2025年の星の動き①ポータルが開く*移民問題は次の段階へ
2024年のクリスマスに、ローマ教皇が25年ぶりにバチカンの「聖なる扉」(別名ポータル)を開きました。
2025年はローマ・カトリックにおける「聖年」になります。
聖年は罪が許される年とも言われ、イタリア旅行とバチカン詣での多くの観光客が見込まれます。(観光業は稼ぎ時)
またカトリックの国では、罪人の恩赦や減刑も行われるかもしれません。
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2025年はユニバーサル・イヤー9にあたります。
前回9だった年は、2016、2007、1998、1989、1980、1971(以下省略)
2025年の星の動きについて書く前に、2016年を振り返ってみます。
2016年に起きたこと
2016年を振り返ると、4月の熊本地震が浮かびます。熊本地震 (2016年)
同じ日に2016年エクアドル地震(Ⅿ7.8)も起きていました。
19人が殺害された相模原障害者施設殺傷事件(7月)もありました。
海外の地震では
1月4日にインド北東部でM6.7
2月6日台湾南部地震 M6.4
8月24日イタリア中部地震M 6.2
11月13日北カンタベリー地震M7.8
12月9日ソロモン諸島沖でM7.8
12月25日チリ南部でM7.6
ほかに北朝鮮の水爆実験による地震も2回計測されています。
北朝鮮の核実験 (2016年1月) 2016年9月
テロ事件が頻発
海外では、前年2015年(数秘8の年)から続いてISILのテロ行動が際立っていました。
ISILに影響されたほかのテロ組織による事件もいくつか起きました。
イスラム教スンニ派のテロリスト集団ボコ・ハラムによって、ナイジェリアで2000人以上が殺されたと言われる2015年バガの虐殺。
パリ同時多発テロ事件発生では、6カ所の場所で乱射や爆発が起き、130人超の死者が出ました。
***余談***
この記事を書いている途中で、アメリカ・ルイジアナ州で新年を祝って通りに出ていた人々をトラックが故意にはねて死者10人、負傷者30人を出す事故がありました。
犯人は警察に射殺されたため動機はわかっていません。
トラックに括りつけられた黒い旗は、ISILの旗に似ているようにも思います。
【追加情報】
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そういえば、先日20日にドイツのマグデブルクのクリスマスマーケットに自動運転の暴走車が突っ込み、5人死亡、少なくとも235人負傷する事件(2024年マクデブルク車襲撃事件)がありましたね。
2016年12月19日のベルリンのクリスマスマーケット事件では、トラックが突入し、チュニジア人の犯人はISILのメンバーだったと言われています。
なので、今回の事件もすぐにムスリム移民の犯行だと多くのドイツ人が思ったようです。
ネットには「犯人はシリア人」という虚偽の情報も出ていたそうです。
ところが逮捕されたサウジアラビア出身の医師は、反イスラムの亡命者だったそうで、親イスラエルとか。
「イスラエル」の名前が出て来た途端にオールドメディアはだんまりです。
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2015年ヨーロッパ難民危機から始まったカオス
2015年初に中東やアフリカなどから前年の二倍以上の難民がヨーロッパ諸国に殺到し、年末には難民・移民の数は100万人を超えると発表されました。
移民の多くは、シリア、エリトリア、アフガニスタン出身者などのように大半は戦火を避けるために、または迫害から逃れるために脱出した難民です。
最も重要な根本原因は、リビア内戦、シリア内戦、イラク戦争でした。
アラブの春以降のISIL台頭も難民発生の起因となっています。
ドイツは2015年には110万人の難民を受け入れ、ドイツ政府はソーシャルメディアと合意を結び反移民発言への検閲を行いました。
2015年大晦日にアラブ人・北アフリカ人によるドイツ女性に対するケルン大晦日集団性暴行事件が起き、ドイツ政府や政治家への大きな批判が起こりました。
ドイツは2013年から難民を受け入れており、当時の首相アンゲラ・メルケル氏は、受け入れについて経済と社会に利益をもたらす「明日のためへのチャンスである」と訴えていました。
