国の“珍”資料で読み解く日本の未来。笑えない未来がそこに!?
国主催の壁ドン恋愛セミナー
AIが就職先や恋愛相手を決める
太陽から電磁波直撃、大停電日本、壊滅
ウォーキングデッドのような世界が間近
実はこれ、全て国が発表した近未来予想なんです。
国から発表されている資料がヤバい!というお話しをしたいんですが、ツッコミどころ満載すぎて国がどこまで本気なのか!?理解しがたい部分もあるんです。
ただそこで言っている事がもしも実現しちゃったら、私達の生活やビジネスに大きな影響を与えかねません。
そこで、国が私達の未来をどのように描いているのかをシェアしたいと思います。
「壁ドン恋愛セミナー、国が開催?!」
内閣府は今年4月に「豊かで幸せな人生100年時代に向けた、恋愛の役割はなにか」という資料を発表しました。メディアでも取り上げられていたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
小林盾さんという社会学者の方が作成した資料なんですが、簡単に言うと既婚者は未婚者より幸福度が高い。日本人は、恋愛結婚が87.3%だから(ほんとか?)男女ともに、恋人が多い・恋愛経験が豊富な人ほど結婚できる可能性が高い!
そして心も経済的にも豊かで、だからこそ幸せなんです!そのためにはまずは恋愛!じゃなきゃ子供も生まれないよ!という内容です。
えっ!?いま2022年なんですけど、本気で言ってます!?と驚愕しちゃいました。
当資料では、恋愛の役割は幸せのエンジン、と謳っていますが、それを実現する方策として、壁ドンや告白の練習などの教育も取り入れたらどう?と、提言しています。
黙ってるだけで異性が寄ってきてチヤホヤされる恋愛チャンピオンのイケメンや美人は良いんです。ただこの資料によると容姿に自信がない人、あるいは貧しい人はモテない!と断言しているんです。
恋愛するチャンスが少ない!ということは、幸福度が低いの。かわいそうな人、そんな統計が出ちゃってるんです。そこで国が恋愛弱者を救わなければ!と立ち上がったようです。
ただ資料を読めば読むほど、恋愛というよりは出生率低下による少子化の改善案として恋愛をゴり押ししているんだと思いますが、それにしても、ねぇ。
ここで言いたいことは、小林さんへの批判ではありません。
小林さんもこうした資料を作る上で国の意向を尊重したのは言うまでもないですし、そもそも小林さんは別のインタビュー記事で、恋愛や結婚は押し付けるものではなく自由であるべきだ。そして壁ドンのハラスメントリスクについても言及しています。
ところで、2020年にアメリカの民間企業が発表した「子育てしやすい国ランキング」があります。
「安全」「幸福」「コスト」「健康」「教育」「時間」の6つの項目からOECD(経済協力開発機構)に加盟している35か国(2022年は38か国)をランキング化しているものなんですが
1位アイスランド
2位ノルウェー
3位スウェーデン
トップ3は、社会保障に手厚いといわれる北欧各国が並んでいます。
逆に我が国日本は、GDP世界3位の経済大国であるにも関わらず、35位中25位という悲しい結果に。
アメリカのメディアからも「ひとり親の環境は、先進国で日本が最悪」と取り上げられて、諸外国からは、日本は子供を持つには福祉、社会保障などの土台が整備されていないと評価されているんです。
「産みたい」というより「産めない」という現実が横たわる日本。これは恋愛以前に、国の制度の問題だと思うんです。それが今回の資料ではスルーされて、少子化の問題は恋愛弱者をいかに減らすか、という発想にすり替わっているんです。今世界は、差別やジェンダー、格差を是正するという流れです。この資料を読むと逆行している感じがしたのは、私だけでしょうか。
次のぶっ飛んだ発表、それは内閣府から発表された「ムーンショット目標」
「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」することという目標1の他に、全部で9つのテーマが掲載されています。
先日ダボスで行われた世界経済フォーラムでも話題になっていたメタバース、目標1では意識や記憶を保ったまま仮想空間に自分のアバターが転送され、そこでストレスフリーなアバター生活を満喫できるというものです。
これを国は、身体や空間、時間からの解放と言ってます。
目標2は、人体とコンピューターをつなげることにより、体の病気だけではなく鬱や気分障害などの精神疾患も即座にAIが感知し、修復してくれるというものです。AIがホルモンやドーパミンをコントロールしてくれ、即座に気分が優れる幸せな世界の実現です。
3つ目の目標、それは「AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」
ついに人間が操るのではなく、AIが人権?ならぬAI権を持ち、独自で判断・行動ができるようになるというものです。
茨城県が発表した資料に「日本の未来予想について」というものがあるんですが
「2040年にはAIが結婚・就職を決める」AI(人口知能)が個人の信用力や嗜好を分析し、就職先や結婚相手を決めるようになるとしています。
ちなみに、AIが決定したことは絶対!この決定に逆らうな!というマインドセットを持つことを国は期待しています。AIが人権や法律を凌駕する時代も近いかも!?
