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J.B.を聴かない人っているのかな?その3
前回に続いてジェイムズブラウンについて。JBの人となりについては良く分からないし、いろいろ事件を起こしたりで、性格的にはオレ様系のヤバいやつだったのだと思う。そんなJBのアルバムについて。
前回も書いたがJBのスタジオアルバムは散漫で取りとめがない。ファンクだけではなく、オールドなRB曲やジャズバラッド等を一緒に何の脈絡もなく演奏しているためだ。特にジャズボーカルには思い入れがあるようでジャズボーカルアルバムもジャズ老舗のヴァーヴから数枚残している。コアなファン向けだ。JBにはスタジオワークという考えがなさそうだ。なのでブルースやジャズのようなシンプルな録音を信条としているようだ。
ということで気合を入れていたアルバムはどうやらライブ実況盤ということになる。とりあえずおすすめのアルバムを少しだけ紹介します。
71年のエレクトリックJBsのライブ盤。80年代終わりにリリースされたものだが、リリースされたと同時に名盤となった。私が本格的JBを掘り始めたのはこのアルバムがきっかけ。
JBと言えばまずこの「Sex Machine」かなと。これも70年のライブ盤だが、半分は実はスタジオライブ(やらせの歓声入り)で残りの半分はJBの地元のジョージア州オーガスタでのライブ。シングル盤の大人しめのセックスマシーンよりもこの盤のセックスマシーンの方がカッコいいというのは常識。
「Jungle Groove」。70年前後のJBのコンピレーション。なので他のアルバムと内容がかぶるところもあるが、変なやらせの歓声もカットされているので聴きやすい。これ一枚でJBのファンクが大体分かってしまう優れモノ。
「Hot Pants」。キングというブラックミュージック老舗マイナーレーベルとメジャーのポリドールレーベルとで揺れ動いていたときの作品。なので脈絡もなくその時期のファンクをぶち込んだ感じの作品。JBとJBsのどっちが主役かもない。4曲しか入っていない。ダラダラとJBを浴びたい時用。
超有名な名盤。アポロシアターのライブ盤の二枚目。60年のVolume1の頃はまだファンクをやっていなかったが、このVolume2ではファンクを築き上げたというもの。ファンクとは何かが分かる歴史的なライブ。
まあこんな感じでJBのライブ盤をたくさん聴いてリズムを刻むしかないと思う。
おしマイケル