KISS 特別参戦!ももいろクローバーZ 東京ドーム 2015.03.03.
2013年の来日公演を観ているのですが、何だか久しぶりな気がするのが不思議でした。それはともかく、2年ぶりのキッスです。
東京ドームでキッスというのは、あまり気が進みませんでした。当初は東京以外に行こうと計画もしたのですが、都合をつけられず…。でも、なんてったって僕にとっての最初のロック・ヒーローです。ドーム、行くしかないなぁ…ということで、会場に向かうまではテンションは下がり気味。水道橋の駅に降り立っても、なかなか気分は上がらず…でしたが、開場を待つ人の群れにキッスのメイクをしたファンを見るだけで盛り上がってしまいました。時間にしたら、おそらくコンマ1秒程度でしょう。つまり、そういうことなのでしょう。キッスを観るということは、そのときの気分は関係ないような気がします。これが僕とキッスの関係なのです、きっと。
オープニングは「Detroit Rock City」でした。小学生のころから当たり前のように聴いていて、知っていて、望んでいた曲です。それでも、初めて与えられたと同じショックや興奮を受け、感動してしまいます。あの、イントロ4小節だけで。後は最後まで僕の好きな、僕が望むステージを演ってくれました。
本編の内容は言うことなしでしたし、アンコールでのももクロとのコラボも自然に接することができました。聴きたい曲を演ってくれたし、鉄板の見せ場シーンは健在でした。そして何と言ってもキッス・クラシックスの瑞々しさです。不滅です。僕はコンサート全編を通して、十代の頃と同じ笑顔だったはずです。これはこれからも変わらないと思います。それが僕とキッスの関係なのです。
この日のお客さんには、メンバーにお面が配られました。誰のお面なのかは選べないのですが、僕はジーンでした。こうした音楽以外にも楽しませてくれるというのも魅力です。40代、50代の大人がお面をもらって喜んでいるのです。素晴らしいことだと思います。これがファンとキッスの関係なのです。<2015-03-05 記>
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