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Promised Landと平和の王と皇帝(シャー)の復活

前回の記事で少し触れたイスラエルのイラン攻撃の理由について、私が知ったことを書きます。
後半は有料にさせていただいていますのでご了承ください。


October surpriseを期待するアメリカ

「イスラエルはすぐにもイランを攻撃できる準備が出来ている」という情報が少し前から出ていますね。
ホワイトハウスからは「大統領選挙(11月5日)前に行われるだろう」ということでした。
これは予測というより予告なのかもしれませんし、実際に行われるかは大統領選挙の進み方しだいかもしれません。


「October surprise」という言葉が最も注目を浴びたのは、1980年にロナルド・レーガン氏(共和党)が、現職のジミー・カーター大統領(民主党)に勝利した大統領選挙でした。

1979年11月4日にイランアメリカ大使館人質事件が起き、その対応の不首尾をカーター政権は批判されて票を失い、レーガン氏が勝利しました。


赤(共和党)レーガン 、青(民主党)カーター




このアメリカ大使館人質事件は、イラン革命の余波によるものだったことは前回の記事にも書きましたのでよかったらご覧ください。


11月5日まであと2週間、政権がひっくり返るような大事件が発覚するのでしょうか。地雷はたくさん撒かれているようですけれど。



イスラエルはなぜイランを攻撃するのか

聖書預言を成就させたい「シオニストの悲願」

トランプ氏、ネタニヤフ氏に「やるべきことをやればいい」…イスラエルのイラン報復めぐり : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

トランプ氏は会談で、イスラエルが計画しているイランへの報復攻撃についてネタニヤフ氏から意見を聞かれ、「あなたがやるべきことをやればいい」と応じたという。

ネタニヤフ氏「国益に基づき決断」、トランプ氏との電話で再表明 | ロイター (reuters.com)

「ネタニヤフ首相は、イスラエルは米政権が提起する問題を考慮するが、最終的には自国の利益に基づいて決断すると、これまで公の場でも述べてきたことを繰り返した」という。


シオニストが願う聖書預言の成就とはなんだと思いますか?

預言成就のためにイラン攻撃は必要なのでしょうか?



約束の地Promised Land


モーセの時代に、神はアブラハムの子孫に「カナンの地」を与えると約束されたと言われています。

この約束は、アブラハムに最初に与えられ(創世記15:18-21)、次いでその息子イサクに、さらにイサクの息子でアブラハムの孫であるヤコブにも与えられました(創世記28:13)。

この概念は、トーラー(ヘブライ語聖書)に書かれた物語に由来しています。
ヤコブは後に天使と格闘し、「神と争う」という意味の「イスラエル」と改名されました(創世記32:28)。
彼の子孫は、イスラエルの12部族と呼ばれています。


ギュスターヴ・ドレ、天使と格闘するジェイコブ(1855)


カナンとは

カナンは、地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名で、聖書では「乳と蜜の流れる場所」と描写されています。
紀元前4400年頃にはヨルダン渓谷東部にガスリアンと呼ばれる文化が発生したとみられています。
(遺跡は、1929年から1938年と1959年から1960年にイエズス会によって発掘されました)



神はアブラハムに、彼の子孫にカナンの地を所有させると約束しており、これの障害となる原住民のカナン人は排除(聖絶)すべき存在として記述されています。申命記 20 : 17とサムエル記 15 : 2, 3


昨年10月7日のハマス攻撃のあと、ネタニヤフ首相が「アマレク」について言ったことを覚えています。

「万軍の主はこう仰せられる。『わたしはイスラエルがエジプトから上って来る途中、アマレク(人)がイスラエルにしたことを罰する。今行ってアマレク(人)を打ち、そのすべての者を聖絶せよ。容赦してはならない。男も女も、子供も、乳飲み子も、牛も、羊も、ラクダもロバも殺せ。』」
―サムエル記 15 : 2, 3

アマレク人は、『創世記』第36章では「(ヤコブの兄)エサウ(エドム人の祖とされる人物)とヘト人出自の妻アダの息子エリパズが、テムナという側女との間に作った息子。」と言われています。


カナン人とは、広義ではノアの孫カナンから生じた民を指しています。
「創世記」10章15-18節では、長男シドン、ヘト、エブス人、アモリ人、ギルガシ人、ヒビ人、アキル人、シニ人、アルワド人、ツェマリ人、ハマト人の11の氏族を総称して「カナン人の諸氏族」と呼んでいます。