そして私が最も注目しているのは、目標5
今世界は未曾有の食糧危機に直面しています。
そこで2050年までに微生物や昆虫等の生物機能をフル活用し、完全資源循環型の食料生産システムを開発する。というのがこの目標です。ちなみにお肉の大量消費は様々な環境問題を起こすと言われていますし
アメリカでは気候により干ばつ地域が年々増え、家畜を育てる場所が急激に減少しているという状況です。
そこで今注目されているのが加工肉。
大豆ミート流行ってるもんね~健康で良いよね~と納得したみなさん。
実は話はもっと進んでいて、大豆ではなく「微生物から大量のタンパク質パウダーを作る方法」が研究されているんです。
今後、微生物やカビ、バクテリアが原料で作られた加工肉が晩御飯のメインディッシュになる日も、そう遠くないかもしれません。
ムーンショット目標をはじめて見た時は、正直都市伝説レベルだと思いましたが、すでにその未来に向けて着々とシナリオは進んでいます。
さて少しオカルト的な話になって来ましたが、その流れでもう一つ。
総務省が今年4月26日に発表した
「宇宙天気の警報基準に関する報告:最悪シナリオ」
100年に1回程度の頻度で発生する極端な宇宙天気現象(いわゆるエクストリーム・イベント)について、我が国が受ける被害の全体像(様相)を明らかにするとして、2週間にわたって太陽フレアが連続して発生した場合の悲劇について説明されています。
太陽フレアというのは、太陽の表面で起きる爆発現象を言うんですが、実際そうした爆発は日に何回もあるそうです。
太陽フレアによって問題になるのが電磁波の発生です。この電磁波が小さければ仮に地球に届いても問題ないですが、大きなものが発生すると、電話・インターネットなどの通信、テレビラジオなどの放送、衛星、被爆の可能性もあるんです。
仮にエクストリームイベントが発生したら、航空運用の停止、中でも甚大なのは電気系統が止まる。つまり広域停電が2週間続くと言われているんです。
電力に頼り切った生活をしている私達現代人にとって、これがどれだけ恐ろしいことか容易に予想できますよね。
電気のつかなくなった世界でテレビやネット等の情報も得られず、2週間野放しにされる。まさにウォーキングデッドの世界を想像してしまうのは私だけでしょうか。
もちろん、大規模な太陽フレアが起こる確率は限りなく少ないとは思いますが、当初夢物語や戯言のように思えたムーンショット目標も、少しずつ確実に進んでいるということを考えると、総務省から今このタイミングで発表した宇宙天気のお知らせも、意味がないとは思えないんです。
ちなみに太陽フレアを調べていたら、こんなものも発見しました。
「電磁パルス攻撃」
大気圏で核を爆発させると、おおよそ太陽フレアと同じような被害をもたらすことができる。自然現象ではなく、人為的に、しかも地球の大地に直接ダメージを与えずに、爪痕を残さずに人々の力を奪うことができるというものです。
きな臭い今の世界の状況をみると、何だか嫌な予感がしちゃいますよね。
万が一、電磁パルス攻撃を受けたら、破壊された電力網を復帰させるのに最低でも数年以上掛かり、復興までに数百万人の方が犠牲になるとの統計も出ています。その数年で何が起きるのか!?想像もしたくないですよね。
今は、SF映画かコメディか?とも思えるようなことが日々起こっています。まさにサバイバルの時代。私も今、自分ができる最低限の準備はしています。
ちなみに最近は友人知人との緊急事態ネットワーク強化をしています。
何かあったときに集合する場所や役割など、そんなことを話すのが楽しいんです。こういったときに強いのは支えあえる人がいることなのかもしれません。
ネタだらけの国の「珍」資料、それが実現に向けて着実に動いている現実。
今後もこうしたネタをご紹介していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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