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シドニーのレストラン:Firedoor
Firedoorというレストランのコースメニューを試して来ました。色々とシドニーのレストランを調べていておすすめで出てきて、予約も困難と出ていたのですが、おひとり様でカウンター席をあっさり取れました。
シドニーにミシュランは進出していませんが、その代わりニュージーランドとオーストラリア独自のレスト評価があり、Chef Hat Ratingsというものがあります。ミシュランは星ですが、こちらはシェフのハットの数で評価されます。
18〜19ハットが、その料理のために旅行する価値のあるお店。いわゆる三ツ星レベル?なのですかね。その後に16〜17ハット。14〜15ハット。と続いていきます。
Firedoorは15ハットですので、1つ星のイメージでしょうか。お店は木でおこした火で調理されたものがメイン。コースに出て来たものはデザート以外全てその火で調理されていました。
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こちらはまず前菜のイチジクとカンガルー肉のたたき。カンガルー肉の下にはバターナッツソースが。カンガルーの肉は思ったよりインパクトなく。。。味付けも最小限。前菜なのでそれでいいのかもしれませんが、イチジクの甘味等も特にすごみはなく、これを3つ食べる意味あるかな?という印象。せっかくなので前菜から感動したいと思ってしまいました(笑)もう少し面白いものにするか、このイチジクを1つにして、もう一つ前菜を加えたら一気にコース全体のバリューが上がるのになと感じました。
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こちらはカツオのたたき。カツオは魚独特の臭みが全くなくおいしかったのですが、逆に魚臭さがなさ過ぎて、少し物足りなさを感じました。ソースも見た目は綺麗ですが、とりわけインパクトはなく優しいぼんやりとした印象。1つ目のカンガルー肉の前菜と、このカツオの前菜の量を減らして、もう1品加えるか?もしくは、この2品のインパクトを少しパワーアップしてほしいと感じました。ただ、前菜なのでメインまでの流れを考えると、それがシェフの意図なのかな?とも考えさせられました。
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こちらは魚の前に出てきた自家製パンとバター。バターはかなり強烈にスモークしてあってヘビーな印象。個人的には好きでしたが、ちょっと重すぎるかな、という気も。メイン前でしたのであまり食べ過ぎないようにしました。パンはかなりもっちりとした歯ごたえでおいしかったです。バターも料理もここまでスモーキーにするならウィスキー系の飲み物をもっと推しても良いんじゃないかなと思いました。
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こちらは魚のメイン、タラ。下のレタスとソースはタラと一緒に出されました。タラの焼き加減は最高で、木の皮に包んで焼いたスモークされた感じも最高でした。木の火で焼いているのでメインの魚や肉の調理にベストマッチするのかな?と感じました。木の火の良さがでます。
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お肉メインはこちらのステーキでした。Googleのレビューで見ると、かなりレアの肉が出てきたなど酷評もあったので期待していませんでしたが、このお肉の焼き加減はこの上ない出来栄えでしたし、とてもおいしかったです。しかし、このメインにたどり着くまでにかなりおなか一杯に。。。やっぱり1品目のイチジクと2品目のカツオを少し減らしてもいいかも。あとは、途中で少しスモーキーでない1品をいれるなども良いかもと感じました。
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デザートはこちらで、マンゴーとココナッツアイスの上にメレンゲ。中にはキャラメルホワイトチョコレートの破片がいくつかと、上にはフィンガーラムとローストされた米が乗っていました。こちらはおいしかったです!お肉まででかなりおなか一杯だったので、最後に軽い爽やか目のデザートでほっとしました。
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こちらは最後におまけで出てきたマシュマロ。さすがWooden Fireを使ったお店のプレゼンです。これは最後にほっこりしていい気持ちでフィニッシュできました。
飲み物は、シャルドネとピノノアールのミックスのスパークリング。ロゼ。最後にフルボディの赤で肉を食べました。久しぶりの飲酒とまんぷく感でかなりしんどかったです(笑)
Google では4.1の評価でしたが、僕のこれまでのアメリカでの経験から言うと、もう少し高めの4.3~4.5ぐらいの評価でもいいんじゃないかな?と感じました。店員がかわるがわる僕のアレルギーを聞いてきたり、ワインペアリングをするのか?アラカルトの飲み物を変わるのか?を聞いてきて、若干何度も説明するのが面倒でしたので、その辺のサービスクオリティは簡単に上げられるはずなのにとは思いました。
5品のコースで$195(オーストラリアドル)。お酒もいれて$250でしたので、チップを$50加えて、トータル$300のお会計でした。アメリカドルだと$200以下の会計でしょうか?LAスタンダードで言うとかなりお買い得な気がしました。
2月の上旬には、Sixpenny18ハットのお店を試してくる予定です!