考古学者や歴史家は一般的に、前1200年以前の青銅器時代のレバント諸民族をカナン人と呼び、鉄器時代の末裔、特に沿岸部に住んでいた人々をフェニキア人と呼んでいます。

しかしイスラエル人は神の命令に背き、カナン人と混血してしまいました。

現代の科学研究において、中東レバント地方(シリア、ヨルダン、イスラエルなどの地域)に住む現代アラブ人とユダヤ人の大半は、DNAの半分以上が、カナン人ほかレバント、カフカス、イラン高原に住んでいた民族に由来することが判明しています。



この「神が約束した土地」の境界線はとても曖昧です。
出エジプト記23:31 によれば、境界は、紅海、「ペリシテびとの海」(地中海)、「川」(ユーフラテス川)とされています。
また、この約束は、エジプトからの脱出が終わった後に成就するとされています。(申命記1:8)
つまり、すでに一度成就したんですよね。→イスラエル王国




Greater Israel

ネタニヤフ首相のおうちの宗教だった修正主義シオニズムには、「大イスラエル」という目的があります。

エレツ・イスラエル

ジャボチンスキー(1940年没)によって発展したこのイデオロギーは、他のシオニズムとは異なり、エレツ・イスラエル(イスラエルの土地)の定住に焦点を当てています。

領土の境界の定義は、ヘブライ語聖書の節によって異なりますが、「ダンからベエルシェバまで」、「ハマテの入口からエジプトの小川まで」と言及されています。(列王記上8:65、歴代誌上13:5、歴代誌下7:8)。


第一次世界大戦でオスマン帝国が敗北した後、イギリスが4世紀にわたってオスマン帝国の一部であったパレスチナとトランスヨルダンの領土を管理していましたが(1920年-1948年)、その頃の「エレツ・イスラエル」は委任統治領パレスチナを指しました。

委任統治領パレスチナ


1917年にイギリス政府によっててバルフォア宣言が表明され、19世紀に始まったシオニズムが支持されました

バルフォア宣言(Balfour Declaration‎)とは、第一次世界大戦中の1917年11月2日に、イギリスの外務大臣アーサー・バルフォアが、イギリスのユダヤ系貴族院議員であるロスチャイルド男爵ウォルター・ロスチャイルドに対して送った書簡で表明された、イギリス政府のシオニズム支持表明。

バルフォア宣言では、イギリス政府の公式方針として、パレスチナにおけるユダヤ人の居住地建設に賛意を示し、その支援を約束していました。
原文では「ユダヤ国家」ではなく、あくまで「ユダヤ人居住地」として解釈の余地を残す「national home」(ナショナル・ホーム、民族郷土)と表現されています。

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第二次世界大戦の後の1947年、国際連盟から再編された国際連合は、パレスチナ分割決議を行い、委任統治領をパレスチナとイスラエルの2つの自治領に分割することが決定され、1948年5月14日のイスラエル独立宣言とともに、イギリスの委任統治は終了しました。


イスラエル建国を宣言するベン=グリオン首相(初代・第3代)
壁の肖像は「シオニズムの父」テオドール・ヘルツル


当時のアメリカ合衆国大統領ハリー・S・トルーマンは、イスラエル独立宣言後ただちにイスラエルを国家承認しました。

しかしアラブ諸国側はイスラエル独立を認めず、すぐに第一次中東戦争が始まり、その後現在にいたるまでパレスチナ問題は解決のめどが立っていません。

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独立宣言では国境が明記されていませんでした。
修正主義シオニズムは、ヨルダン川の両岸(つまり、トランスヨルダンを含む)にユダヤ人国家を建設することにコミットしました。

トランスヨルダン


今日、ネタニヤフ首相が党首を務めるリクード党(当時の野党・修正主義シオニズム)は、正当なイスラエルの土地をエレツ・イスラエル・ハシュレマ(イスラエルの全土地)と見なし、それが「大イスラエル」と呼ばれるようになりました。



現在のイスラエル国だけでなく、エジプト、トルコ、シリア、レバノン、ヨルダン、サウジアラビア、イラクの一部も含みます。


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キリスト教シオニズム

キリスト教シオニズムは、聖書の文脈において「ユダヤ人の聖地への帰還」を支持する政治的・宗教的イデオロギーです。

1948年のイスラエル国家の建国は、旧約聖書を通じて伝えられた聖書の預言の成就、キリストの再臨と世界の終末が起こる前に、イスラエルの回復がなされる必要があるとしてイスラエルの建国と存続を支持しています。


