大阪(海遊館・梅田)【2020/02/03】
今や全国区で有名になった海遊館は案外梅田市街から近い。海辺に面した駅を降りるとシンプルな街並みが海遊館に向かって続いている。
大阪の友人とお好み焼きを食べた後、街を行ったり来たりしてから目的地に向かった。
海遊館にはお魚ばかりだと思っていたけれど、水回り(?)の動物たちが幅広く飼育されているコーナーが最初にある。カワウソは可愛い。「嘘」みたいに「かわ」いいので「カワウソ」という学説が現在では有力なのも納得である(嘘)
鴛鴦の鮮やかな羽の色は作り物のような色をしているといつも思う。高校時代に鴛鴦の剥製をモデルに油彩の授業を受けたのを思い出す。
飼育員さんの手づからしかエサを食べない鳥。
彼はこのあと公衆の面前で水に向かって糞をしていた。水中の魚たちは迷惑だったに違いない。
みんな大好きカピバラ。黙々と草を食んでいる目が結構怖い。
ウツボ。
美味しそうな蟹。
水底にいる鮫たちが好きで好きで仕方ない。チョウザメもトラザメもイヌザメも好きだ。
いい表情をしている。
なんだその目は。
あざらしもいる。三人いるうちの一人があまりにも芸をする気が無くてかわいかった。エサをもらわない代わりに芸もしない。悟りの境地である。
僕が好きなペンギンはイワトビペンギンの仲間である。その名前の通り、岩の上をぴょんぴょんと跳ぶように移動する。
特徴的なのは眉毛のようなかっこいい黄色の筋。
土産物屋をワイワイしながら見て外に出ると、港は夕暮れになっていた。
夕食を食べてから友達とは別れ、夜行バスまでの時間を駅周辺でつぶす。この日、ちょうど節分だったので、コンビニで買った恵方巻を食べる。丁度駅の延びている方向と同じ向きだった。
高層階から眺める新幹線のホームには人がまばらだった。人を一方的に眺めているとき、罪悪感とも違う不思議な気持ちになる。いま自分もどこかから見られているのだろうか。