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【夜廻三 考察 小説版ネタバレ注意】夜廻三あれこれ考える-第2回:呪いについて

はい、第2回です。今回は呪いについてです。

①呪いの種類と効果と対象
②解けるのか解けないのか
EX)まとまらない思いつき

について考えていきます。今回の空想には第1回で考えたラスボスについての諸々の情報を使うので、気になった方はそっちもどうぞ。
あとお詫びなのですが、これを書いてて『呪い』という単語をたくさん入力しているのですが、予測変換で出てくるのがホントにこわいので、以降は『祝い』と記載させていただきます。すみません。
あ、あと『お化け』もこわいので、『フレンズ』にさせてください。ホントすみません。
前回同様、小説版の内容のネタバレを含みます。
大丈夫な方のみさきにににににににに
すすんでください。




では。

①祝いの種類と効果と対象

祝いの効果対象がわかれば、どうやったら姉妹・家族が祝いから逃れられるかが見えてくる気がします。それさえわかれば後は二次創作するだけです。


#1    祝いの種類

夜廻三における『祝い』は、対象が違うという点で2種類に分けられるのでは?  と思っています。
1)『森侵入者』に対する祝い
2)『鈴所有者』に対する祝い
です。
1)は、とコトリ、ユズです。
2)は、母(初期〜失踪前)とムギです。
母(森入り後)は一旦除外しました。

まず1)です。
これは、まぁこのノート読んでる方にいちいち言うのもなんですが、
・『森侵入者』に対して施される『次の朝6時を迎えたら命を落として眷属になる』
というものです。
なので、『森に囚われて刑執行なう』の母(森入り後)を除外しました。

次に2)です。
・『鈴所有者』に対して施される『記憶を失わせていく』『怪異コトリに追われる悪夢を見させる』
というものです。
あ、ちなみに『悪夢を見させる』と書いたのは、引越し先の町でもこれは起きているが、引越し先と舞台の町では(少なくても電車での移動が必要なくらいかつユズが『とおく』と表現する程度の)距離があるので、母が夜外出することを気にしているコトリが気づかない状態になる程度には深まった夜に外出して電車に乗ることは難しいのではないかと思っているからです。田舎の港町の駅行きに、そんな夜遅くに向かう電車があるとは思えません。玄関先に立っていたことは家の外に出たことは確定させますが、そこから夜廻していたことを確定させられるものではありません。

といろいろ書きつつ、とりあえず2つに分けてみました。正直ぜんぜん分からないのでもう少しうたうだ考えていきます。

2種類に分けられるかどうかによって考察が進む要素として、ユズちゃんは森入りしたことによって記憶を失っているのか、という点があります。
作中、ユズちゃんに祝いによる記憶の喪失を指摘したのはコト姉です。ユズちゃんも自覚があるようですが、幼いということで一旦除きます。
コト姉に『祝われたら記憶が蝕まれていく』と教えたのはお母さんです。
しかし、そもそもお母さんが記憶の侵食を受けたときは森にたどり着いてはいませんし、森入りしたときにはすでに記憶の多くを蝕まれています。
『森入り』によって祝いを受けることは作中の描写で確定されていますが、記憶に影響を受けるかどうかはわからなくない?    ということです。だってユズちゃんは森入り云々の前に、ムギにゃんの件をキッカケに記憶封印が発生しているから鈴のことを思い出せないのですし、本編1年前のコト姉との再開時点でコト姉のことを忘れています。

ユズちゃんの忘却が『森入りの祝い』の効果でなければ、祝いを分けることができます。

祝いを分けることができれば、それぞれの祝いの意図が見えてきます。

意図がわかれば、回避条件や解呪条件に近づけます。

ではまず祝いを分けます。
これまで、太歳の君の祝いを受けた存在は主に2つに分けられます。
1)鈴を持たず、偶然見上げたヒトや動物(ユズ含む)
2)鈴を持ち、自ら見上げた母とコトリ(とユズ)

1)の末路については森に囚われた母が目撃(?)しています。末路は『命を落として眷属になる』というものです。
1)を考えたとき、1つの疑問が生まれます。
なぜお母さんは祝いについてのルール、その詳細を知っていたの?
というものです。
1つ妄想を提示します。
『母は、誰かが鈴を1つで返却しに行くのを見たことがあるのでは?』
というものです。

1.『祝い』にはタイムリミットがある。
    詳細には朝6時まで、とまで言っている。
2.解呪に鈴が2つ必要。
    これは、森入り前の『2つで1つだった』という思
    考からではなく『2つでないと解けない』という文
    面で言っていた。