福音派(エヴァンゲリオン)

福音派(エヴァンゲリオン)はプロテスタントの多くの教派に存在します。

福音派は、イスラエルが「神がユダヤ人に与えた土地」であり、ユダヤ人は聖地イスラエルに帰らなくてはいけないと考えている人が多く、イスラエルを熱狂的に支持しています。

アメリカは、世界で最も福音派の割合が大きい国と言われ、アメリカ大統領選挙にも宗教票が大きな影響を与えています。


なぜアメリカのイスラエル支持はかくも盤石なのか? | 公益財団法人 中東調査会 (meij.or.jp)

アメリカ人がイスラエルを支持する最も強固で永続的な要因の1つは、「聖地へのユダヤ人の帰還は聖書における預言の成就である」という宗教的信念である。これは特に、アメリカ人有権者のおおよそ4分の1を占めるといわれるキリスト教福音派についていえることである。

アメリカの福音派クリスチャンとネタニヤフ首相の関係 2021.6.7 – オリーブ山通信 (mtolive.net)

アメリカの福音派は、トランプ前大統領を支持していたことで知られたが、イスラエルにおいては、ネタニヤフ首相を支持する傾向にあった。
二人の首脳が、聖書を重視する傾向にある政治家であるからである。ネタニヤフ首相の時代に、イスラエルと福音派の関係は、外交上においては、かなり良くなったと言えるだろう。

トランプ氏、「嘆きの壁」を訪問 現職米大統領で初( 2017年)


【解説】米国でイスラエル・ロビーはなぜ強いか? キーワードから学ぶアメリカ⑪ Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン) (ismedia.jp)


ディスペンセーション主義(福音派)


サイラス・インガスン・スコフィールド(1843年 - 1921年)によるスコフィ―ルド注訳付き聖書は、第一次世界大戦の約5年ぐらい前に出版されました。

スコフィールドは、 南北戦争では南軍で戦ったが脱走してミズーリのセントルイスで法律を学び、後にカンザス州の地方検事になりました。
1879年に偽造罪で投獄され、 刑務所にいる間に回心し、1883年にテキサス州ダラスの会衆派牧師に叙階されたそうです。
5年やそこらで、どんなコネがあったんだよって思っています(苦笑)


このスコフィールド注訳付き聖書が、アメリカの福音派の間でディスペンセーション主義の発展に大きく寄与したと言われています。

もともとはイギリス人のプロテスタント伝道師ジョン・ネルソン・ダービーから、南北戦争後のアメリカで急速に拡散されたそうです。
ダービーは1830年代と1840年代にヨーロッパとイギリスを広く旅して、多くのプリマス兄弟団の会衆を設立しました。

ジョン・ネルソン・ダービー


ディスペンセーション主義は、神の人類に対する取り扱いの歴史(救済史)が、七つの時期に分割されるとしています。

♦神の計画における、イスラエルと教会の分離。イスラエルは地上的神権政治的存在であり、教会は霊的普遍的存在になると考える。
♦旧約聖書の文字通りの解釈に基づいている。
♦教会の時代は、来るべきユダヤ的千年王国との間に、挟まれた挿入であり、旧約聖書に預言によって示されていた奥義であると考える。
千年王国の到来によって、地上より教会は取り除かれると考える。
パレスチナの相続、神殿の復興、ダビデ王朝における異邦人世界の統治など、イスラエルに関する旧約聖書の預言が文字通り成就すると考える。
♦ヨハネの黙示録、福音書の終末に関する記述は、全て教会に関する終末論ではなく、イスラエルに対する神の計画としての終末論と考える。



ディスペンセーション主義は、イスラエルは教会とは別物、千年王国の到来によって、地上より教会は取り除かれると考えているそうです。

また、クリスチャンはモーセの律法に縛られていないとも。

ディスペンセーションの重要性は、聖書を適用する際に必要性があると主張する。例えば、 今の信仰者に対しては、恵みの時代に生きる者に対して書かれた部分だけを直接適用すべきであり、他の時代に人々にあてて書かれた部分は、霊的教訓や原則を学ぶことはできても、それを直接引用することはできない。
旧約聖書の教えがわれわれに当てはまると考えたり、キリストが公生涯で言われたことは、「律法の時代」の教えであり、すべて恵みの時代に当てはまるということは間違った聖書解釈であると主張する。
また、キリストが「悔い改めて、契約の民として御国にふさわしい生き方をせよ」(マタイ10:5-7,15:24)といわれたのは、「御国の福音」であり、「恵みの福音」とは区別される。

