Full moon &Moon Eclipse in May 2023*5月6日満月(月食)
5月の満月を、ネイティブアメリカンはフラワームーンという優しい響きで呼んでいました。この時期に、多くの花々が咲き乱れる様子に由来しています。日本も色とりどりの花が咲いていますね。
(タイトル画像は、2017年5月に東京都立川市の昭和記念公園で撮影したものです。)
5月6日満月の概要
今回の満月は、4月20日の新月(日食)とセットになります。また半年前の10月25日の蠍座新月(日食)とも繋がっています。
半年前の日食を振り返ってみると、その日は金星食と水星食も起きていました。ヴィーナススターポイント(VSP)も関係していました。
4月20日の日食はサロス129で、2005年4月8日の日食と同じグループでした。このたび戴冠式を行われる英国王夫妻が再婚されたのが、2005年の日食の翌日だったというシンクロが起きています。
神の化身の門
太陽の位置は、牡牛座14度58分。切り上げて15度とします。
牡牛座の15度は、春分点(牡羊座0度)から45度で、不動宮のエナジーポイントです。二十四節気では「立夏」にあたります。
牡牛座は、物質的な豊かさの権化のような意味を持っています。
神話では、牛はゼウスが変身した姿だったり、聖書では偶像崇拝の対象として忌まれた黄金の牛が、ウォール街のシンボルになっています。
月の位置も切り上げて蠍座15度。こちらも不動宮のエナジーポイントです。
下のリンク記事にも書いたように、牡牛座15度はブルズゲート(聖牛)。蠍座15度は、イーグルスゲート(聖鳥)を意味します。
鷲は神話では、ゼウスの守護動物ともされており、聖鳥は神託を運んでくる意味もあるようです。
蠍座の満月というだけでもスピリチュアルな意味合いがあるのですが、今回はさらにスピリチュアリティが強まる感じです。
上の記事の補足ですが、牡牛座と双子座の間にはSilver Gateと呼ばれる箇所があります。アセンションゲートとも呼ばれるそうですが。
太陽が恒星アルデバランと並列する位置が、そのSilver Gateです。
太陽とアルデバランと並ぶのは、日本は6月1日。この日の星配置もなかなか凄いですが、前後含めて3日間はポータルが開いているときと言われます。これについては、20日新月の記事に書きますね。
予期せぬ出来事(地震に注意)
エナジーポイントでの満月と月食なので、突然の出来事が起きやすいです。
天王星が牡牛座18度にあり、太陽とコンジャンクション、月とはオポジションになります。地震や災害に要注意なエネルギーです。
と書いていたら、石川県でマグニチュード6.8の地震が起きました。
発表されている地震発生時間でホロスコープを立てて見たところ、ディセント(魚座26度)に海王星がぴったり重なっていました。
ちょうど月がバイコンバスタ(天秤座15度~蠍座15度)を通過している時で、月は8ハウス牡牛座の水星、北ノードとオポジション。
水星とミューチュアルレセプションしている金星が、MCに重なっていました。火星と土星はセスキコードレートです。
亡くなられた方がいらっしゃるそうですね。ご冥福をお祈りいたします。
余震が続いているようなので、お住いの方はどうぞお気をつけてお過ごしください。
5日未明は、東京では電車内の異臭騒ぎが起きていました。
【東京】日比谷線「電車内で異臭がする」乗客5人が軽症 | News Everyday
しかし、予期せぬ出来事は悪いことばかりでもないと思いたいです。
5月6日数秘9のメッセージ
日本で満月&月食が起きる6日の数秘は9、一桁にする前は18です。
