手料理には不味くても ものすごい愛情がある
目まぐるしい毎日を送っていた私が、コロナ禍で一番変わった事といえば、3食自炊をするようになったこと。
コロナ前はほとんど家にいなかったので、自炊をすることがほぼ無かった。自炊をはじめた時に、すぐにギブアップするだろうと思っていたが、意外にも、今もずっと続いている。
そんなある日、ふと自分の作った料理の味以外のモノを食べたくなって、久しぶりにスーパーでお惣菜を1品買って来て、自分の作ったおかず達と一緒に並べて食べてみた。
そして気づいた。スーパーで買ったお惣菜が淡々とした味なことに。つまり、不味くはないのだけど、愛情が無い。そんなに多くは食べられない。
自分が作った料理は、不味いかもしれなくても、愛情がある。どんどん食べてしまう。
愛情があるから、飽きないことに気づく。自炊を辞めないことに気づく。そういえば、毎日お惣菜を買っていたときは、同じお惣菜を買っても3回目には飽きていた。美味しかったにも関わらず。
お母さんの作ったご飯が何年も飽きないのは、愛情が詰まっているからなんだ。
料理に一番必要なモノは、技術では無いことに気づく。愛情たっぷりのごはん。食事が自分の身体をつくり、自分の人生を創る。
そう思うと、今日もまた丁寧に愛を込めてご飯をつくる。
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