5月が終わってゆく。 最近は涼しい風が吹く日が多くてとても過ごしやすい。こういう日は近くの芝生に座って誰かと軽くお酒を飲んだり音楽を聴いたりたわいのないことを話したりしたい。とは言え、それを誘うような友人は近くにいないし何よりも社会的・健康的な事情としてあまり推奨されていない。残念だなと思いながら、今日も夜散歩をしていた。 散歩をしながらいつもぼんやりと考えごとをする。日々について、過去の出来事について、この先について、誰か他人について…。ことさら熱心に書き留めるま
最近考えていることを書こうと思ってしばらくぼんやりしたあと、やはりそれよりは絵を載せておくのが良いだろうということになった。 青、コーヒー、湯気。まあコーヒーじゃなくてもいいかもしれない。 描いているとき、思考の99%くらいは「どうして描いているのか」という感じだと思う。 それでも、とりあえず描く。何が、というわけではないけれども。
昨日は一日中雨が降っていた。朝、コンビニエンスストアでシナモンロールとカフェオレを買って、僕は勇み足で歩いていた。水たまりを踏まないように注意をするけれど、すでに靴のつま先には少しだけ水が染みこんでいる。やわらかな風が吹く季節になったと思ったとはいえ、雨が降るとまだ寒い。 今日は一転して良く晴れて、夕方少しだけ散歩をすると多くの人が街を行き交っているのを見かけた。昨日の雨に加えて今日の強い風が、桜の花の多くを散らせていて、春めいた気分も風に乗って吹き飛ばされた気がした。
イモトアヤコさんのインタビューを読んだ。印象的だったのは次の部分だ(最終閲覧日、2019年11月27日。強調は僕によるもの)。 ミャンマーの小さな村でロケをした時に、合間に地元の子どもたちと遊ぶうち、2人の男の子と仲よくなったことがあります。ロケが終わって帰る時に、彼らはサドルもブレーキもない自転車で2人乗りの立ちこぎをして、追っかけてきてくれたんですよ。ブレーキがないから岩にぶつかって止まって、転んで笑って。それで、ミャンマーのお菓子をくれたんですね。持ってるお菓子を全部
"Abstract"はNetflixのシリーズのひとつ(リンク先はYouTube)。 このシリーズはデザインのものの見方を扱っていて、いろいろなデザイナーが出演している。シーズン2、エピソード1ではオラファー・エリアソン (Olafur Eliasson)が特集されている。アイスランドのコンサートホール「ハルパ(Harpa)」の設計にも携わっているようだ。 Wikipediaによれば(2019年11月15日)、 1989年から1995年まで王立デンマーク芸術アカ
今回はとかげ、うさぎ、それからきつね。とかげは角度が難しい。うさぎは満月にちなんで。きつねはダイヤモンドドッグのようになった。 レイキャヴィークの晴れた夜空は、月が出るとかなり明るい。星もキラキラと輝いているのが見える。対岸にある、雪が積もり始めたゴツゴツとした岩のような山というか丘を見て、なんとなく惑星を感じるのだった。
今回は猫ときつね。 海のような氷河のような、そういうイメージをもう少し形にしたい。
まずは猫シリーズ。 走っている猫。模様は結晶の断面と機械をイメージしたもの。結果としてサイボーグのような猫になった...かもしれない。たまに自分の絵について何らかのリアクションをしてくれる人がいて、それはとてもうれしい。 こちらはSvavar Knútur。アイスランドのアーティストで、spotifyで聴いているけれどとてもいい曲が多い。 現在レイキャヴィークではIcelandAirwavesが開催されていて、街を歩くといろいろなアーティストがoff-venueとして演
前回の記事に載せていた猫の下書きをロゴのようにデザインしてみた。カクカクの感じは個人的に気に入っている。ステッカーなんかにしてみたい気がする。
アイスランドの首都、レイキャヴィークに来てしばらく経つ。ひと月もたっていないし、こちらでの生活感覚について何かわかったわけではない。しかしながら、自身の生活についてはリズムがつかめてきたような気がするし、街を歩いたりして何となく地理の感覚はできたように思う。 こちらでは時間があるから、いろいろなことを考える。思い浮かべるのは、アイスランドについて、ここで出会った人々について、自分自身のことについて...。具体的にはジェンダーや、自立と依存、社会と個人、といったテーマだ。これ
このnoteは僕自身の日々の記録のためにつけていこうと考えているものです。 現在僕は大学院に通っていて、人文系の学問を勉強しています。また、趣味で絵を描いたりしていて、たまにカフェでアートワークが採用されたりします。 こうした日々のなかでいろいろな人に出会ったり本を読んだりすると、僕の場合は考え事が多くなります。それらの整理の意味も込めて、こうして文章を書いています。そうした経緯をふまえて読んでいただけるとありがたいような気がします。もちろん、どのような意味を受け取るかは読み