2024年最後の満月(2024.12.15)*制限とピンチは大いに利用しよう
12月ももう半分を過ぎようとしています。あと2週間で2025年とは。
オーマイガな日々を過ごしている佐山みはるです。
(今年最後のゴミ出しの日を忘れないようにしなければ!(苦笑)
残り少ない12月ですが、2年ぶりの火星逆行がぶっ飛ばしている印象です。
逆走車のスピード違反は恐ろしい・・・。
今年最後の満月を読む前に、気になる人物の話を書きました。
長くなりましたので、上の目次から先に読みたいところをクリックしてくださいね。
12月前半の出来事*シリアの政変
シリアのアサド政権が崩壊して1週間。
2024年12月、バシャール・アル・アサドの亡命によって、2011年から13年に及ぶシリア政府軍と反体制派(外国勢力を含む同盟組織)の内戦は終了しました。
2011年といえば、日本は3月11日の東日本大震災が思い浮かびますね。
シリア内戦が始まったのも3月15日でした。(内戦の詳細はまた後日)
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反体制勢力タハリール・アル=シャーム(HTS)がアレッポを攻撃したのは11月27日だったとのこと。水星逆行開始の翌日です。
そこからわずか2週間で政権が崩壊するなんて、誰も思わなかったんじゃないでしょうか。
アサドは悪名高き独裁者と語られていますが、「一党独裁+縁故主義」だったわけなので、その点は日本のジ〇党もそんなに遠くないかも?
バシャール・アル・アサドのホロスコープ
データバンクに、バシャール・アル・アサドのホロスコープがありました。
生まれ時間はわからないようです。
1965年9月11日生まれ。乙女座。
全ての乙女座生まれさんに当てはまるわけではないですが、乙女座のプロトタイプとして乙女座の性質には「完璧主義」な部分があります。
アサド自身には「完璧な人間であるための行動」とか「完璧な大統領としてふるまう」という目標があったと思います。
(その理想モデルが父親だったのかな?)
乙女座の欠点としては、他者にも完璧を求めることでしょう。
「完璧じゃないものは許さない」みたいな。
乙女座は細かいことが気になります。テレビのリモコンも机の上に正しく並べたいみたいな。
規則的な生活が好きでしょう。僧侶みたいなところもありそうです。
乙女座太陽に、天王星と冥王星がタイトめにコンジャンクション。
天王星と冥王星のコンジャンクションは、この世代に共通しています。
太陽と冥王星のコンジャンクションは、「帝王」感があります。
ふてぶてしいと取られることもあるかもしれません。
太陽と天王星のコンジャンクションは、革新的でトリッキー。
乙女座の性質では口から発する言葉は慎重で、頭の中ではずっと物事の精査が続けられています。
(ただし、物の見方が間違っている可能性があります)
なので彼が断定的な事を言うと「急に何を言い出すんだ。突拍子もない」と周囲は驚くでしょう。
太陽&天王星&冥王星は、魚座土星とオポジション。
これがこの人の人生を象徴づけています。
太陽と土星のオポジションがあると、たびたび人生に中断や停滞が起きることがあります。(私もそうなので)
乙女座ということを考えると、彼はシリアから逃げたというより「もういいや」となって、自発的に引退(路線変更)かも。
生まれ時間はわからないですが、月は魚座。
気分にムラがあったり、誘惑されやすく、ものごとを深く考えるのは実は苦手なんじゃないかな。
天秤座の金星は、スタイルがよくお洒落さんが多い。
ブランドに詳しくないのでファッションチェックは出来ないけど、質がいいものを着ているのは見た目からもわかりますね。
火星は蠍座で海王星とコンジャンクション。
先祖から譲り受けた豊かさ。
よく知らないけれどオタクっぽい。ひどい言い方では偏執的。
自分の世界が頑固にある感じがします。
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1週間前のトランシットを見ると、ネイタル土星とトランシット土星がコンジャンクション。2回めのサタリタだったんですね。
(1回めのトラサタは兄のバッセルが自動車事故で亡くなったため、シリアに呼び戻されて眼科医のキャリアが終わった時でした)
水星が逆行してすぐだったので、思い違いや連絡ミスがあり、判断を誤ったかもしれません。
名案は必ずしも良案ではないように。
陰謀にはまった可能性も捨てきれませんが。
シリア軍は士気が低下し、もう戦えない状況にあったようです。
それを見てロシアも追加支援をしなかった。ロシアは、本格的に参戦するつもりがなかった。
ノートルダム大聖堂でセレモニーが行われていた同日、ドーハの会議でメディアを締め出したあとにシリアのことが話し合われたとのこと。
この時にロシア(ラブロフ氏)は支援を表明したが、他のアラブ諸国からの賛同は得られなかったので、ロシアはアサドに電話で亡命を勧めたらしい。
噂に聞くところでは、亡命先のモスクワで眼科クリニックを始めるとか?