母はこれらを知っていました。ですがぞれぞれ、

1.少なくても6時以降に○んだ者と、6時前に解呪できた者を知る。
2.1つで返却を試みる(試みた存在を知る)。

という経験が必要です。
もしこれを生前(森入り前)知り得ていたなら、

1.母はもっと準備して町に来るか、回想でコトリにいつ知ったかを伝えているはずです。
母は森入り後、森を出ていません。森入りした際に鈴とカメラを持っていないことに気づいたはずです。そのことについて、霊体の母は『学校に置いてきた』と言っています。しかし実際には休憩所の街路樹から回収されています。この発言は、
・母は森入り後の生前、学校を探索していない
ということを示しています。もし森を出て学校を探索していたなら学校に無いことに気づき町を廻るはずです。そして街路樹で見つけるもしくは『(場所の指定なく)町で失くしてしまった』と言うはずです。母は森の出口を知っていましたが、霊体母がカメラと鈴の在り処として真っ先にかつ見つけられなかった旨の発言なく学校を挙げたのでこれが確定します。
そして、森から出ていないなら、正確な時間を知ることはできません。森では時計が機能しないからです。つまり、母自身を除く少なくても2人の情報が必要です。
これは必ずしも娘たちであることを確定はできません。ただ少なくても森入り前にこの情報を知っていたなら、『森の入口は学校の敷地内のどこか』ということすらその日の日中に知った母の回想に出ないのは不自然です。なぜなら母は引越し前、忘却と悪夢の効果という母曰く『祝い』の効果がある状態で何度も何度も朝6時を越えているからです。そこに食い違いを感じますから、『できるだけ話す』という会話で大事な娘に話さないわけありません。さらに、もし町に戻ってくる前に知っていたなら、町で地図を用意するなどという悠長な行動はとりません。時間までに森を見つけなければいけないと知っていれば、すべての準備を済ませて朝7時に町に戻ってきて行動をするレベルで気を使うはずです。
母が『鈴を持つこと』『森に入ること』それぞれ違う祝いを受けることを理解していたなら、森に入ると祝いを受ける話のなかで「もう始まっているのよ」とは表現しません。いえ、正確には、『記憶を失いながらも懸命に現状や情報を娘に伝えようとしている母が』そうは表現しなくない?    という感じですが。「鈴を持ったときから始まっているのよ」「祝いは鈴から始まっているのよ」などと伝えるでしょう。
→タイムリミットのルールは、森入り後に知ったのではないでしょうか。

2.母回想にての『2つ拾ったけど1つ思い出せない。2つ返したい(と考える)が思い出せないし、とりあえず1つだけでも返してみよう』という思考/自暴自棄はおかしいです。『2つ必要だと(知識として)知っているけど、とりあえず1つだけでも返してみよう』となるはずです。○○に書いてあったから、とかで。自暴自棄なら尚更、そこに対する苦渋みたいな感じを直情的に思ったりするはず。
→解呪には2つ必要という情報は森入り後に知ったのではないでしょうか。

1で言ったように、母は森から出ていないので、森と現実の時間差を知りません。その状態で、助けられる娘を連れて森をフラフラ探索するなんてしないはずです。しかし森の出口の場所と、自分は森から出られないことを知っています。ということは、母は霊体になったあとコトリと出会う前までに、多少なりとも森を探索しているはずです。ならばその時に『別時間軸の誰か』に出会っていても不思議ではありません。
もしかしたら、いつかの娘たちだったりするかもですね。エモそう。

まぁそんな訳で、母が知ることができる祝いの情報は、あくまで森で見ることができる情報に限られるのかもしれません。
だとすると、母が知る『祝い』とは、すべて『森入りの祝い』を受けている状態ということです。その状態で得た情報と自分の現状から得られる情報を合わせて情報を整理したら、
・『祝い』の効果に、記憶の侵食がある。
と思っても不思議ではありません。
つまり、作中の会話なら、

・コト姉が『森入りの祝いの効果で記憶が侵食されていく』と勘違いした可能性もある。

・ユズは『記憶の侵食』の効果は受けていない。

・『森入りの祝い』と『鈴所持の祝い』は別物の可能性があり、『森入りの祝い』に忘却の効果はない。

と言えるでしょう。
……ここまで長かった笑    長過ぎですね笑
でもこれなら、鈴の返却を求めて祝うというところに得心がいきますし、ハッピーエンドSSも随分書きやすくなります!
祝いを分けるのと一緒に祝い1)の効果について考えてしまいましたが、とりあえずこんな感じで。