また2015年12月、政府とFacebook、Google、Twitterとの間で、投稿されたヘイトスピーチを24時間以内に削除することで合意し、反移民発言への検閲が行われました。
ドイツが100万人以上の亡命希望者を受け入れたことは、メルケル首相の中道右派であるキリスト教民主同盟党内と一般市民の間で物議を醸しましたが、当時のバラク・オバマ米大統領は、2016年4月のドイツ訪問中、メルケル首相が国境開放移民政策で「歴史の正しい側」にいると称賛しました。
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難民の玄関口となったトルコ
ヨーロッパに到着した難民の大多数がトルコを経由していたため、2016年3月中旬、移民をトルコに強制送還する協定が締結されました。
この協定の見返りとして、EUはトルコに60億ユーロの資金を提供し、トルコ国民が一定の条件を満たせばシェンゲン圏をビザなしで移動できる権利が与えられることになりました。
この協定は、難民危機の対策として重要な役割を果たしましたが、同時に多くの議論や批判も呼び起こしました。
ヨーロッパでは、各国の難民政策に対する市民の批判が高まっています。
サイクルで考えれば、2025年は新たな展開があるでしょう。
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2025年の星の動き①
2025年の特徴(おもに前半)
◆火星が2年ぶりの逆行中
2024年12月7日に2年ぶりの逆行を獅子座で始めた火星が、水瓶座にいる冥王星とオポジションの角度になっているため、凶悪さが引き出されています。(とくに年初がピーク)
1月21日頃にオポジションを解消しますが、再び4月10日頃から5月10日頃までオポジションになります。
4月のオポジションでは、火星は順行しているので1月ほど悪くはないかもしれませんが、今度は火星は海王星とスクエアになるため、噴火など自然災害の脅威が発生するかも。
火星が逆行終了するのは2月24日。
◆3月2日に金星が牡羊座で2年ぶりの逆行開始(~4月13日まで)
金星は1月3日に水瓶座から魚座に移動し、2月4日に牡羊座に入ります。
金星が水瓶座にいた間(2024年12月7日~2025年1月2日)、仮想通貨にいろいろな動きがあったように見えました。(詳しいことは存じません)
1月中旬に土星とコンジャンクション、木星とスクエアになるため、マネーゲームは抑え気味になりそう。
月末に海王星ならびに北ノードとのコンジャンクション、天王星とのセキスタイルが起きると再び熱狂が訪れそうです。
3月の逆行中の前半は、金星は水星以外とはノーアスペクト(他の天体とメジャーな角度を取らない)となり、金星の奔放さが強調されます。
フェミニズムが活発になるかも。
後半は、海王星とコンジャンクション、天王星とセキスタイル、火星とトライン。日食(3月29日)は、大規模な金融システムの変化、あるいは大スキャンダルにつながりそう。
また金星と海王星のコンジャンクションでは、体調不良になることもあり2月末、3月末は気候の変わり目でもあるので体調管理にご留意ください。
時期的に感染症流行の可能性もあります。
◆3月に海王星、5月に土星、7月に天王星のサイン(星座)替え。
トランスサタニアンのサイン替えの直前に、大地震が起きやすいパターンがあります。
1995年の阪神淡路大震災では、満月と冥王星が射手座に入るタミングで、火星とスクエアでした。
2011年の東日本大震災では、天王星が牡羊座に入るタイミングで、海王星も水瓶座29度にありました。
今年のサイン替えでもっとも危険視されるのは、海王星の牡羊座入りです。
海王星は日本時間で3月30日に牡羊座に入りますが、前日29日が日食です。
土星は5月25日に牡羊座に入り、海王星とコンジャンクションを取ったまま二つの星は逆行し、年内はコンジャンクションを保ちます。
何度か書いている「世界を変容させる(天王星、海王星、冥王星による)小三角」は、天王星が双子座入りする7月以降、タイトな角度になります。
星の動きは止めることはできません。
例として8月23日の新月図を見ると、乙女座に入ったばかりの太陽が天王星とスクエアになり、冥王星、海王星とはヨドを形成しています。
この日ジャストに何かが起きるという意味ではなく、この前後の宇宙のエネルギーが地上に大きな影響を及ぼすと考えられます。
人間の考えが及ばない変が起きるのかもしれません。明るい展望を抱ける変化でありますように。
②に続きます。少々お待ちくださいね。