匿名で仕事したい人はクラウドソーシングよりもCtoC型サービスを使うべきだと思った件

クラウドソーシングで仕事をしたい人はかなり増えてきていると思います。

twitterやサイトからの質問を読んで疑問に思ったのは「クラウドソーシングで個人情報を相手の企業に公開したくない」という意見が多かった事です。


本名もわからない相手と仕事の契約したい、雇用関係を結びたいと思う会社はいるのでしょうか??

web制作、デザイン制作の案件は内容が複雑な事が多く契約書が必須になってきます。

業務委託書には住所・氏名の記載は必要でしょう。


私は一度もクラウドソーシングのアカウント名(匿名)のみでクライアントとやり取りした事はありません。

全て氏名と住所を記載した契約書を交わしています。後々のトラブル防止のためと匿名だと法律で契約書の効力が一切ないからです。

未払いが起きても契約書がないと弁護士も対処できませんからね。

匿名(ユーザーアカウント名)でのやり取りだけ残しても仕事を発注した証拠として法的に有効ではありませんよ。

サポートに連絡する時にトラブルの内容に対してアドバイスもらう程度の材料にしかなりません。

匿名で仕事したいなら個人相手に仕事をされた方がいいかもしれませんね。

相手が個人だと源泉徴収の必要はありません。

人によっては契約書すら必要ないかもしれません。

(後々の言った言わないトラブルを防ぐためには契約書はあった方が絶対にいいです!)


CtoCで仕事を受発注するココナラなどのサービスの方がデザイン・イラストでお小遣い稼ぎしたい人には向いていると思います。

(CtoC=一般消費者(Consumer)間で行われる取引。フリーマーケットやネットオークションなどが一例。)

ランサーズやクラウドワークスが運営しているランサーズストア、ワオミーというスキル販売できるサービスもあります。


実際の所、匿名で仕事したいと思う人はプロがやるような高単価の案件は回ってきません。

匿名の取引だとクラウドソーシングでも最下層の数百円、数千円の安い案件しか回ってこないのが現実です。

主婦や自宅介護していて家を離れられない人にとってみればクラウドソーシングで仕事するのは憧れなのはわかります。

クラウドソーシングの場合はコンペといい、プロジェクト案件といいBtoB、BtoCの案件の方が多いです。

企業と個人をマッチングする事に重きを置いていますから、匿名のみで仕事するのは非常に難しいかと思います。

普通の企業はどこの誰かわからない人に仕事を回しません。

クラウドソーシングで匿名でも仕事発注する所は安いブラックな発注者だけかと思います。


フリーランスの仕事の受発注の基本をクラウドソーシング運営会社が教育できればいいのですが‥。

最初に教育もしてないから内職・副業のワーカーばかりが増えてる状況です。

そういう人が「クラウドソーシングの単価は安い!クラウドソーシングの案件はブラックだ!!」と連呼して悪評を立てるものですから困ったものです。

「匿名で仕事していて契約書もなくて高い案件が来るわけないでしょう??」と言いたいです。


「クラウドソーシングで仕事したい=フリーランス(個人事業者)になる」と同じ事なので簡単で楽して稼げるなんて事はありませんよ。

個人事業者になるという事はある程度の「覚悟」は必要ではないでしょうか。

企業との取引や契約が面倒くさい、個人情報を渡したくないと思う人は最初からクラウドソーシングではなく、CtoC型サービスを利用すべきです。

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