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【MBTI】ISFJとINFP 違い・比較・見分け方

今回はちょっと変化球。 バブみ界の双璧 ISFJとINFPの見分け方について。


意外と見分けづらいISFJとINFP

  ISFJとINFPはアルファベット的には似ていないのだが体感がすごく似ている2タイプだ。この2タイプはケア適性が高くものすごく優しいのである。 バブみ 母性の強さではトップタイだろう。

この中INFJが加わると尚更紛らわしいのだが、自身がINFJなのでこれはまあわかる。おおよそ以前の記事で書いたとおりだ。


①なぜ紛らわしいのか?

 ISFJもINFPは、筆者視点だと「素直で善良な人々」というイメージで、かなり印象が被る。波長が合うのか話し言葉でも文章でも通じやすく、割と話が分かる人たちだからだ。

この点ISFPは言葉の主語がない・合図を省くなど、INFJ目線からはコミュニケーションコストがやや高くなるのでそこで識別ができる。これはISFPが非言語コミュニケーションの方が得意であるためで、おそらく彼ら目線だとINFJは同じように思われているだろう。

②INFPのペルソナ?

紛らわしい理由としては、INFPは代替機能Siを発達させてペルソナをかぶっていることが多いからと言われている。この点INFJは少し斜に構えたというか、妙に達観したところがあるのでここで識別はできるだろう。

INFPは補助機能にNe・代替機能にSiを持つタイプであり、理想と現実のバランスが取れたタイプといえる。そのため人並みに苦労をしているINFPは、Neが抑制される状況でも一応常識人として振る舞うことができるようだ。

INFJ目線で見ると、補助機能Feを使う機会がないために代替機能Tiを発達させるみたいなペルソナに近いのかもしれない。INFJは感情と思考のバランスが取れているため一応ロジカルに振る舞える。ISFJも状況や環境によってはこれをやるかもしれない。

INFPの代替機能Siは筆者的にはこのようなイメージでいて、職場のようなフォーマルな環境だとF型かつSi的な振る舞いが目立つことから、ISFJのように見えるのかもしれない。


1.見分けるポイントは「距離感」

 そんなISFJとINFPを見分けるポイントは「距離感」になるだろうか。ISFJは親切でありながらも人との距離感は一定程度保つのに対して、INFPは距離感が近く人懐っこいが人を選ぶという印象だ。

INFJは少し達観して無機的に見えるかもしれない。どこまで行っても距離が一向に縮まらない感覚はあるだろう(そんなこともないのだが)

①親切だが距離はあるISFJ

 ISFJは親切な人たちだ。新しい環境で馴染めない人、困っている人がいると手を差し伸べてくれるし、手伝って欲しいと頼むとまず断らない。根本的に優しい人達というのは間違えない。

ただしISFJと距離を縮めるのは意外と難しい。そこはやはりJ型だからで、一定の段階・節度を踏みたがるからだ。「親しき中にも礼儀あり」というもので、相性がいい人であっても仲良くなるには接触回数をそれなりに増やす必要があり、意外と時間がかかる。

②体面を気にするISFJ

 またISFJは体面を気にする。先述の「親しき中にも礼儀あり」というもので節度や建前を重視するため好意は前面に出さないことが多い。この辺の奥ゆかしさはJ型でありFeユーザーらしい。誰かをサポートするときも人目に触れないように、コッソリ助けてくれることが多い。

また好きな人がいる場合、公衆の面前でイチャイチャすることはまずない。周囲の目がはばかってしまうためだ。ただしそれが公然の事実としてバレバレであってもそうしようとするので、あまりにも進まなくてじれったくなってしまい「もう付き合っちゃえよ!!」となるパターンも多い。

IxFJは石橋を叩いて渡らないので、結果として「好き避け」みたいのが多くなって損することが多いかもしれない。イケイケ!押せ!倒せ!ヤレ!ヤッちゃえ!!と周り全員が固唾を飲んで見守っているにもかかわらず亀の如く一向に進まない。両者こうだと千日手になってしまう(1敗)

