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子供ばんど 祝!40周年!ナヌッ、還暦?! ツアー2013 新宿BLAZE 2013.12.06.
子供ばんどの結成40周年全国ツアーのファイナル。ここに仲井戸麗市がゲスト出演すると発表された。このことを素直に嬉しく思える自分、嬉しく思えた自分が好きだ。この思いを邪魔するものは何もない。足を運ばなければいけない。
実に楽しい3時間だった。感傷的な気分になることはまったくなかったが、感動的なのである。カラッと明るいのに、ジーンとするのである。バンドの40年と共にある、あの場にいたお客さんそれぞれが持つ年月。新宿BLAZEの空間に凝縮されていたそれが、客席のあちこちで爆発していたのだろう。全編を通して本当に楽しかった。
80年代のファンには仲井戸麗市の出演は感慨深い。仙台のロックンロールオリンピックに行ったことがなくても、その共演は知っていたし、想像の中で観て聴いた気になっていた。チャボのソロ・ライヴにうじきが飛び入りしたのは実際に観た。麗蘭のライヴでうじきが騒いでいたことも知ってる。チャボは伝説の湯川トーベンによるイージーズのメンバーだった。CHABO BAND結成のためのオーディションにトーベンが名乗りを上げたという噂もある。その何年か後のCHABO BANDのメンバーとしてトーベンはベースを弾いた。こういったことが頭の中を巡った。
チャボは本編で3曲演奏した。「チャンスは今夜」「打破」「いい事ばかりはありゃしない」。僕の中では、この3曲すべてが子供ばんどと繋がっている。アンコールでは「マネー」と「サマータイム・ブルース」。この2曲も僕の中ではチャボと子供ばんどが繋がっている。子供ばんどと仲井戸麗市の共演としては完璧に近い選曲だったと思う。
本編ラストの「踊ろじゃないか」は素敵だった。なかなか表に出ずにいた想いがイントロと共に解放されたようだった。
さあ みんな踊ろじゃないか
やなこた忘れて 踊ろじゃないか
短い時間だったけれど、間違いなく嫌なことは忘れられたよ。
バンドはいいぜ…とうじきつよしは言っていた。そうだよ、バンドはいいよ。バンドはいいぜ。<2013-12-07 記>