こんなに思い入れを作るつもりなかった
1年5ヶ月続けたバイトを辞めた。
今日、正確に言えば昨日のことである。
最後まで色んな人に引き留められた。
「必要な存在だから」
そんな風に言われたのは初めてだったし純粋に自分は仕事が出来ない方だと思っていたから、驚きと同時に嬉しかった。
本当にたくさんの迷惑をかけたと思う。バイトを辞めた理由は「卒業制作で忙しくなる/卒業制作に専念したい」(建前、ちょっと本音)と「店長とこれ以上働きたくない」(本音)。引き留められるときに「籍だけ置いて、入れるときだけでも」「店長とシフト被らないようにするから」とまで言われた。ただ、最後に店長と一緒に出勤したときに(あ、これ続けるとか無理だな)と思った。
結局、先日応募した短期のバイトが受かったので続行不可能と判断して辞める決断をしたのだけど、ここまできても、本当は、僕はこのバイトを辞めたくなかったのかもしれない。
辞めるって言ってから店長が今まで以上に大変そうに見えた。シフト作成とか。人足りないのにさらに足りなくなって。性格のせいだろとか言いたいけど申し訳なさはどこかにあって。それを思うと泣きそうになって。
人とのつながりとかやたら大切にしちゃう人間だから、僕は。バイトって働いてお金を得るだけだと思っていたけどそうじゃなかった。パートさんすごく優しくしてくれて、あぁ、書きながら涙が出る。涙もろいだけ、ってこういうときはいつも言い聞かせてる。結局皆大好きだったんだなって今なら思う。今さらだけど。
最近 諸行無常という言葉についてよく思い出して考える。思い出さざるを得ない事象が頻発しているから。逆らえないものだとずっと思っていたけど、自分で断ち切っていることもあるんだな。
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