ぼやけた世界で

私は生まれつきの弱視

家族や身内に視覚障害者はいない
きっと、両親は驚きと悲しみでいっぱいだっただろう


診断は、小眼球症、脈絡膜の一部欠損による弱視・視力障害
比較的珍しいようで、後に大学病院に入院したときにいろんな医師に診察されて、病院がイヤになったとか

恐らく、色や光がわかる程度の視力までしか発達しないだろうと言われたとのこと
しかし!
物心ついた頃の視力は、右
0.05、左0.1
小学生のときにメガネを作るも、劇的に変わった自覚がなかった…

成長過程で白内障、高校生の時に緑内障がわかり、
大人になった今では左右ともに0.05とたいぶ不便になってきた


「若いのに大変だね」
「かわいそうに」と、知らない人から言われる
たしかに、不便だし、悔しい思いもするし、もっと目が良かったら…と考えたりもする、
でも私は、この世界(見え方)が当たり前だから、かわいそうとは思わない。

この世界を抜け出すことはてきない
できないなら、できないなりに楽しみたい

形あるものも、形ないものもそつとぎゅっとして、大事にしていくんだ

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