清宮普美代|イノベーションを生み出す「学び」 アクションラーニングが導く創造の世界【文末に動画あり】
こんにちは、小山龍介です。普段、新規事業のコンサルティングを行っているのですが、そのコンサルティング手法の根底にあるのが、実はアクションラーニング。アクションラーニングとは、アクション(行為)を起こすことによって学び(認知)を深めていく、極めて実践的な学習手法です。〈行為〉と〈認知〉の循環によって見えている世界を変えてしまう、究極の学びがここにあると思っています。私が教えている大学院でも、授業では必ずこのアクションラーニングを取り入れています。
この手法のすごいところは、その業界のことについて知らない、通称「ピザ屋さん」と呼ぶ存在であっても、立派にコンサルティングできてしまうというところです。なぜか。ひとことでいえば、重要なのは答えではなく、問いであるということにあります。
今回、このアクションラーニングの日本における第一人者であり、私自身、アクションラーニングを学んだ先生でもある清宮普美代さんをお呼びして、その原理原則と、どんなふうに適用、応用できるのか、深く伺っていきたいと思います。
清宮普美代
日本アクションラーニング協会 代表
WIAL公認マスターALコーチ
東京女子大学文理学部心理学科卒業後、株式会社毎日コミュニケーションズ入社(現:株式会社マイナビ)。Web就職情報などの新規事業の立ち上げや新雑誌創刊と社内システム構築など数々のプロジェクトに責任者として携わる。15年の勤務を経て、渡米。ジョージワシントン大学大学院にて、経営課題を共有化し解決しながら、リーダーと自律型チームを育成する開発手法「アクションラーニング」と出会い、研究を進め、人材開発修士号を取得。
2001年に帰国後、外資系金融機関にて人事責任者、社長室長を経て、2003 年4月に株式会社ラーニングデザインセンターを設立。2007年には国内唯一のアクションラーニング(AL) コーチ認定機関、NPO法人日本アクションラーニング協会を設立。代表を務める。2013 年1 月現在まで、約450 名のALコーチを輩出している。企業導入としては50社を超える導入実績がある。
現在は、AL コーチ、シニアAL コーチの育成や企業導入に対するコンサルティング、講師、講演など多数で活躍。2010年1月、全世界で9人しかいない、日本人としては初めての世界アクションラーニング機構(WIAL) 認定マスターアクションラーニングコーチに就任。翻訳著書に『実践アクションラーニング入門』(2004年 ダイヤモンド社) マイケルJ・マーコード著。著書に『質問会議』(2008年 PHP出版)『チーム脳のつくり方』(2009年 WAVE出版)『対話流』(2009年 三省堂)『20代で身につけたい質問力』(2011年 中経出版)などがある。
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