塚本功 新春スペシャル 2days guest 小島麻由美 下北沢lete 2019.01.05.
昨年は行けなかったので2年振りのlete。塚本功の新春ライヴに小島麻由美がゲストというライヴは2回目だけれど、既に何度も通っているかのように年初めはこれで…といった、恒例感を感じてしまえるのが不思議だ。
開場を待って並んでいるあいだに聴こえるリハーサルの様子も、実際には本番で演奏されない曲もあったりするので、寒い中でも楽しみながら待つことができるのが嬉しい。
一部は塚本功ソロ・パート。インストから歌ものまで幅広く聴かせてくれる。ギブソンES175Tアンプ直結スタイルの美学。ギター演奏に目が行きがちだが、そのヴォーカルもいい。味があると言ってしまえばそれで伝わるかもしれないが、声はバッチリと出るし、下手なヴォーカリスト以上に聴きごたえがある。
そして二部はいよいよ小島麻由美とのデュオ。その場で演る曲を決めていくような構成。かなり行き当たりばったりなので、何も知らない人ならグダグダに見えてしまうと思うが、そこで繰り広げられる演奏がとにかく凄い。さらに二人は言わずもがなの阿吽。ギターと声を使って音楽で会話する。しかも「泡になった恋」なんてビートがある曲は、まるでバンドかと思わされるようなギターとヴォーカルで、ここが小さな会場だというのを忘れてしまう素晴らしい演奏。
小島麻由美のライヴに満足しなかったことが無い。最高のライヴ始めだ。<2019-01-06 記>
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