書くずくはないけど、noteはじめました
はじめに
親しい友達が勢いのある熱い文章を送り付けてきて、その内容が割と読ませるので「noteでもやってみたら?ファンが付けばサポートしてもらえるかもしれないし」と勧めてみた。
でも、翻って自分が何かを書くとなると、心の中でもわもわと思っているらしきことはありそうだけど、言語化するとなった途端に詰まってしまう。
無理に書こうとしても、信州方言でいう、ずく(※文末参照)の消耗が半端ない。よって、ブログとかの類は続いたためしがない。
とはいえ、人に勧めた手前もあり、自分でも何か書いていこうと思う。
noteの機能の練習がてらゆるくやっていくので、お見苦しい点はご容赦ください。
書くことの、得意不得意
上では書けないと書いたが、正確に言うと、書きにくいものと書きやすいもの、書くのがだるいものと比較的楽しいものがあることに、書きながら気づいた。
苦手/書けない:読書感想文
ブログの類も含め、「どう思ったか」を書くのが非常に苦行である。
小学校へ上がった当初は「感想文」の意味がわからず、あらすじだけを書いていた。「どう思うか書きなさい」と言われてからも、「あらすじ→はらはらしました。→あらすじ→よかったと思いました。→ストーリーのまとめ→面白かったです。」がいつものパターンだった。
担任がわたしがどう思うかを知ってどうするのか、そもそも本当に知りたいのか、全くの謎であった。だから、フリー作文では詩を書いて文字数を少なく済ましたりしていた。
ただし、中学以降は「国語教師は国語が好きな人」という前提ができ、ちょうど「永遠のジャック&ベティ」の清水義範にはまってもいたので、好きな作家の文体模写的なことをしてふざけていた。中高の国語教師も「海という言葉を聞いて、どんな海が浮かぶかい!?」といきなり呼びかける人や、隙あらば劉邦のダメ人間っぷりを語りたがるような変な人たちが多く、わたしのおふざけも割と好評であった。
得意/書きやすい:説明文、商品POP、会議の議事録
説明文:小学校時代に一度だけ「自分で観察対象を決めて、その説明文を書く」という課題が出て、車輪にゴムを仕込んだ簡易チョロQについて書いた。感想文とは違い、観察するプロセスも書く行為も、非常に楽しかった。
商品POP:大学時代にバイトしていた中古屋で、「とりあえず聞いて書いて」と言われ、主にCDのおすすめポイントを書いたりしていた。
正社員として入った今の会社でも、社内販売として売るもののサンプルをもらい、何かしらの褒めどころを探して書いていた。これも楽しく、売上も上々なようであった。
議事録:文字起こし型ではなく会議の要約的な議事録で、録音機器もない。ノートに書いた落書きと記憶を頼りに適当に書いている。
文体のテイストを寄せる(親会社の文体は、簡潔で好きだ)/ある単語をひらがなにするか漢字にするかで迷う/一部少しだけ表現をくずして臨場感を出すなど、しょうもないことにこだわって書く行為はなかなか楽しい。社内では特に…な感じだが、出向先の親会社の人には受けるようである。
何が書けるのか、何を書くのか
多分、「『自分が』どう思うか」は書けないが、起きたこと・体験したことの羅列や、目的がはっきりしているものは比較的書きやすく、書く行為自体も楽しいんだろう。
ブログやnoteをなんとなく見回っていると、情感あふれた素晴らしい文章を継続的に書いている人たちがいる。親友もそちらのカテゴリかなと思う。
ちょっと羨ましいが、とりあえずは、わたしはわたしが気軽に書けるものを、気が向いたときに書いていけたらいいなと思う。
※「ずく」が気になる方は、以下の記事をどうぞ。ずくをはじめ、好きなことばたちの用語集もつくってみました。
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