ドンブラコの地形について
ドンブラコは他のステージには無い特徴が非常に多く、その分知識がないとクリアが難しいです。地図はこんな感じ。コンテナから見てシャケは(画像向きで)右湧き、左湧き、正面湧きがあります。右湧きと左湧きは壁のせいでシャケは迂回する羽目になるので攻めてくるのが遅いです。
今回はそんなドンブラコの地形を見ていきます。
船上
カナアミ、カナアミ手前
船上の地形はカナアミを境に分ける事ができます。そして最大の特徴はカナアミ辺りがシャケが通るには狭すぎる通路になっているということです。そのため、シャケがすし詰め状態となり激戦区となりやすいです。一言で言うなら、他ステージにおける海岸とほぼ同じような場所、つまりコンテナの目の前のカナアミは海みたいなものです。カタパタワーは居ませんけどね。ボクなんかよりも上手いプレイヤーが揃ってカナアミを超えてからテッパンを倒せというのはこのことです。有名なサモランプレイヤーがカナアミ超えてなきゃ“寄せたとは言わない”とか“はっきり言って足手まとい”とか発言しているのもコレが主な理由です。
また、カナアミのせいでインク回復や素早い移動が難しく、もし仮にシャケを殲滅できたとしてもカナアミ手前のイクラを納品するのに非常に時間がかかります。
これらの点から初動なら兎も角、中盤ともなるとカナアミ手前のイクラを納品するのは効率は異様なほど悪く、また良かれと思ってカナアミ手前で止めて寄せたつもりになっている野良が多いのでクリアが難しいのです。そのため、味方が見ていないテッパンを見つけたら絶対にカナアミを超えさせましょう。
一方でモグラはカナアミや段差があるとその手前に止まりやすいという仕様があり、1度カナアミ手前で止まってしまうと延々とその位置で攻撃し続ける訳分からんモグラと化すため、モグラは寄せに失敗したら素直にカナアミ手前で倒したほうが良いです。
また、イクラはなるべくカナアミ手前のものをスキがある時に積極的に納品します。この際、コンテナ真横のイクラは後回しにしてしまって良いです。余談ですが強い人が4人集まるとこういう意識で全員が動いてるのでコンテナ付近に大量のイクラが散らばったままノルマが終わっているという謎現象が起きることもあります。
カナアミの下も注目すると良いです。カナアミ下を通るテッパンがいればタゲを取り、ヘビがいれば倒してしまいます。カナアミ下で味方が死んでいる時はそのカナアミの上にボムを置いても爆風範囲が上下に広いので蘇生できます。カナアミ下のイクラも一応投げで納品できますが練度が必要です。
コンテナ付近(カナアミ越え)
コンテナ付近はこれはこれで厄介な地形をしています。非常に凸凹している上に後ろ側が高く、また中央が軽く窪んだような形になっています。そのため、ボムをいつも通りに転がすと変なところに飛ぶことがあります。モグラ処理のミスが普段より目立つのはこのせい。正直慣れるしか無いです。タイミングを掴めるのであれば、モグラ処理の時にボムを転がすのではなく、モグラが顔を出す直前に低い位置に投げつけるようにすることで確実に倒せます。これはこれで慣れが必要なのでお好みで。
また、この複雑な地形によりダイバー塗りが難しいです。特殊な塗り範囲を持つチャージャー系や塗りがスカスカな一部シューター等では普段エリアを取れる塗り方で塗ってもエリアが取れないです。チャージャー系は正直どうしようもないです。一人でエリアを取らなければならない場合はボムを併用し全力で塗ればギリギリエリアを取れるのでしっかりインクを確保しておくと良いです。着弾地点の塗りが強いシューター(ガロン系やスペースシューターなど)であればすこし下を向いて着弾地点の塗りでエリアを取る意識を持つことでエリアを取りやすくできます。とにかくこの位置のダイバーのエリアは塗りにくいため、塗りが弱いブキや塗り方が特殊なブキの味方がダイバーを塗っていたらボムの有無に関わらず手伝うと良いです。あらかじめ海岸で塗っておいてから寄せるというのも一つの手ではありますが、野良だとその意図を読んでくれないでそのまま海岸で倒してしまう人がいるのであまりオススメはしません。
