物流関連ニュース(9月30日): 「ユナイテッドアローズがマザー倉庫にロボティクス自動倉庫を導入へ」「トヨタ、日産、ホンダ/8月の生産台数、3社とも前年割れ」他
BLINK株式会社の浅井です。本日のnoteでは、物流関連の気になったニュースをまとめていきます。
ユナイテッドアローズがマザー倉庫にロボティクス自動倉庫を導入へ プラスオートメーション「AirRob」の特長とは
ユナイテッドアローズは、プラスオートメーションのロボティクス自動倉庫「AirRob」をマザー倉庫に導入し、2025年3月に稼働を開始する予定である。これにより、リアル店舗とEC向けの多品種在庫の効率的な管理と、オンデマンドデリバリーの対応力が向上する。「AirRob」は自由度の高いレイアウト設計と高いピッキング能力を持ち、既存の「t-Sort」との連携も実現していることが特徴である。
トヨタ、日産、ホンダ/8月の生産台数、3社とも前年割れ
トヨタ、日産、ホンダの3社は、2024年8月の生産台数が前年同月比でいずれも減少した。トヨタの国内生産は22.2%減、日産は13.4%減、ホンダは3.3%減と、いずれも国内外の生産台数が軒並み減少している。トヨタのグローバル生産は7か月連続、ホンダは2か月連続で前年割れとなり、いずれも生産体制の見直しを迫られる状況にある。
ヤマトHD、レッドホース/RHの株式48.57%取得、資本提携・業務提携
ヤマトホールディングスは、レッドホースコーポレーション(RHC)の株式48.57%を取得し、資本および業務提携を締結した。この提携により、両社は地域創生に向けた取り組みを強化し、ふるさと納税の事業支援や地域産品の流通拡大を目指す。さらに、RHCの「産直アウル」事業とヤマト運輸のネットワークを活用し、地域産品の販路拡大と地域経済の振興を図ることを計画している。
Automagi/日本郵便と共同で「迷わない配送方法」ナビゲートアプリ開発
Automagiは日本郵便と共同で、顧客が最適な配送方法を選択できるナビゲートアプリ「ぽすめじゃー」を開発した。顧客はアプリを使用して荷物を撮影し、そのサイズを自動計測することで最適な配送サービスを提案される。これにより、多様な配送サービスの中から迅速に適切な選択が可能となる。アプリは現在、iOS版のLiDAR搭載機種に対応しており、今後の拡張も予定している。
Spiralら、倉庫内ドローン飛行デモをオーストリアで実施。物流現場の自動化を欧州で推進へ
Spiral社とNXグループのcargo-partner GmbHは、オーストリア・フィッシャムエントにある自社倉庫で、屋内専用の自律飛行ドローン「MarkFlex Air」を用いたデモを実施した。MarkFlex AirはGPSが届かない環境でもマーカーを使って正確な飛行を行える技術であり、物流現場の自動化を推進するための重要な一歩となる。同技術は今後、欧州のインフラ業界への展開が期待される。