9は、達成、完成、完了という意味がありますが、9は1~8までのエネルギーをすべて内包しているため、混乱も生じるエネルギーです。
タロットカードで表すと、9はハーミット(隠者)、18は月です。
最近、私が気に入っている神託のタロットの月のカードには、女神ヘカテが描かれています。
ヘカテは、現在はアルテミスと同一視されていますが、ヘカテのほうが古く力がある女神です。彼女の3つの顔と三相の月の王冠は天界、地上、冥界と多方面に及ぶ彼女の力を表しています。
3つの頭を持つ犬は、冥界の番犬ケルベロスです。
ヘカテの足もとの水たまりは無意識を表し、水中にも陸上にも暮らすことができる蟹は、夢の世界を象徴しているそうです。
ヘカテのカードは、羊水の中で夢見る胎児、この世に生まれてくる前の魂が安らぐ12ハウスのようなイメージです。
このカードからのメッセージは、相応しいタイミングが来るまで待つということ。それがいつかははっきりとはわからないが、必ずその時はやってくるということです。
羊水のように守られた場所で、大きな夢を見ていなさいということでもあるでしょう。
神託のタロットでは、9のハーミットは、時間の神クロノス(ファザータイム)です。
クロノスのカードが意味するものは、孤独の時間を持つことの大切さ。社交的な活動の自粛。それは、忍耐という知恵を身に着けるため。
ここにも「待つ」というメッセージが出て来ましたね。
確かに、現在は世界中が混沌としているので、徐行運転をしたほうがいい時です。善きタイミングが来るまで待つことができれば、その間に多くの準備をすることも出来ます。
牡牛座ー蠍座
星の配置は、牡牛座に天体が集中しており、月はその牡牛座の天体すべてにオポジションになります。
牡牛座は物質的な豊かさを示し、所有できるもの、つまりこの世的な価値観を扱います。肉体も物質なので、牡牛座が管轄します。
対する蠍座は、形がないもの、目に見えないものを扱います。肉体に宿る生命と魂は蠍座の管轄です。
オポジションは、バランスを取ることがだいじです。
肉体をすこやかに整える、健康のために食べるものに気を遣うのと同じように、精神を整え、霊性を高めることを怠ってはいけない。
(宗教が必要という意味ではないです)
次の「蝕」は半年後ですが、牡牛座と蠍座の軸での「蝕」はリバースになる約9年後までありません。ノード軸が次の牡羊座ー天秤座に移動するのは、7月13日頃になります。
ノードが移動するときはご縁の切り替えが起きます。
現在の牡牛座ー蠍座軸が開始したのは2021年12月でした。この頃から発生した問題や仕事、人間関係に区切りをつけるようなことが起きてくるかもしれません。
ドラマの悲しい結末のような「別離」もあり、逆にご縁をしっかりと結ぶ「結婚」という結果もあるでしょう。
重要なのは、自分がどうしたいか、誰と一緒にいたいのか、何を食べ、どんな服を着て、どこで暮らしたいかということを自分自身で決めること。自分自身の気持ちをないがしろにしないことです。
そのためには1人で考える、自分の心と向き合う時間を作り、自分の本心を知ることが必要ですね。
日本の満月&月食図
日本は、6日午前2時34分頃に満月になります。
今回は月食ですので、影響は半年ほど続きます。こととしだいによっては数年に及びます。
アセンダントが魚座で、ルーラーの海王星がコンジャンクション。海王星は、IC軸にコンジャンクションの金星とスクエアになっています。
現実逃避傾向になりそうな感じです。逆の意味では、精神性にウェイトが置かれるようです。
経済は活性化?
