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2024年11月24日 広島カフェテアトロ アビエルト BOILERZ

昨日は広島カフェテアトロ・アビエルト
BOILERZ 高岡大祐tuba ワタンべds
でした。
ありがとうございました。

移動の間も面白かったんですが、やはりライブ中心のことを先に書きます。

アビエルトの大槻さんとはかなり昔からの知己でボイラーズもお世話になったことがあるけどもう10年以上前のことで記憶も定かではない。再会も久々で、数多くの人たちが訪れているアビエルトにも初めてだ。

天井の高い劇場。
一段上がった広い舞台があるが近いほうが良いので壁際の場所に陣取る。

僕はこの日は前日と違いアコースティック、tubaのみ。
広い会場で響きを存分に活かせるので全く異なることができる予感。
沸騰する前に長い長い静寂とともに演奏。
時折隣を通り過ぎる電車の音がともにこだまする。
音の聴こえ方の深さが、この数日と異なる。
それが演奏に響く。
エリックが云っていたように、自分の音で部屋の響きをチューニングし、響きによって自分をチューニングする。

今日の沸騰はとても音階的に現れた。
自分はその環境の響きやドラムから導き出されるピッチやスケールにかなり影響を受けるので、そのまんまの音列で演奏することもある。自分ではなく、響きがやるべきことを教えてくれる。
石から彫刻を掘り出すみたいに。
音の数なんてそれほど必要はない。
置くべきところに置いていって、ちょっと遊ぶ。

休憩を挟んで二部。二人とも少し動く。
舞台に上がったほうが響きが広がる不思議。
天井との高低差による空間は狭くなるのに。
途中、tubaがドラム的役割を担い、ドラムが全くのメロディー楽器になっている長い時間があった。
これ、ワタンべとしかできないんだよなあ。
そして二人でよく歌い始めた。
ドラムとシンバルから聴こえてきた基音はF♯
いいのだけど、この楽器では不安定で苦手な音だけど、ええい仕方がない。声出して歌った後にふいたらそれだったんだから。
なぜか声で歌うのは歌いやすいのは、部屋の響きに導かれるからだろうか。
そのあとにワタンべが出してきた低音の基音がよりによってB♮。
この楽器で一番鳴らない音。マジかよ。
でも、響きには逆らえない。聴こえるのだから仕方がない。
そこから生まれるいろんな音程から、いろいろなアイデアが生まれる。
沸騰してたまに沸点から下がって、を繰り返して、ストトンと終わった。

この夜はかなり冷える寒さだったが、やはりTシャツ一枚で熱かった。

この後には大槻さんの心尽くしの打ち上げ宴会があり、ここでもいろいろな会話が弾む。
今晩泊まりでお世話になる方がすごい人でものすごいお屋敷に泊めてもらうのだけどこの話は凄すぎるのでまた後ほど。

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