日記 光たち

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最近の記事

劇団四季『ウィキッド』観劇記

はじめに先日、大阪四季劇場で上演されている劇団四季の『ウィキッド』を観劇した。数年前から知っていて、いつか必ず見たいと思っていた憧れのミュージカルだったので、ついに見ることが実現して本当に嬉しい。最近何かを見ても文章を書くことができていなかったのに、感動のあまり突然再び言葉が出てくるようになったため、久しぶりに感想を書いてみたいと思う(ありがとう『ウィキッド』…)。観劇してからサウンドトラックを聴き返したり、いろいろな方の感想・解説を目にしつつ考えたこともあるのでそれらも含

    • 私のクワロマンティック実践

      「クワロマンティック」というセクシャリティと、「重要な他者」という概念との出会いについて書いた下記の記事を投稿してから丸2年が経つ。この2年の間に、これらの言葉をSNSで見かける機会が増えたように思う。 この間にパートナーができ、いろいろと考えたことがあるので備忘録として残したいと思う。なおクワロマンティックとは「自分が他者にいだく好意が恋愛感情か否か、また自分が他者に感じる魅力が性的魅力か否か判断できない/しないセクシュアリティ」である(以下参照)。 クワ(クォイ)セクシ

      • 写真とは愛

        元気がない時に自分が撮った友人たちの写真を見返すようにしている。自分が撮ってきた写真に救われるからだ。 わたしは何気ない瞬間を切り取るのが好きだ。いい表情してるな、残したいなと思った瞬間をわたしは撮る(顔が写ってない写真もあるが)。その写真たちを見返して、この表情は自分に向けてくれたものなのかと思うと嬉しいし、こんな美しい瞬間に自分が立ち会っていたのかと思うと泣いてしまう。わたしにとって写真を撮ることは過去の時間に目印をつけておくようなものだ。忘れそうな瞬間も写真を見ればそ

        • 紫の光を見た

          はじめに  2022年9月23日 にOSAKA BIG CATにて、PURPLE KISSのライブ「PURPLE K!SS JAPAN PREMIUM SHOWCASE 2022 〜紫〜」が開催された。私は第1部に参加することができた。ライブに参加する経緯や感想、それぞれのメンバーの印象などを書いていきたい。また前回のムンビョルのライブについての記事と同様に、記憶が曖昧だったり、時系列がバラバラだと思われるがご了承いただきたい。また、PURPLE KISSのことについては、ま

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          6本

        記事

          ムンビョルは愛、光────

          はじめに2022年8月20日、NHK大阪ホールにてMAMAMOOのMoon Byul(以下、ムンビョル)のライブ「Director's Cut : Japan Special Live」が行われた。私は昼と夜の2公演とも観覧することができた…。1週間が経ち、だんだんこの日が遠ざかっていくことが寂しいが、この間に感じたこと、考えたことを一生忘れたくないと思い、書くことにした。3月の韓国でのライブは配信で見たが、そのときは1週間、背筋が伸びるなあという気持ちで過ごした。今回は1週

          ムンビョルは愛、光────

          【読書感想】中村香住「クワロマンティック宣言」を読んで

          『現代思想』 2021年9月号 「特集=<恋愛>の現在 -変わりゆく親密さのかたち」所収の論文、中村香住氏の「クワロマンティック宣言」を読んだ。本論文を初めて読んでからかなり時間が経ったが、この間に考えたことをまとめたい。 親しい人にデカめの感情(定義が難しいのでこのように呼んでいる)を抱くたびに、この感情が何なのかネットで検索してみたが、恋愛感情かも!と出るばかりだった。しかし恋愛感情と呼ぶには違和感があるし、そもそも恋愛感情って何??と思うことが多かった。ドラマや映画、

          【読書感想】中村香住「クワロマンティック宣言」を読んで

          SEVENTEENという光

          はじめに先日、MAMAMOO(ママム)に対する情熱を文章にした。 MAMAMOOを好きになってから、ほかのアイドルの曲を聴いたり、韓国ドラマを見たりなど、韓国のエンタメにどっぷり浸かっている(楽しい…)。そして昨年秋ごろから、MAMAMOOがきっかけで知ったSEVENTEEN(セブンティーン)(通称セブチ)に対しても並々ならぬ情熱を抱くようになった。 そこで今回は、前半にSEVENTEENとの出会いとなったMAMAMOOとのコラボについて、後半に私の思う彼らの魅力について

          SEVENTEENという光

          3月6日に見たMAMAMOO(ママム)・ムンビョルのコンサート「Director’s Cut : 6equence」から一週間以上経ったが、まだこの余韻を引きずっている。彼女の姿を何度も思い出しては背筋が伸びるような気持ちになった。その勢いでここまで乗り切れたような気がしている。 今回が私にとって初めての彼女の単独のコンサートだった。私はオンラインで視聴したが、実際に会場に観客が入っている状態のコンサートでもあり、彼女の歓声(といってもこのご時世なのでみんな控えめ)や拍手を

          MAMAMOOへの情熱が止まらない

          はじめに 「ママムへの情熱が止まらないので早急にママムについて書きたい……」とつぶやいてから、かなり時間が経ってしまった。でもまだまだ止まらないので以前から書き溜めていたメモを元に、MAMAMOO(以下、ママム)への情熱を文章にしてみた。 1.ママ厶とは ママムは2014年にRBWという事務所からデビューした韓国のガールズグループ。メンバーは、Solar(ソラ)、Moon Byul(ムンビョル)、Whee In(フィイン)、Hwa sa(ファサ)の4人で、圧倒的な歌唱力とパ

          MAMAMOOへの情熱が止まらない

          愛は熱いうちに

          2020年はとても大変な年だった。誰もが自らの生活を変えることを強いられてしまったのではないだろうか。 休みがあると旅に出てしまう私にとって、GWにどこにも行けないことは苦痛で、楽しいことなんて一つもないと絶望していた。そんなとき映画やドラマを見ることを家族が勧めてくれた。その一つが「Glee」(2009~2015年)というアメリカのドラマだった。高校のグリークラブ(合唱部だけど、日本の合唱部とは違って踊ったりもする)を中心とした物語で、キャストたちがヒットソングやミュージ

          愛は熱いうちに

          ママムへの情熱が止まらないので早急にママムについて書きたい……

          ママムへの情熱が止まらないので早急にママムについて書きたい……

          ネイルと私

          ネイルをやってみたらちょっとだけ自分のことが好きになれた。 私は女性だが、言動などから男性っぽいと言われることがある。 ネイルが好きで、よく自分や他の人の爪を塗っている友人がいる。ある日私の爪を塗ってくれるというので、私がネイルしてたら変じゃないかな…と不安に思いつつも、気になるので塗ってもらうことにした。 友人は私の雰囲気に合う感じの爪にしてくれたのでとても嬉しかった。パソコンのキーボードをたたいている時など、手を使って何かをするときに必ずきれいな爪が目に入るのでとて

          ネイルと私