#2    祝いの効果・対象

祝い2)からです。鈴所有者の効果のほうです。
鈴を持っている者が受ける影響は、
・記憶の侵食
・怪異コトリに追われる夢を見る
です。
厄介なのはやはり『記憶の侵食』ですね。
返してほしいのになぜ忘れさせるのか。
調べてみたりしても本当に何も出てきません。
そういえば、ムギにゃんも何か記憶を失くしたりしていたのでしょうか。
……あ、というか、一括りに『鈴所有者』としましたけど、鈴を拾って持ち帰ったお母さんと、渡された(渡す、とはちょっと違いますけど、便宜上)ムギでは、扱いが違うかもしれないんですね。
『自分の意思で拾ったお母さん』と『他者の意思から首輪に着けられた(渡された)ムギ』。
『所有権』というか、今この鈴は誰の持ち物か、という要素があるのでしょうか。
前回に鈴を持ったり触ったりした者の流れをまとめましたが、あれがすべて(もしくはユズちゃんが『返却』する資格を得るまで)、お母さんが所有権を持っている状態だったとか?
……とここまで考えましたが、そもそも太歳の君からしたら鈴はどこまでいっても『自分の所有物』であるはずなので、所有権が移るもなにもないですね。
あ、というかそもそも太歳の君は『鈴を現在持っている者』を知ってはいないですね。だって知っているなら自分の代わりにフレンズたちに探させる、なんてことしなくていいわけです。探すのではなく、持っている者を直接追わせればいいだけです。
!    フレンズに追われる!    もしかしてこれですか!?
ムギにゃんは突然何も無いところを威嚇しその後家を飛び出すという行動をおこなったことがあることは小説で言及されていました。これはムギから動いているのでなく、家にフレンズがやってきているからこその行動です。
対してユズちゃんは本編通りフレンズに追われますが、あくまで『ユズちゃんがフレンズを認識し、フレンズに認識されたから』な訳です。
つまりムギとユズちゃんの『フレンズに追われる』という事象は、明確に違うものですね!
だとすると、『鈴を持っている状態をフレンズに見られた者は、フレンズに追われるようになる』とかでしょうか。ムギはにゃんこなので、首輪につけられた鈴は基本的に常に他者から見える状態にあったと言えます。つまり、太歳の君の『目』であり鈴を探しているフレンズからもすぐ見えるわけです。となれば、太歳の君の意思の有無に関わらず、見られれば追われるはずです。フレンズ自身も鈴を探してますからね。
たしかに現実で考えても、

Aさんの自転車が盗難の被害にあいました。犯人はわかりません。
そんなある日、町中でその自転車に乗るBさんを見かけました。Bさんはその自転車をジモテ○ーで買っていただけなのですが……。

この状況、AさんはまずBさんを疑うはずです。もちろん、ジモ○ィーで買ったことを聞くまではですが。

じゃあそうなるとお母さんが受けた『記憶の侵食と悪夢の祝い』はなんなのか、ですが。

1.町のにゃんこが鈴を持っているという情報がフレンズたちのなかで共有される。しかしそれは1つだけ。もう1つについてはまだ捜索しなければならない。
2.鈴を探すため、ある時間の、町全体を見下ろせる廃ビルの屋上にやってきた怪異コトリ。そこで、屋上から鈴を持ち帰る女性を目撃する。

的な。まぁこれは妄想ですが。
フレンズたちには時間の前後は関係ないので、

・鈴を1つ持っているにゃんこを見つける。

・すべての時間のそのにゃんこを追い、にゃんこの
    首輪に鈴をつけた者を特定する。

・鈴を分けた者を特定する。

と時間を遡って追うことも可能なわけです。
となると、母は太歳の君視点で、『鈴を分けたこと』という罪を負ってしまったのかもしれませんね。だからこそ祝われてしまったのでしょうか?
でも遡るなら最初に鈴を持ち出したっぽいカラスにもたどり着きますよね。そやつは亡骸なわけですが、あれは刑執行完了ということなのでしょうか。それよりもあれでしょうか、鈴を分けたとこまでしか追っておらず、『鈴を分けた』=『鈴を持ち出した最重要容疑者』的な。

──ま、どうあれ『なんで記憶隠すの?』ってところに帰ってくるんですけどね!!!
ほんとーになんなんでしょうか!    返してほしくないの??
あと、こうなってくるとコト姉の祝いも精査したほうがよさそうですね。
コト姉の時系列は、

