僕にとっての「白球」
「ユウキ」という幼馴染がいる。
まだ1歳にも満たない頃、新宿の大きな公園の水遊び場で「ウチの子と同じくらいですよね?」と彼の母親が声をかけてきたことから付き合いは始まったそうだ。
お互い近くに住んでいたことから公園で遊ぶにも病院に行くにもいつも一緒で、僕が隣町に越してからも付き合いは続いた。彼は少しやんちゃで、運動神経が良くて、大体のことは彼が先にやっていて、僕は後追いで彼の真似をすることがほとんどだった。
例えば、ブリーフのパンツを「だっさ(笑)」と言われて彼を真似してト