🖥🥽 リアル≫VR, 3D≧2D

#描写がすごすぎて言葉を失った映画
『プライベート・ライアン』
概出だろうけど。この映画までは
『世紀の大作戦！巨悪ナチスを倒す華々しい上陸作戦』
だったノルマンディー上陸。
映画館最前列で観て後悔した。 pic.twitter.com/0YS9s60NH7

— bj 🐈🐾☁️ (@BJ246) June 18, 2023

最近はBlu-rayやDVD、配信で映画を観ることが多いけど、唯一この映画だけは絶対映画館で観た方がいい映画。
とにかく最初の15分から20分にかけて怒涛の映像で圧倒してくる。

プライベート・ライアンは観たことある人なら分かると思うけど、自分が映画館のレイトショーで観た時はグループデート？で観にきた男女グループがいて、映画が始まると「せっかく静かに映画観られると思ってたのにポップコーン食べる音うるせぇ！」と思ってたら冒頭のノルマンディー上陸作戦のシーンでポップコーン食べる音がピタリと止んだ (笑)

さらに自分の場合は後になって自衛隊の総合火力演習(以降「総火演」と略記する)を現地に見に行く機会があって、映画(プライベート・ライアン)の音響が霞んでしまうぐらい凄い戦車の実弾の発砲音や衝撃を安全に体験することができた。

総火演は実弾を使うとはいえあくまでも演習なので、戦車が発砲する直前の赤い旗を振る合図を見たら指で耳を塞ぐんだけど、予め撃つと分かって身構えていても発砲音(轟音)と身体に伝わる衝撃にビビった記憶。身体全部揺れる、というか衝撃が突き抜ける感じ。

そして発砲後には後ろで見ている観客がいるところに熱風が吹いてくる。そりゃ実弾使ってるんだもんな。

上記に加えてさらに戦車や敵の歩兵等に対峙して自分が的になって本当に死ぬ危険があるのが実際の戦争。

参考：ウクライナ軍特殊部隊によるロシア軍の塹壕掃討動画
※警告：遺体が出てきます

ということでアニメや映画とリアルは違うので、実際の状況に近い環境を経験した人ほど簡単に「戦争するぞ！」なんてイキらないと思う。

だって映画じゃないし本当に怖いぐらい一瞬でサクサク人が死ぬよ？ゴメンで済んだら警察要らないどころじゃないよ。問答無用で死んだり手や脚が吹っ飛ぶよ(※)

※プライベート・ライアンのノルマンディー上陸作戦のシーンはこのあたりをきちんと描写してる。長渕剛が主題歌を歌ってる映画「男たちの大和 YAMATO」なんかは実際の生存者の証言によると戦闘機の機銃掃射や爆弾で大和の対空機銃の銃座の操作要員がやられたりして甲板上が阿鼻叫喚かつ血の海になったはずなのに映画にその描写は無い。

普通の人が合法的かつ安全にできる体験として、海外の実弾射撃体験、および国内で空砲を撃つのような展示があればミリタリー好きも戦争反対な人も機会があればぜひ一度体験しておいた方がいい。

・ラスベガスの地元民が射撃の練習に来るシューティングレンジで安全ルールを守って実銃射撃
[9mmパラベラム弾→グロック17と26、S&W M359?(忘れた)、357マグナム弾→シルバーのコルトキングコブラ]

→屋内のシューティングレンジは一般的に火薬を減らしてあるが、グアムにある観光客向けなんかだとさらに火薬を減らしてあるので地元民が通うようなシューティングレンジに行くとよい。

※実銃なので施設の安全規則とスタッフの言うことは必ず守らないと最悪死亡事故が起きる可能性がある。またスタッフは弾が込められた銃を腰にぶら下げているので、例え冗談でも他人に銃を向けたり威嚇するようなことをすると正当防衛で自分が撃たれる。

→的を撃つのは楽しいけど、警官のような悪党から人を守る仕事はともかくこれを生身の人に向けるのはヤバいし、間違ってる。

→リボルバーで357マグナム弾を撃つとシティーハンターや次元大介のように華麗にはいかない、というかシューティングレンジでは連射禁止。
357マグナム弾は引き金を引くと轟音と共にシリンダーからも大きな火花が出てビックリするのと火薬の燃えカスがピッと飛んできて顔に着く(熱くはない)。

→グロック26のマルイのエアガンは撃った時のリコイルショックが(かなりスケールダウンしてるけど)本物と似た感じで好き
グロック17と26なら26の方が撃ってて楽しい(個人の感想です)

→コルトキングコブラはKSCからモデルガンが出ていたので帰国後に購入したが、樹脂に銀メッキしたものと本物を比べるとやはり質感はかなり落ちる。またリボルバーのモデルガンは引き金を引くとシリンダーが回転して回り止めの金属製パーツと接触して傷が付くため引き金を引けない (笑)

・自衛隊の総合火力演習は現在は配信のみになったから日本国内で民間人が実弾演習を生で観ることはできなくなった。もし陸上自衛隊の千僧駐屯地なんかでまだ戦車の空砲撃つ展示をしていたらそちらを見学すべし。
もちろん迫力は 実弾演習＞空砲発射展示＞＞プライベートライアンの音響 の順

→実弾演習を安全な場所から見るの分には迫力満点でいいけど、戦争というのはああいう戦車の前に立ちはだかることなので他国に侵略なんてするもんじゃない。
ただしウクライナの現状を見ると分かる通り、侵略されたら自分の大切な人たちを守るために戦わないと全てが終わる。ロシア推しの陰謀論者が降伏をやたらとすすめてくるのは過去の歴史や現実を知らない人の戯言。
[他国を侵略するような国は戦時国際法を守らず、ロシア軍のように民間人や民間施設、果ては原子力発電所の施設まで攻撃し、金品の略奪、女性はレイプ、男性の捕虜の睾丸切除(子孫繁栄が見込まれないジェノサイド)等が実際に起きている]

VRや3Dは危険を伴わずに安全に普通の人には出来ないようないろんな体験ができるし、それはそれでいいことだけど、法律や安全規則を守ってやれるなら何事も可能なかぎりリアルやそれに近い体験ができる方がいいに決まっている。

なお映画プライベート・ライアンの登場人物で好きなのはヘッダ画像に載せた信心深い狙撃手のジャクソン二等兵、ホーヴァス軍曹を演じるトム・サイズモアはブラックホーク・ダウンなど戦争映画でいい味出してるから好き。