1.引越し先の町でカメラとともに鈴を受け取る。
2.舞台の町に来る。
3.その日の夜に森に入る。
    →すぐにムギについて、鈴について忘れる。
4.霊体の母の案内で森を出る。
5.学校に戻りユズと再開。
    →鈴のことを訊こうとするもそれを忘れる。
    →思い出そうとして発作?が出る。
        鈴の音で発作を鎮める。
    →ユズがムギについて話したことで、
        ・鈴はムギについていること
        ・ムギの亡骸は鎮守の森に埋葬したこと
        を思い出す。
6.ユズを送り、ユズと別れて神社へ向かう。
    →ユズと別れた途端、鈴について忘れる。
7.夜廻る。
8.ユズに助けを求める。
9.森へ向かう。
    ユズには廃ビルでと伝える。本人も最初は廃ビル
    に向かうが、途中で森へ向かうことにする。
    ユズが廃ビル屋上に来るまで、森に留まる作戦。

といった感じですか。
やはり鈴についてのガードが硬いですね。
ムギのお墓を意識の中心にして探していたからでしょうか、ムギの名前と存在は1度思い出してからは覚えているんですよね。ですが鎮守の森の茂みのなかにはたどり着けなかった、と。
それと、フレンズ自体は見えていたようですが、怪異コトリには追われていなかったのでしょうか。描写はありません。
あれですか?    同じ時間軸に同じ存在は云々的な……。まぁそれは一旦置いておきます。
コト姉の9の後がわからないんですよね。ですので結末がわかりません。
現れている効果については、『記憶の侵食』と『眷属化』のどちらも出ていますね。
この『鈴についての忘却』のせいで、本当にいろんなことがわからなくなります。ユズと別れてすぐに忘れるほど強力な効果ということは、結構優先度の高い効果なように感じます。でも鈴について忘れさせるということは、その者に鈴の返却は求めていないように思えますし……。
ともあれ、コト姉は一番ヤバい効果の祝いを受けているような気がします。
母は祝いの結末から、自分は重い祝いを受けたと言っていました。ただ、こうして祝われたときの状況など並べてみて感じたのは、

【祝いのヤバさ】
ユズちゃん≦お母さん<コト姉

の順ではないでしょうか。
ムギにゃんは記憶の侵食があったかどうかわかりませんが、命を落としたところについては『祝い』ではないと思いましたので一旦外しました。
ユズちゃんは、たぶん1番オーソドックスな祝われ方ですよね。『森に入ったことで、制限時間のある眷属化』の祝いです。もちろん、その他大勢と違い、森入り1年前には鈴に関わりましたが忘れてますし……。

ひとまず、祝いの効果・対象についてはこの辺で。



②祝いは解くことができるのか

祟りは鎮られる、祝いは解ける。
そんなこと誰が決めたのか。

#1    祝いは解けるのか


『初回森入り時には鈴を持っておらず』、
『その後朝6時までに2つの鈴を持ってきた』
ユズちゃんは解けました。
現状、判明している祝いが解けた例はユズちゃのみです。この解けることが確定しているパターンは一旦置いておいて、問題は、
・お母さんの祝い
・コト姉の祝い
は解けるのか、という点です。①を書いていてとても思いました。
鈴を返せというのに、鈴についてのものを含む記憶を思い出せなくするのです。コト姉なんか、記憶のなかでも初めに隠されています。
そもそも、『祝い』とは解くこと前提のものではないのかもしれないと思いました。他の創作物でも、祝いとはその祝いの気持ちとか原因を取り除くとかみたいな合理的な方法で解呪するよりも、力技で解いている感ありません?
……そうでもないかもしれません。平安時代?とかの時代だと、使われた人形を見つけて処分する、とかだったようです。
いやでもつまり、祝うことになった感情や考えを解決するのではなく、手段をどうこうする、という方向ですよね。
記憶が失われていくことについて、お母さんもコト姉も、『自我を失っていくこと』と言っていました。たしかにそうかもしれません。
だとすると、太歳の君の目的は、対象の自己を失わせること・失わせて不幸にすること自体が目的であるかもしれません。それなら、その核となる『鈴』を思い出せないようにする、というのは筋が通ります。
お母さんですが、森に囚われ肉体が○んだ後も少しずつ記憶を消されていき、その果てに消滅なりなんなりするようなことを語っていました。つまり、じっくり記憶が消えていく(=自我が消えていく)ことプラスそれによる絶望・苦痛自体が結末のうちの1つとも言えます。祝い進行中の過程ではなく。
コト姉のほうは……もしかしてあれですか。『鈴が戻るまでのあいだ、意識が消えかけている状態のまま異形にして駒にする』『鈴が戻ってきたら消滅させる』とか……。
そうだとしたら、①の効果・状況による祝いのヤバさと、結末から見える祝いのヤバさが一致しますね。コト姉はめちゃくちゃ怒らせてるようです。

