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帝国主義的音楽配給

昔はレコードのレーベルがあって、そのレーベルの良さみたいものがあったような気がする。しかし、今に始まった話ではないけど、現状はだいたい音楽の配給会社は決まっていて、欧米以外でも世界的にメジャー級になると同じ配給会社(配給される地域は違うが)で配給されることが多い。

グローバル企業の一部を具体的に上げるとこんな感じだろうか。

日本でも世界でもこういったグローバル企業が配給している。それはそれでいいのだが、面白味に欠けるような気がしてならない。なんでこいつらに決められないとダメなのか!といった感じだろう。昔の有名なポピュラー(ジャズ、ブルース、ロックも含む)なんかも大概こういった会社の配下になって供給されている。しかも映画とかテーマパークとかも持っているホールディング企業だ。

だとするとこれらの会社の配給から漏れたアーチストはなかなか聴かれないようになる。私は中南米のラテン圏の音楽をよく聴くが、こういったグローバル配給会社とは縁がないと思われるレコードレーベルが多々ある。例えば、

コロンビアのDiscos Fuentes

キューバのEGREM

メキシコのOrfeon

日本で言ったらテイチクだ。

それぞれの国にグローバル配給されないレーベルがあるだろう。でもSpotfyでは配信されているものも多い。ただしSpotifyでも大手配給会社の方が推しが強くてより多く聴かれている。

身も蓋もない話だったが、音楽好きな方がnoteには多い。大手グローバル配給会社の音楽を何の疑問もなく聴いているのだろうか?それとも独自の世界観で音楽を聴いているのだろうか?

私はもはやグローバル配給企業を怪しいと思っている。音楽は帝国主義的配給だけじゃないと思っている。

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