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3月6日に見たMAMAMOO(ママム)・ムンビョルのコンサート「Director’s Cut : 6equence」から一週間以上経ったが、まだこの余韻を引きずっている。彼女の姿を何度も思い出しては背筋が伸びるような気持ちになった。その勢いでここまで乗り切れたような気がしている。

今回が私にとって初めての彼女の単独のコンサートだった。私はオンラインで視聴したが、実際に会場に観客が入っている状態のコンサートでもあり、彼女の歓声(といってもこのご時世なのでみんな控えめ)や拍手を浴びている姿は本当に嬉しそうだった。バチバチにキメていても最後には笑顔が漏れてしまう場面もあり、彼女らしいなと思った。やはり彼女にはムム(ママムのファン)の前でパフォーマンスする姿が似合う。

コンサートを見ていると、我が子や近所の知っている子の発表会を見にきているみたいな心境になった(ちなみにそんな経験はない)(追記:と思ったていたものの、家族が何かしらの形でステージに立つことが多かったのを思い出した…灯台下暗し)。なぜそう思うのかよくわからなかったが、そのくらい観客との距離を感じさせないというか、アットホーム感があったと思う。後半は観客の様子を見ながら歌うような場面もあり、観客とコミュニケーションを取って一人一人に届けようとする気概が感じられた。本人だけでなく会場にいるムムたちの温かい雰囲気も要因としてあったのかもしれない。

ムンビョルは元々ボーカル担当だったが、今の事務所に移るときにラップ担当になり、かなり苦労してきたという話はよく聞く。今回のコンサートを見ていて、ラッパーとしての高いスキルだけでなく、ラップ担当として身につけてきた作詞の力、そして深みのあるボーカルは、今や彼女ならではのものになっていると感じた。まさに唯一無二のアーティストといった感じ。言葉にすると一言で済んでしまうけど、これまで私の知り得ないようなとんでもない苦労や努力があったんだと思うし、これからもきっと進化し続けるんだろうなと思う。

あと印象に残っているのはムンビョルがムムに対する感謝の気持ちを何度も口にしていたこと。めちゃめちゃ泣いてしまった。いやこちらこそありがとうだよ!と思ったが、この双方向性がいつも本当に温かくていいなと思う。思い返せばいつもムンビョルはムムたちへの愛を伝えてくれていたし、他のママ厶のメンバーもそうだったように思う。

ムンビョルを見ていると、自分を磨き続け、周りの人への感謝の気持ちを忘れず、そしてそれを伝え続ける人というのは、ずっと輝いているんだなと思う。冗談抜きでこの人は名前の由来の通りに輝いている(本名は「ムン・ビョリ」で、星のように輝く人になっとほしいという思いでつけられたそう)。そんな彼女からはまた日常生活を乗り切れる力をもらった気がする。

彼女の音楽やファンに対する誠実さを忘れたくないなと思い、一週間以上経ったにも関わらず書き留めた次第である。実のところ、忙しさ故あまり追うことができていないが、自分のペースでこれからも応援し続けたい。

(ちなみに今日はママムのリーダー・ソラのカムバックの日ということでとても楽しみにしている🍯)

※加筆修正あり


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