音楽好きにはラテン音楽を聴いてもらいたい。その5
ラテン音楽の啓蒙シリーズ。
そろそろコンガについて書かなければならないと思う。
突然だがあんまりTRexについては知らないんだけど、確かマークボラン+コンガの二人でTRexだったはず。
コンガはそもそもアフリカの楽器で、コンガの名前はアフリカのコンゴに由来しているのは有名だ。
個人的にはもっともプリミティブなパーカッションだと思っている。
有名なコンガ奏者のレイバレット。子供番組でこれは贅沢すぎないか?あり得ない。真ん中のロン毛がレイバレットだ。
ラテン音楽を演奏するときに要になるのがコンガの16ビートで、ラテン演奏するときには絶対に必要な楽器となる。
当たり前だが、素手で殴打するのでドラムセットのスネアよりも出音は小さいし自然な音質なので16ビート演奏をしても特に問題はない。逆にスネアで16ビートを刻んだらうるさいし違和感が凄いと思う。
さらに個人的に意見だけど、人類のプリミティヴなビートはコンガの16ビートなんじゃないかなと思っている。人間の心臓と腕のピストン運動がなんとなくマッチしてるんじゃないかと思っている。叩き手としては4ビートや8ビートは遅すぎるような気がしてならない。想像だけど。
本来はこういった自然な感じで叩くようなパーカッションだと思う。音色も非常に良い。
ところが最近では事情も異なる。例えばサンタナのバンドだったArmando Perazaはモダンジャズ時代から活躍していた超レジェンドだけどサンタナのスタジアム級のライヴが大変だった言っている。サンタナからは信頼されていたがツアー中に休みを取ることもあったらしい。
T-Rexもそうだけど、出音としては正直ロック向きじゃないかなと。今時はコンガがどういった位置付けかはよくわからないが、ラテン音楽を聴くうえでは絶対に外せないのがコンガだということになる。
これは70年代のファニアオールスターズのライブのエンディング。レイバレットとモンゴサンタマリアとビリーコブハムがかっこいい。
つづく。
おしマイケル。