乙女座太陽は、政治家より医者が向いているでしょう。
ただ火星が逆行しているので軍事裁判や暗殺に注意です。
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アサド家の宗教
アサド政権が誕生したのは1970年。
バッシャールの父ハーフィズ・アル・アサドが無血クーデターを起こし、権力を掌握して始まりました。
そのいきさつはこちらの記事の後半に書きました。よかったらご覧ください。
アサド家の宗教は、イスラム教シーア派の分派であるアラウィー派だそうです。
ほとんどニュースなどでも聞かないアラウィー派は、信徒の限られた範囲内だけで教義が伝えられているため詳細が不明な点が多く、輪廻転生説を取り入れるなど、イスラム教の中では極めて異端な教義を持つ特殊な宗派であるそうです。
基本的にコミュニティ内でのみ結婚関係を結ぶ閉鎖的なコミュニティであり、アラブ社会では伝統的に差別を受けてきたとのこと。
他のイスラム教の宗派に比べると、結構、マニ教やキリスト教の影響があるように思われています。
しかし、イスラム教徒でもあるわけですから、なかなか複雑な宗教観のように思います。
父のハーフィズは独裁的で残酷な人だったと言われているようですが、少なくとも空軍司令官時代は人望があったのでしょう。
一人ではクーデターはできませんから。
しかし、それが「イエスマン」以外の排除や、反対者を暗殺や虐殺するようになった可能性はあるかもしれませんね。
1982年ハマ虐殺は、ムスリム同胞団の殲滅を目的とした作戦により、10,000人から40,000人のスンニ派の一般市民が死亡したと言われています。
「ダマスカスの春」のあっけない終焉
ハーフィズの統治では、あらゆる政治活動が厳しく統制され、1980年以降、効果的な反政府活動はほとんど不可能になっていました。
非常事態宣言は1963年から続いており、政治囚は定期的に拷問を受け、非人道的な状況で拘束されていたそうです。
父の死をもって2000年に大統領を引き継いだバシャールは、2000年11月、悪名高いメッツェ刑務所を閉鎖し、何百人もの政治犯を釈放しました。
バシャールは、大統領就任当初は民主化も含む政治改革を訴えており、腐敗官僚の一掃、政治犯釈放、欧米との関係改善などを行ったため、バシャールの政策は「ダマスカスの春」と呼ばれていました。
しかし、わずか1年で、政権は再び弾圧の方法に陥っていきました。
2001年、一連の逮捕とサロンの強制閉鎖により、ダマスカスの春は終焉を迎えました。
2001年といえば、ブッシュ・ジュニアがアメリカ大統領に就任して、9月にアメリカ同時多発テロ911が起きましたが、バシャールの身辺にはどんな変化があったのか。
レバノンからシリア軍の撤退
2005年、レバノンのラフィーク・ハリーリー前大統領の暗殺にシリアが関わったという疑いからレバノンで杉の革命が発生し、1975年のレバノン内戦から30年間続いていたシリア軍の完全撤退が要求されました。
ハリーリー氏の暗殺がシリアへの国際社会の圧力を増す引き金となり、アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領とフランス大統領のジャック・シラクは、暗殺を激しく非難し国連決議1559の遵守を要求しました。
この決議は、シリア軍のレバノンからの撤退と南レバノンで勢力を持つヒズボラの武装解除を要求したものでした。
アメリカ、EU、国連は政治テロをいっせいに非難し、国連のコフィー・アナン国連事務総長は調査ミッションを派遣しました。
最終的には4月26日にレバノンに駐留していた最後のシリア軍が撤退しました。
シリア内戦と冥王星
シリア内戦が始まった発端は、2010年12月にチュニジアで始まったジャスミン革命が中東に飛び火した「アラブの春」だったそうです。
ジャスミン革命では、軍部の離反によりザイン・アル=アービディーン・ベン=アリー大統領がサウジアラビアに亡命し、23年間続いた政権が崩壊しました。
翌年にはヨルダンで反政府運動が始まって、2月に内閣が総辞職するというハイ・スピード。エジプトでも革命が起きて大統領が辞任などなど。
2008年に冥王星が山羊座に入って、古い社会の崩壊が始まったタイミングです。アメリカ大統領はオバマ氏でした。
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これらの革命の背景にはSNSの役割も大きかったとされています。
社会実験、心理作戦ですねぇ。最近、日本でもありましたね。
今私が注目しているアメリカの心理作戦は、11月末の水星逆行開始ごろから顕著になっているドローン騒ぎです。
主にニュージャージーで毎晩目撃されているようです。
目撃動画をSNSで観た多くの人がUFOだと思っているらしく(いくらでもフェイク動画作れる時代に)、アメリカ政府はそれについてはわからないと言い、テレビでは博識者が「イランのドローンだ」と言っています。
もう集団ヒステリーというか集団催眠状態です。
他国のドローンが侵犯しているなら撃ち落としてもおかしくない事案なのに、軍が傍観しているのはおかしい(苦笑)
むしろ政府の自作自演を疑うべきでしょう。で、その目的は何なのか?