③距離が近く人懐っこいINFP

 この点INFPはISFJに比べるとかなり距離が近い。仲良くなりたいなと思って声をかけると大抵受け入れてくれることが多い。この辺の寛容さは補助機能Neの賜物だろう。それでいてENFPのようにフワーッ!と浮遊感を与えていなくなるということもないので安心感がある。

ただしINFPは主機能Fiなので、割とハマる人とハマらない人のムラは大きいタイプでもある。xSFPのように間口こそ狭くないものの、ストライクゾーンの狭さはやはりFiユーザーで、INFPの琴線に触れる人はそれほど多くはないかもしれない。

④体面はあまり気にしないINFP

 INFPはあまり体面を気にしないことが多い。そのため好意はあまり隠さないため、誰が好きなのかはわかりやすい。惚れっぽいタイプなので尚更わかりやすい。

Siがあまり育っていないINFPは割とベッタベタになる。親友が好きすぎてところかまわずハグをかましたり、夕方のマックなどでイチャコラしているようなタイプだろうか。xSFPはもう少しウェットな感じが減ってサッパリした感じになる。

Siが育ってくるとそれはまずいということでしゅきしゅきオーラを抑えることを覚えるが、好意の伝え方としては素直かつ自然で印象が良い。この辺はISFJやINFJが成長すると好意を伝えることを学ぶのとは対照的で興味深い。


2.仕事における印象

 これも素の能力次第でくつがえってしまうため、なんとなく印象論になってしまうのだが、ISFJはしっかり者で、INFPはどこかポンコツめいた雰囲気があるかもしれない。ポイントは内向感覚Siの位置で、これが注意力の差になるのかな。

①しっかりしているISFJ

 ISFJは割としっかり者な印象を外部に与えることが多い。職場や人間関係といったフォーマルな場において、あまり目立ったミスや失点がないので、見ていて安心はする。外見も身だしなみの整った人が多い。

また面倒見がよく、どちらかというフォロー・サポートする立場になりやすい。Feユーザーらしく利他性・貢献意欲があり、たとえば誰も見ていないのにメンバーの机を拭いてくれたりする。そしてそれに気付いて感謝を述べると物凄く喜んでくれる。

一方で悩みを抱え込む傾向があり、他人を優先するあまり自分を後回しにしたり、ないがしろにすることがある。保身と自己犠牲のジレンマ・罪悪感を常に感じやすく、ストレスは感じやすいかもしれない。

②融通が利かないISFJ

 ISFJはあまり融通が利かない。ISFJには心配性という弱点があり、アドリブやマルチタスクはあまり得意ではない。そのため仕事でイレギュラーや想定外の状況になると取り乱すことが多い。

どうやらISFJにとっての劣勢機能Neはネガティブな未来・可能性を恐れるようだ。この感覚はさながらクトゥルフ神話における宇宙的恐怖(≒得体の知れないナニか)のニュアンスに近いようだ。恐慌状態に陥ったISFJは思考が停止してしまい、なにもできないまま塞ぎ込んでしまう。

恋愛においてもこのきらいはあるようで、意中ではない相手から告白されたりすると強烈な拒絶反応に襲われやすい。「あ、いいです。そういうの無理なんで」と半ばパニック気味にシャットアウトしてしまうクセがあり、お互いに傷ついてしまう、禍根を残すなど予後が良くない傾向があるようだ。

③ちょっとポンコツなINFP

 INFPは一方でちょっとポンコツな印象がある。職場や人間関係ではポツポツとミスや失点を落としていくので、「この子大丈夫かな…」という印象を周りに与えがちだ。外見もちょっとだらしなかったり、パッと見整っているようでもよく見るとヌケているところがあったりする。

ただしFiユーザー特有の愛嬌があるので可愛がられやすく、被フォロー適性が高い。そのためみんなでINFPをフォローアップしていると、メンバーがいつの間にかまとまっているという状況が発生しやすい。

INFPはマイペースかつ信条のはっきりした性格であり、それが保たれている限りはストレスを感じにくい。一方で抑圧的環境や、強制力が支配する場においてはストレスを感じて疲弊しやすいためか、「生きづらい」という感覚はあるようだ。