国を表す太陽は2ハウスにあり、2ハウスに天体が集中しています。2ハウスは、経済や価値がテーマです。個人のお財布事情が現れる場所です。
天体が集中しているので、そのテーマが活性化されると読めますが、星が経済を良くしてくれるわけではないので、地上の人がどのように活動するかにかかっています。
「金は天下の回り物」と言うように多くの人が関わってきますし、太陽のそばに天王星がいるのも、状況が変わりやすいことを表しているようです。
国民を表す月は8ハウス。8ハウスは、税金や社会保障を意味する場所です。2ハウスと8ハウスは、ともにお金に関係していますが、2ハウスが個人のお財布、8ハウスは国のお財布(金庫)と考えたらわかりやすいでしょうか。
活性化するので、お金は入ってきたら出ていく感じです。
天王星の影響で、思いがけない収入があったり、予定外の出費があるでしょう。
月は、5ハウス蟹座火星、12ハウス魚座土星とトライン。
国民はレジャーや娯楽に関心が向いています。火星は、太陽と月の調停をする位置にいるので、経済を回すポイントは国民が娯楽やレジャーに落とすお金ということになると思われます。
え~ちょっと俄かには信じられないですが。
春分図でも経済はそう悪くはない感じがあって、物価は高騰しているけれども別の救済策があるかもしれません。
そう書きながら、ほんまかいなと思っている私です。
もしかしたら、海王星のお得意のイリュージョンかもしれない。
10ハウスカスプルーラーの木星は、1ハウスに入っており、11ハウスの冥王星、5ハウスの火星とスクエアで、木星が頂点になるTスクエアを形成しています。
これは「じっとしてなんかいられないんだよ」というような疾走感があります。おりしもコロ*が5類移行になるので、気候がよくなりレジャーを満喫できるこれからの季節に、やはり国民の遊びたい気持ちにはストップがかからないようですね。
地元で楽しむ?
4ハウスの金星は、地元や家庭を意味するので、喜び(金星)が身近にあることを示しています。
レジャーで経済を回すとしても、近場や日帰り旅行ということかも。
集まってパーティをするとかかな。
金星は、1ハウス牡羊座の終わり近くの木星とセキスタイルになっており、楽しいことをしたい、そのためのお金は惜しまないよ、という感じですが、
蠍座月と蟹座火星がミューチュアルレセプション(守護星交換)になっているので、家族旅行や家庭内のイベント(誕生祝など)、あるいは家の改築とか子どもの教育費とか、そういうところにお金を使うように思います。
双子座金星と牡牛座水星もミューチュアルレセプションしていています。
ミューチュアルレセプションは、エネルギー交流がスムーズです。
以前に緊急事態宣言が出されていたころ、4ハウスに金星や水星が入っていたことがあり、なるほどステイホームを表しているのねと思ったのですが、今回は女性と子どもばかりが家にいるような感じもします。
緊急事態宣言といえば、さっき入ってきたニュースで「WHOが、新型コロナ緊急事態宣言を終了する」と発表したそうです。
WHOが新型コロナ緊急事態宣言を「終了」(共同通信) - Yahoo!ニュース
これでもう、「コロちゃん」とごまかしたり、「コロ*」なんて伏字にしなくても済むようになるかしら?
疾病(あらたな感染症?)
しかし、これからが感染症の本番という噂もあります。
医療衛生を表す6ハウスには、小惑星セレス(成育を意味する)が入っており、ディセンダントにコンジャンクションしています。
海王星、金星とでTスクエアになるので、コロ*が終わったと油断していたら別の感染症が流行りだしたということもあるかもです。
そう考えると11ハウス(集団、共同体)の冥王星と、5ハウス火星のオポジションは、接触によって(性風俗を含む)感染するような病ということかもしれません。
怖い話をしますと、セレスには食糧という意味もあるので食品の成分によるものか、あるいは海王星には「液体」や「ガス」や「ウィルス」の意味があるので、化学物質などによる汚染の可能性もないとは言い切れません。
↓こういう機関が出来るのも偶然じゃないと思います。
「日本版CDC」創設、感染症対策強化策を17日にも決定へ…感染研など統合 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
岸田首相「変異型出現に迅速対応」 コロナ5類移行後も - 日本経済新聞 (nikkei.com)
○○有事?
