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物流関連ニュース(10月4日): 「米港湾スト、3日間で終結 労使が賃上げ暫定合意」「ヤマト運輸/9月の小口貨物取扱実績、宅配便は5.1%増」他
BLINK株式会社の浅井です。本日のnoteでは、物流関連の気になったニュースをまとめていきます。
米港湾スト、3日間で終結 労使が賃上げ暫定合意
米国の港湾労働者の労働組合と雇用者団体である米海運連合(USMX)は、東海岸とメキシコ湾岸で行われた大規模ストライキを賃上げ交渉で暫定合意し、3日間で終結した。今回の合意により、労働協約の期限は来年1月15日まで延長され、新たな協約締結に向けて交渉を継続する見通しである。賃上げ幅は今後6年間で62%とすることで合意されており、大きな混乱は回避された。
物流スタートアップのロジピース、1.1億円を調達
物流スタートアップのロジピース(Logipeace)は、シンガポールを拠点とし、ジェネシア・ベンチャーズをリード投資家として、1.1億円の資金を調達した。同社は海運従事者向けのコミュニケーションプラットフォーム「Shipeace」を開発し、社内外の関係者が情報を共有・管理できる仕組みを提供する。紙ベースのチェックリストをデジタル化し、承認プロセスの効率化を図ることで、サステナブルな物流環境を目指している。
日本GLP/ロジスティードより大田区の1.5万m2物流施設を取得
日本GLPは、ロジスティードより東京都大田区に所在する延床面積約1.5万平方メートルの物流施設「GLP 平和島」を取得した。取得後もロジスティードが全体を利用し、アセット・ライト事業モデルの一環として物流センターの流動化を推進する。GLPはこの取得を通じてポートフォリオの拡充を図り、今後も外部からの取得を積極的に進める方針である。
ロジテック/高層ピース仕分け機を平和島の新物流センターに導入
ロジテックは、平和島の新物流センターにROMS製の高層ピース仕分け機「ナノ・ソーター」を導入し、10月より本稼働を開始した。同機は深刻な人材不足に対応する省人化ソリューションとして、従来の手作業を補完しながら自動化を進める役割を果たす。ロジテックは昨年から平和島センターでの実証実験を経て、正式に同機の導入を決定した。
ヤマト運輸/9月の小口貨物取扱実績、宅配便は5.1%増
ヤマト運輸が公表した9月の小口貨物取扱実績によると、宅配便(宅急便・宅急便コンパクト・EAZY)は前年同月比で5.1%増の約1億5190万個となり、堅調な成長を示した。一方、ネコポス・クロネコゆうパケットは4.6%減、クロネコDM便・ゆうメールは84.9%減と減少傾向にある。同社は宅配便の増加を背景に、引き続き業績の改善を図る方針である。