④融通は得意なINFP

 INFPは意外とアドリブ対応は得意だったりする。想定外の状況に遭遇しても「これはこうすればいいと思いますが、どうでしょうか?」と意外と冷静に切り返すところがあり、普段のポンコツ風味とギャップがあってとてもカッコいい。

INFPは情緒性が豊かで心情表現が巧みな人が多いのだが、いざというとき思ったことは割とハッキリ言うので、これが相手の心を動かしたり、周囲の雰囲気や流れを変えたりして、良い結果につながることがある。

恋愛においてもこの傾向はあるようでINFPはしばしば断り方が上手い。相手の気持ちを十分に尊重しつつ、自分としてはこう思う(こうしたい)という意向を正直に伝えるので、予後がいいことが多い。友達から恋人になって、また友達に戻るといった器用な人もいるようだ。


3.ISFJとINFPの似ているところ

①素直な人隣り

 ISFJとINFPは共に素直な性格だ。自己評価は割と低めで、内向型であるため普段の自己主張はあまり強くない。

謙虚でおごったところがなく、従順で相手の言うことを好意的に受け入れやすい。ややおっとりした雰囲気があるのも共通する。INFJと違ってヘンに賢ぶったり、斜に構えたり達観したりしないため、クセが少なく、両親や教師、先輩や上司などから好印象を持たれやすい。

②人の痛みが分かる

 「人の痛みが分かる」という点はISFJもINFPも似ている。そのためケア労働に適性を示すことが多い。

ISFJの二つ名は「擁護者」で、実際に手を差し伸べて相手をサポートしたり、献身的なケアで相手を支えることが多い。対してINFPの二つ名は「仲介者」で、相手の気持ちに寄り添って感情移入したり、相手の感情のシンクロするといった共感力を用いたケアの仕方になる。

この点はINFJも似ているが、「提唱者」たる彼らは主機能Niを用いて組織動態や仕組み、構造といった点に着目してその是非や価値を問うことが多い。劣勢機能Seによる行動力の鈍さもあって、それゆえ個人ケアからは少々遠くなってしまうため、INFJに関してはそこで見分けがつくかもしれない。

③周囲を扇動する

 これはちょっと危険なところで、ISFJやINFPは度々周囲を扇動することがある。それが恋愛がらみの場合はサークルクラッシャーになったりもするのでこの点は見えざる短所となるだろう。

ISFJの場合、気に入らない相手に対して強者をけしかけるところがある。クラスメイト、親友、先輩、担任、上司などに打ち明けることで代理攻撃させるきらいがあるため、そうした強かで黒い一面を嫌う人からは偽善者・カマトト・ぶりっ子と非難される原因になるかもしれない。

INFPはお気持ち表明して周囲を振り回すところだろう。いわゆるヘラムーブ(メンヘラムーブ)というやつで、泣いたり、駄々をこねたり、自○をほのめかしたりして周囲の人間の憐憫や罪悪感を煽り、自身の感情で操るきらいがある。リスカなど実際に行動に出るパターンもあるのでタチが悪い。

INFJも似たところがあり、これはやはりドアスラムだろう。相手や組織を見限って心を閉ざしてしまう。ただし扇動して相手を振り回すというよりは、ある日忽然と姿を消す、突然いなくなるという方が多いかもしれない。


まとめ

 今回はISFJとINFPの比較について論じてみた。ちょうどその中間のINFJもついでに触れてみたという感じになったのだが、INFJはちょっと独特なキャラクターなのに対して、ISFJとINFPは素直でクセのない人隣りなので、むしろこの両者の方が近いかもしれない。

やはりJとPの違いがポイントになるのかな。あるいはFeとFiの違い、Neの位置という感じになるだろうか。

甘えたさんはとりあえずこの2タイプと仲良くなるといいだろう。というか殺伐とした現代社会はISFJとINFPのおかげでかろうじてもっているところはある。筆者は バブみ界の双璧 と勝手に思っている。愛の重さは横綱級で、東のISFJ・西のINFPといったところか。

みんなでもっとだいじにしよう ISFJ・INFP byブルーさん

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