リバイバルについてちょっと考えたこと。
新しい学校のリーダーズの『オトナブルー』が流行っているらしい。
この曲はSUZUKAさんの歌い方とか、その中でも特に「ハッ!」のところとか、和田アキ子さんをオマージュしている様だ。特に『古い日記』にジャケットの画像も含め影響を受けているとか。ここで、参考までにオトナブルーのジャケットと『古い日記』をあげてみたい。
ジャケットはオマージュされているものだとは思う。けれど、声の感じはちょっと違うものだと思う。この『古い日記』はのびのあるボーカルなのに対し、『オトナブルー』はアッコさんの最近のちょっと巻いた感じの歌い方を真似をしているように思う。
『古い日記』について調べてみると、オリコンシングルチャートは最高で44位。その当時はそんなに流行っていなかったんだなと思う。
『オトナブルー』は、昭和歌謡をオマージュしているといっても、サウンド自体はやっぱり現代的だと思う。結局、リバイバルというのは今の時代が過去という時代のそのままを再評価している訳ではなくて、今の時代の価値観から見てカッコイイと思うものを選別し、時には加工して、復刻する行為なのだろう。
デビュー当時はそれほど評価されたなかったけれど、自分がカッコイイと思ったR&Bをやり続け、結局今日このように評価されるようになった和田アキ子さんはやっぱりカッコいい。そして、現在は評価されないけれど、未来において評価されるものは、少ないかもしれないが確かに存在すると感じた。
※個人的に新しい学校のリーダーズは『青春を切り裂く波動』という曲が好き。
凛として時雨とBase Ball bearを足して二で割ったような感じ。(語彙力)SUZUKAさんの力強いボーカルを他のメンバーがどんどん追い抜いていく感じが疾走感にあふれていいし、それぞれのボーカルが個性的で面白く楽しめる。ラジオで聴いてはまってしまった。
※和田アキ子さんの新曲KANPAI FUNKもカッコいい。というかこの年でこんなリズムをとるのが難しそうな若い曲よく歌えるなと思う。