流関連ニュース(9月3日): 「既存のフォークリフトに遠隔操作・自動運転技術を後付け追加 コクヨロジテムがARAVと物流現場向けに実証実験」他
BLINK株式会社の浅井です。本日のnoteでは、物流関連の気になったニュースをまとめていきます。
LIXILとHacobu、物流「2024年問題」対策を推進
LIXILとHacobuは、物流「2024年問題」に対応するため、トラック予約受付サービス「MOVO Berth」をLIXILの7拠点に新たに導入する。これにより、建材・住宅設備の物流効率を向上させ、荷待ち時間を削減することを目指す。LIXILでは、すでに導入済みの拠点で24%の滞在時間削減を実現しており、今後も効率的な物流拠点の構築を進める方針である。
既存のフォークリフトに遠隔操作・自動運転技術を後付け追加 コクヨロジテムがARAVと物流現場向けに実証実験
コクヨロジテムは、ARAVと共同で既存のフォークリフトに遠隔操作および自動運転技術を後付けする実証実験を開始した。これにより、物流現場の効率化と労働力不足の解消を目指す。特に、過酷な環境での作業負担軽減や無人フォークリフトによる生産性向上が期待されている。技術の後付けによって、物流事業者は既存機材に新技術を導入しやすくなるというメリットがある。
自動運転フォークリフトでトラックへの積み込み実用化、花王と豊田自動織機
花王は、豊橋工場内の次世代倉庫で自動運転フォークリフトによるトラックへの積み込み作業を2024年7月に実用化した。豊田自動織機が開発したこのフォークリフトは、3D-LiDARとAIを活用し、トラック位置の自動検出やパレットの位置認識が可能である。これにより、入庫から積み込みまでの完全自動化が実現され、今後は国内外の生産・物流拠点への導入も検討されている。
佐川GL/子ども参観で仕事体験、子どもたちに物流の役割を伝える
佐川グローバルロジスティクスは、従業員の子どもたちを対象にした「子ども参観」を全国15営業所で実施した。このイベントでは、子どもたちが物流現場を見学し、ハンディターミナルを使った検品作業などを体験した。物流の役割を伝えるとともに、親子のコミュニケーション促進を目的としている。今年は過去最多の425人が参加し、子どもたちは自ら梱包した荷物が家に届く喜びを体験した。