トラ氏は「撃ち落とせ」と(笑)
15日双子座の満月図(日本)
太陽は射手座23度、月は双子座23度で向かい合います。
日本の満月図は、ぱっと見た感じは上半分に天体が多く見えます。
他人や世の中の出来事に翻弄されやすい2週間になるかもしれません。
MCに海王星がコンジャンクションしています。
MCはこの満月の結果でもあるのですが、海王星は欺瞞、幻想を見せます。
現実と非現実があいまいになり、日本国民は皆、夢の中。
甘い夢ならいいけど。
ノードがコンジャンクションしているので多くの人に影響があるようです。
「え~じゃないか、え~じゃないか」
太陽は6ハウス、月は12ハウス。
6ハウスの意味は、医療衛生、労働、軍事、食物生産。
12ハウスは隠れている場所、秘密、病院。
月(国民)が12ハウスに居る時は、社会で起きていることが見えていない、理解していないとも取れます。
海王星が頂点のTスクエアが出来ているので、政府(太陽)のやっていることが国民には見えていない。あるいは誤魔化されている。
MCICの軸にはノードがコンジャンクション。
パンデミック。いや、パニックかな?
アメリカのドローン騒ぎみたいに、私たちは幻想を見せられて・・・気をそらされているかも。
感染症にも注意してください。
海王星をなるべくうまく利用するには、海王星の「幻想」の性質を知って利用することです。
たとえば・・・アートを創る。小説を書く。魔法を覚える(笑)
ネット恋愛をするのもいいかも(爆)
魔法を覚える前に一読おすすめ。
太陽は、議会の11ハウス牡牛座の天王星とクインカンクス。
6ハウスを労働奉仕とすると、「年収103万円の壁」の議論のようなことかな。
1ハウス獅子座火星は、8ハウスに入ろうとしている水瓶座金星とオポジション。火星は逆行しています。
増税に関する国民の怒りを表しているようです。
6ハウスを軍事と見るとやはり軍事増税です。
あるいは、また何か兵器を買わされるとか。
それと仮想通貨への関心も高まりそう?
ただ先日、「NISAがアブナイ」という夢を見た気がします。詳細は覚えてないけど(苦笑)
外交の意味がある7ハウスには冥王星とセレス。
9ハウス魚座土星と11ハウス双子座木星とスクエア。
外国との交渉は今回も難しそうです。トラ氏の攻略法が見つからないのかも。火星逆行中は、交渉事は話がこじれやすいです。
双子座の月のルーラー水星は、この満月にもかなり影響するはずですが、土星と木星とでTスクエアを形成しています。
不注意になりやすく、情報の取扱いに注意です。
おしゃべりし過ぎることもありそう。
真偽不明の噂話や陰謀論に夢中になったり。内輪で盛り上がっている分にはいいんですが、SNSで発信するときは気をつけて。
水星は翌日に逆行終了するため、この時は「留め」状態で、コンディションはよくありません。
この日、昭恵さんがトランプ氏にご招待されているとか。(双子座同士で話は合うはずです)
話が弾み過ぎて、おかしな流れにならければいいのですが。
そして相変わらず、大きい谷さんで盛り上がるマスコミと世間(ファン一同)という感じですねぇ。
2ハウス獅子座火星と5ハウス射手座水星と北ノードがグランドトライン。
海王星が頂点に来ているので、豪雪や水害の可能性もあり。
災害にご注意を。
満月の影響は約2週間です。
サビアンシンボル(星のメッセージ)
月のメッセージ「凍った村の池でスケートをする子供たち」
これは私の生まれた時の太陽の位置なので、このサビアンシンボルの意味がよくわかります。
冬には冬の楽しみ方がありますが、このサビアンでは冬山のスキーじゃなくて、管理されて安全なスケート場でもなく、小さな凍った池という制限された場所でスケートをしています。
制限ある中での楽しみですが、見方を変えれば「制限の中の自由」です。
安全かどうもわからない(完全に凍っているかわからない)池なので、最初はおっかなびっくりそろそろと踏み入る。
リスク承知でもあるわけですね。
また制限があるからこそ、ほかには目が行かず集中できるということもあります。
たとえば旧Twitterでは文字数が決まっていました。文字数制限があるから、的確な言葉や表現を工夫します。
(現在のXは課金すれば文字数制限はなし)
「制限の中の自由」は、自分が置かれている状況、条件を積極的に利用しているわけです。
私は2018年のガン治療以来、副作用が酷くて外出もままなりませんが(まるで塔の上のおばンツェルです)、そのぶん自分が好きなことに集中できる時間を持てています。
普通ならネガティブに思える状況でも、それを逆手に取ってみましょう。
もちろんリスクはあるけれど、積極的に利用してみましょう。
どんなときも「ピンチはチャンスに変えられる」と信じて。
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満月の星読みは以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
今年最後の満月、皆様、楽しくお過ごしくださいね。
ではまた。