自分の「好き」が分からなくなる前に

世の中には、いいものが溢れている

それを好きというと通でオシャレに見えるような
喫茶店、音楽、絵画、映画、家具
その分野では有名なものを知っていて、その良さがわかること
それ自体がステータスだと思ってしまいがちだ

そんなことはどうでもいい
オシャレなものが好きな人はオシャレだし、
ひとつの価値観として突きつめていることを魅力的に感じる

それに合わせたらオシャレだと思っている自分が問題だ
ダサい。
そのものの本質的な良さを知らずに、
それを知っていることをアピールする
オシャレな人のオシャレな価値観を無作為にお借りして
自分の体にセロテープで貼り付けているような

そんなもの、2本の指でつまんで「ぴっ」と引っ張れば
簡単に剥がれ落ち
結局一部たりとも自分の栄養や体の一部にはなっていないのに。

本当は、オシャレなものなんか興味ないのに
みんなに合わせなきゃいけないという
古来からの集団行動心理が寄生しているのかもしれない

無頓着でいることに危機感を覚えて
憧れの人の好きなものを好きになりたくて
無理にでも知ろうとする
いや、知ろうとすること自体が悪いのではない
自分がそれを好きだと思い込むことが危険なのだ
好きなものが違うという理由で仲良くなれない相手なら
きっと仲良くなれたとしてもしんどいだけだ

自分の価値観を守りぬけ
自分が本当はなにが好きなのか分からなくなる前に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?