見出し画像

プール

夏の醍醐味と言えば、大人は仕事の後のビール?ですかね。子どものようですが、暑い中で食べる、冷えたスイカがいいですね。そして、 夏といえば、海にプール。暑さの中でいかに涼しく、心地よく過ごせるかを考えます。 子供の施設、学校関係でも毎年、水遊びやプールが行われています。(園の水遊び、プールにつ いては施設の中でも、外であっても、 楽しいプール遊びや、海や川など自然の中の水遊びは、楽しさの反面、危険も伴ってい て、つい先日も、プールの事故がありました。プールをし ている以上、どこでも起こりうることで、毎年プールを始める前に、もちろんの こと、環境面での安全確認や、人員配置の確認をしています。

 内閣府から出た 「安全ガイドライン」にも書かれているのですが、『監視体制の空白が生じないよう に専ら監視を行う者とプール指導等を行う者を分けて配置し、また、その役割分担を 明確にすること。』とあります。事故が起きた時は、監視体制がどうだったかは、わ かりませんが、毎年の様に起こる水の事故のニュースを耳にする度に監視体制を整え、事故に繋がらないようにしていたのだろうかと思うばかりです。
 毎日の子供達との活動に際して、通常では
危機管理研修を外部で受けたり、職員間で共有し、プールだけでなく、園内の 危機管理に努めています。また、監視体制の問題だけではなく、職員間の関係性(や りとりや引き継ぎなどきちんとできているか等)や、子供のことをどれだけ理解で きていたか、その上で足りなかったところ、欠けていたところなど、様々な要因
となり事故が起きると言われています。

 以前受けた危機管理の研修の中で、『事故の起こる要因 はたくさんあっても1つでも欠けていれば、事故は起きない。』とありました。ようは、 事故が起きる原因は全てが揃って初めて起こるので、ある意味、事故が起こることも奇跡 的なことであると、話がありました。事故の事例をたくさんあげて、事故の原因を洗い出 し、つきとめて、園に当てはめて防いでいく。一つでも要因が減ることで事故に繋がる確 率は減っていくので、限りなく要因を減らしていくことに努めたいと思いました。

 そし て、マニュアルがあるから大丈夫、確認したから大丈夫。という『大丈夫』は、どこにも 存在しないので、気を緩めずに、見ていきたいと思います。プールは怖い、と思ってしまいますが、プールだけでなく、保育全部が危険と隣り合わせです。このことは大人が心に 置けば良いことで、子どもには危険なことも伝えつつ、”楽しい!”、”嬉しい!”、”気持ち いい!”が、たくさん感じられるような水遊び、プールとなるよう、そして、日々充実した 生活が送れるようにしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?