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音楽好きにはラテン音楽を聴いてもらいたい。その3
ラテン音楽の聴き方についてのつづき。
唐突だがキューバの歌物をソンと言う。カリブ海にはスカとかソカとかいろいろな音楽ジャンルがあるけど、特にサルサのルーツをソンという。
これはキューバの歴史的なソンのグループ、Matamoros。曲はどれもラテンのスタンダードになっている。
まあソンは歌ものなので、普通に歌を歌ってそんで普通に終わる。どの国でもそうだろう。歌が終わったらおしまいだろう。
ところがキューバにはソンモントゥーノという繰り返しの様式があってなかなか終わらないように出来ている。歌が終わっても繰り返しが続く。
ソンモントゥーノはずっと同じことの繰り返し。
これはキューバの超レジェンドのアルセニオトロリゲスの曲。盲目のバンドリーダーでトレスという3弦ギターの名手でもあった。
とにかく繰り返す。ロックで言ったらヘイジュードの後半みたいな感じだ。又はツェッペリンの天国への階段の最後のコーラスをずっと繰り返す感じか。かなりウザいけど。
結局、ラテンは繰り返しのところで盛り上がれ!!!ということだ。こういったサルサ系の曲だと絶対に出てくるのでその時は踊れたら踊る。踊れない場所だったらちょっとだけ体を動かしてリズムとらなければならない。
これがラテン系の曲と欧米のポップスと違うところで絶対踊らせる感じだろうか。こういったサービス精神が欧米のロックにはない。
つづく。
おしマイケル。