーに出走するが大敗。
秋にダートに戻って出走したグリーンチャンネルカップに勝利したが、その後に骨折して現在まで休養中というところだ。

このグリーンチャンピオンズカップではギルデッドミラーが2着に入っているのだが、この馬はその後武蔵野ステークス、根岸ステークスでレモンポップと激戦を繰り広げた。
残念ながらフェブラリーステークスは怪我で出られなかったが、1,600mの武蔵野ステークスではレモンポップに勝っているので、出ていれば勝てた可能性も十分ある。

しかし、デシエルトは同じ1,600mのグリーンチャンネルカップでギルデッドミラーに勝っているのだ。
つまり、レモンポップ、ギルデッドミラー、デシエルトの3頭で、今年のフェブラリーステークスや根岸ステークスがより盛り上がったんじゃないかと思うのだ。

そういった意味でも間違いなく重賞レベルの力はあると思うので、デシエルトの今後に期待したい。

ハピ

キズナ産駒の牡馬ってなんかこういう馬多いよな…
ディープボンドをはじめ、善戦マンというか勝ちきれないというか。
まあだからこそ応援したくなるんだけどね。

不良馬場のマーチステークスで7着になるまでは8戦して掲示板を外しておらず、そのうち6戦で上がり最速を叩き出している。
なおジャパンダートダービーでは上がり最速4着というお家芸をしているが、鞍上は当然のごとく藤岡佑介。

次走は未定のようだが、現在の主戦騎手であるノリさんからは「ブエナビスタみたいだ」という高い評価を受けているので、その能力が開花するときを待ち続けよう。

幸いまだ4歳なのでまだまだ慌てるような時間ではないし、ダートなら寿命も長いのであと数年はチャンスがありそうだ。

おわりに

今回はダート馬を中心に書いた。

そういえば前回取りあげたジオグリフは宝塚記念か帝王賞かで悩んでいるそうだが、宝塚記念はやはり距離が少し長いように思う。
かといって日本の芝が絶対に適しているとはやってみないとわからないので、一度帝王賞に出していけそうならダート、だめなら芝に戻って1,600~2,000mを中心に大阪杯やマイルCSを目指すというのでどうだろう。

ちなみにこの記事を書いている6月3日は鳴尾記念があった。
同じく前回取りあげたフェーングロッテンが僅差の2着に好走したのは嬉しかった。
直線で一回沈むと思ったが、あの粘り腰はさすが。
なおアドマイヤハダルを買っておらず馬券は外した(^^;

次の記事も今回と同じく22世代の期待している馬を書こうと思う。
次は短距離馬や牝馬を対象にしようと思うのでまた読んでくれると嬉しい…




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