奉仕の意味もある6ハウスには、小惑星ウクライナが入っており、セレスとコンジャンクションしています。
これは、日本がウクライナを支援していくことを意味していると思います。
ロシアによる軍事侵攻から1年 日本政府のウクライナ支援 | NHK | ウクライナ情勢
記事によると、これまでに合計で70億ドルを支援しています。
日本国内には避難してきた2300人余りが受け入れられており、就労や教育などを支援しています。
また、先日、ウクライナでの地雷や不発弾の除去を進めるため、地雷探知機4台とトラックが供与されました。
ウクライナでも走れ!「いすゞのトラック」不発弾処理の特殊部隊へ 日本政府が供与(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース
ロシアとウクライナの戦況は予断を許さない状況とも聞きますが、すでに復興のことも話が進んでいるようなのに、戦争を続けたい人たちがまだ大勢いるんですね。
「欧州は戦争経済に入る」EUが弾薬生産増強へ750億円拠出案…ウクライナ支援長期化 (msn.com)
米、次期ウクライナ支援で空中発射ロケット弾など供与=関係筋 | ロイター (reuters.com)
6ハウスには軍事の意味もあります。
小惑星以外に主要天体が入っていないので、この半年近くは「有事」が起きる可能性は低いと思いますが、対極の12ハウスには土星が入っているため、軍事力強化、憲法改正は引き続き検討されていくようです。
7ハウスに小惑星アメリカが入っていて、小惑星ロシア、小惑星チャイナは共に12ハウスに入っているため、日本は中露の思惑がよくわかりませんが、米国の言うことはよく聞こえているようです。
日本にはウクライナのように代理戦争をしてもらいたいが、現憲法では日本が戦争をすることは出来ないので、相手から攻め込まれたら反撃出来るということにしてしまおうというのがアメリカの狙いですよね。
大手メディアはプロパガンダマシーンとなり「日本は狙われている」という印象操作ばかりで、中国に限らず米国に反対している国々のことも肝心なことは何も知らされてないのが、多くの日本人の現状でしょう。
大切なものは目に見えない
蠍座の満月が私たちに与える影響は、ずばり変容(メタモルフォーゼ)です。が、それぞれに年齢や精神的成長の段階が違うので、起きてくる現象は同じではありません。
蠍座の満月は、心の深いところにある暗い泉を照らします。
ふと感じる理由なき悲しみ、疑い、嫉妬、憎しみ、そんなダークな感情が出て来ても、見て見ぬふりや無かったことにするのではなく、それをしっかり感じきってみるのがいいと思います。
隠れた感情の下には、実は本当のあなたの願いが隠れています。ネガティブな感情を持つ自分も受容してみてください。
たとえば誰かを妬ましく思うとき、自分には幸運が与えられていないと自尊心が傷ついているわけですが、それは自分自身が無意識に自分のことを認めていないので、それに気づかせるために起きていることなのです。
ですから先ずするべきことは、どんな自分も受け入れること。
そして、なぜ幸福が自分に与えられないのかを考えてみると、実は努力の向け先が違っていたり。本当の望みは違っていたということも大いにあります。「それ、違うから。早く気づきなさい」という暗示もあるのです。
ひとは、いつも誰かを、何かを愛したい。特定の誰かに愛してもらいたいと渇望する愛もあります。
原因は、自分が自分を愛することが出来ないので、他者から奪って補おうとしている状態です。愛を向けるのは、まず先に自分へ。
自分自身を愛することができると、目の前に現れる他者もあなたを愛する人が多くなります。(世界中の全員に愛されることはないけれど)
そこで与える愛と受け取る愛の循環がおき、心から満たされることでしょう。
タロットカードに現れた「待つ」というメッセージを考え合わせると、今回の満月&月食のエネルギーがリセットされる約半年後(10月29日の日食ごろ)までは、自分の欠点やダークな感情を認め、受け入れることを重点的にするといいのではと思います。
そして、タイミングが来たら扉を開いて、新しい旅に出かけるといいでしょう。
最悪のことが起きるように見えても、最良のことが起きる前触れの月食となりますように。
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