というかそもそも、祝いを解くためには、

・2つ揃えた鈴
・汚れたこいし

が必要なわけですが、ユズちゃん以外は持っていないです。
ただこれに関しては、落ちていることに気づかなかった、という可能性もあります。ゲームではコロコロ転がってきましたが、小説では普通に落ちていて、偶然、ユズちゃんが下を向いて歩いていたから気になって拾ったのです。
コト姉は、母亡骸〜出口まで、母と話をしながら歩いていました。気づかない可能性は大いにあります。
まぁ、落ちていたけど気づかなかった証拠、なんてありませんから、なんとも言えないのですけれども。

なので、
『こいしは貰えなかった=祝いを解く気はなかった』
線でいきます。


#2    アレはなんでキレたのか


ユズちゃんが受けたタイプの祝いである
『朝6時までに鈴を持ってこなければ、眷属にする』
タイプは、要するに誰でもいいから、自分の森に入ってきた奴に、

『おい、朝6時までに鈴取り戻せ。さもないと○す』

という感じなのではないでしょうか。だいぶ無慈悲ですが、元々ヤバい奴なのに、さらにお供え物をとられた状態ですから、まだまだマシなほうなのかもしれません。

問題は、お母さんとコト姉がなんでそんなに怒りを買ってしまったか、という点です。やはりこの点から逃げられないみたいですね。
お母さんは①で言及したので省略します。
ではコト姉ですが……。
もしかして、『鈴を森に持ってきたのに、持ったまま森を出たから』でしょうか。

小説のクライマックスにて、コト姉がユズてゃに、
「1度返すと言ったのに手を引っ込めたらもっと怒らせてしまう」
という旨の発言をしています。
それもそうですよね。

だとしたら、1つのみだけど鈴を持って森に入ったのに、それを持ったまま森を出た、となれば、太歳の君がさらに怒る可能性は割とあるのではないのでしょうか。それなら、コト姉が他よりえげつない状況に陥ったのも筋が通ります。

もしかしたら、『森から盗まれた』というのも、そーゆーことなのかも……?
まぁよくわかんないことになるので今回は置いておきます。

というか、という部分ですが、今回考えてきたのを振り返ると、『怪異コトリ』さん、めっちゃこっち寄りのムーブしてることになりますね。

「どうすればいいの?」となっているお母さんに、「カエセ」と、鈴を思い出させる手助けをしています。

「ムギは生きてるもん」とムギのこと=鈴のことにたどり着くスタート地点に立てていないユズに、
「オモイダセ」と、何をするべきかを伝え続けています。

……真偽とか正誤はわかりませんが、エモいですね。
②#1の祝いの効果を採用するなら、コト姉まじエモいがんばってる。

ちょっともう妄想まみれになってしまってますから、とりあえずこの辺で。


EX)まとまらない思いつき


①記憶について
なんで記憶に関するストーリーになったのかな、モチーフとかになんかあるのかなぁ、と思ってぐるぐるいろいろ考えていたのですが、

『記憶を掘り起こす』って言うよなぁって思いました。

当ノートでは、アレのモチーフを太歳星君と想定しています。
で、太歳星君は『掘り起こす』ことがタブーになっています。
すっごい捻り過ぎてナシ寄りのナシですが、まぁそんなことを思いましたよ、というものでした。

②鈴について
神様関係で鈴というと、神社にあるお参りのときに鳴らすやつしかわかりませんでした。
ので、調べてみました。
あれは『本坪鈴』というそうです。
効果は、

・神様の御心をお慰みする
・厄を祓う
・鳴らした者を清める

とのことです。
──あ、あらー……。ビンゴでは?
まぁ今のところノートで使う予定ありませんのでとりあえず置いておきます。


ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
これついったーでもつぶやいたのですが、
ぜひ、ぜひですね、こんなノートをここまで読むほど夜廻三が好きなあなた!

織田かおりさんの『永久の約束』
を聴いてみてください!!!


まず歌詞調べてみてください!    まじで夜廻三っぽくてヤバいですよ!!!
歌もヤバくて、メロディーというか音?も夜廻っぽいんですよ!!!

乙女ゲーの曲なんですけど!
ほんとに、歌詞だけでも読んでみてください!!

こほん。

ということで、日が暮れる前に投稿しちゃいたいので、ちょっと急いでいます。誤字脱字あったらいと優しく教えてください。

では、また投稿することがあれば、また。

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