更に、この凸凹等による高低差から、船の先端に刺さるハシラを下から処理するのが一部のブキにとっては普段より難しく感じることがあります。これも慣れるしかないです。登ってからでも素早く倒せるブキ(ワイパー系など)は無難に登ってから処理するのもアリです。処理してから登って納品とそこまで大差はないので。
続いて、コンテナ周りは見かけより狭いです。坂やら凸凹やらで広いように錯覚してしまう事もありますが、ヘビに簡単に占領されるような狭さです。ヘビは寄せるにしても同時に1体までにしておくのが無難です。リスクを考えると寄せないほうが良いです。万が一よってしまったらなるべく船の先端部分まで寄せて大回りさせるようにする事で多少は攻撃しやすくなります。
そしてコンテナ周りは左右の海岸との直線距離が短いです。ボムを使えば誰でもカタパタワー処理がコンテナから可能ですし、一部の長射程ブキであればメインの攻撃でもタワー処理やヘビナベブタのリスキルが可能です。コンテナ付近を通るタマヒロイの管理をしながらカタパタワーも処理するなんて事もできたり、初動のシャケを寄せてる間に雑魚やらなんやらにボムやメインでちょっかいをかけることもできるので有効活用しましょう。もちろん海岸の味方のサポートや救助も船上からも可能です。
海岸
海岸はシャケの湧きパターンが切り替わると正面以外はほとんどシャケが居ない時間が生まれます。そのタイミングであれば比較的安全に船下のイクラを拾って投げで納品することができます。これがボクがカナアミ手前のイクラより海岸のイクラのほうが納品しやすいという理由です。ただし、長居し続けると他の位置から湧いたシャケの一部をおびき寄せてしまうため、別位置から湧いたシャケが自分に向かっているのを確認したら納品は一旦やめてすぐにコンテナ側に帰るようにしましょう。この際にテッパンをコンテナまで寄せれるとグッド。リフトはヘビが侵入できないため、ヘビが厄介な場面ではリフトに避難しつつ、リフトからヘビを処理するというのも一つの手。
右下
右下は比較的広いですが丸く単純な地形のためシャケが湧いている時に降りるとシャケに囲まれやすいです。また、リフトが直ぐ側にありますが、(ブキにもよるが)リフトを使っても帰るのに5秒から10秒程かかり、またリフト使用中にカタパにやられる可能性があります。一方でリスクはあるものの、このリフトを使ってテッパンや霧のキンシャケを寄せれば大きな時短になるので機動力の高いブキを持った時は下の状況を見て狙ってみると良いです。ハシラがこの場所に刺さっていればコンテナまで帰るのにショートカットになります。
左下
右下に比べると、デスタワーやテッキュウのある場所を除いて安全です。この位置のコウモリなどのイクラはスキを見つけてここから投げで納品したいところです。ただし、帰り道のリフトや正面がかなり危険で、場合によってはカナアミをくぐって右下に出てリフトを使うという選択肢を取る必要もあります。
ハシラがこの位置に刺さっている時はものすごくラッキーで、大幅なショートカットにより遠征がしやすくなります。撤退がしやすくなるのでこの位置のイクラの納品もよりやりやすくなります。
デスタワーやテッキュウのある場所は正面湧きと近いため、すぐに大量のシャケに囲まれる場合があり、生きて帰るには時間がかかってしまいます。
正面
他の湧き位置のシャケも通るため常に危険です。その位置に近いデスタワーやテッキュウも左下の項目で述べた通り危険ですね。遠征時は最低限の処理で済ませてなるべく早く帰るようにします。この位置は無理してイクラを拾う必要はないです。
まとめ
ドンブラコの特徴を理解すればよりドンブラコのコツを掴みやすいと思います。これらの地形的特徴を理解して、状況に応じて適切に動けるようにしましょう。