今は、6番目の「恵みの時代」(キリストの死と復活から始まって、現在も継続しており、携挙で終わる時代)ということですが、新約聖書だけを適用すべきだとも言っているんですね。


携挙(けいきょ、rapture)は、プロテスタント、とくに福音派が保持している教終末論で、未来の主イエス・キリストの再臨において起こると信じられている説です。

まず、すべての死んだクリスチャン信者が復活し、まだ生きているクリスチャンと一緒になって、「雲に乗って空中で主に会う」終末の出来事で構成されています。




英国のレバント・コンプレックス

ブリティッシュ・イスラエル主義(アングロ・イスラエル主義とも呼ばれる)は、イギリスの人々が古代イスラエルの失われた10部族の「遺伝的、人種的、言語的に直接の子孫」であるという疑似歴史的信念です。

1840年に歴史家ジョン・ウィルソンの『我らがイスラエルの起源』が出版され、イスラエルの失われた10部族が近東からヨーロッパ大陸を越えてイギリス諸島に進んできたという説が人気になりました。
1870年代以降、多数の独立した英国イスラエル組織が大英帝国全体で設立されました。


ウィリアム・パスコー・ゴードは、メソジスト派の牧師であり、
20世紀前半の著名なイギリス・イスラエル人であった。


一部の信者はさらに、英国王室はダビデ王の家からユダの最後の王ゼデキヤの娘を介して直系の子孫であると主張しています。
ダビデの王位はアイルランド、次にスコットランド、そして後にイングランドに移され、そこから英国の君主が子孫になったと。

何世紀にもわたってスコットランドとイギリスの君主の戴冠式で使用されてきたスクーンの石は、伝統的に聖書の家長であるヤコブが眠った枕石であり、ダビデの戴冠式で使用された石であると主張しています。


石を枕に眠るヤコブが見た夢は・・・


スクーンの石は、チャールズ3世の戴冠式でも王座に使用されました。

チャールズ3世の祖母・アリスの遺骨は、エルサレムのマグダラのマリア教会に納められています。

マグダラのマリア教会からは岩のドームが見えます。



クリスチャン・アイデンティティ

アメリカ大陸では、この考えがクリスチャン・アイデンティティ運動を引き起こしました。
クリスチャン・アイデンティティは、強い反ユダヤ主義の神学としてイギリス・イスラエル主義とは対照的です。

超ざっくり言えば、KKKが代表するような白人至上主義です。

クリスチャンアイデンティティーは、アメリカのキリスト教原理主義におけるイデオロギーであり、イエス・キリストの統治下にある地球上の新しい天国で白人種族に仕えるために全ての非白人(完全にヨーロッパ系ではない人々)が絶滅または奴隷化される、という考えを推進している。

その教義は、「アダム」(白人)の人々だけが救いを達成し楽園に入ることができる、白人以外の人々には魂がないので神の恵みを得たり救われたりすることは決してできないと述べている。

そもそもイエスはパレスチナ人で、白人じゃないですが・・・・(苦笑)


クリスチャン・アイデンティティ運動の中心人物
ウェズリー・A・スウィフト


クリスチャン・アイデンティティの信念は、主に、ヨーロッパ人を選ばれた人々と見なし、ユダヤ人をカインの呪われた子孫である「蛇のハイブリッド」(または蛇の種)(二重種分または二種分法として知られる信念)と見なしました。
ウェズリー・スウィフトは、非白人の人々には魂がないため、神の好意を得たり救われたりすることは決してないという教義を定式化しました。

クリスチャン・アイデンティティでほかに信じられているのは、高利貸しと銀行システムがユダヤ人によって支配されており、それが「獣」システムの一部であるとして連邦準備制度と不換紙幣の使用に反対することにつながっているというものです。


「イスラエルのシオニズム」と「キリスト教シオニズム」の決定的な違いは、キリスト教シオニズムでは、最終的にユダヤ人はキリスト教に改宗するか、滅ぼされるかなんですが・・・
シオニストたちはそこはどう折り合いをつけているんでしょうね?


ソロモン第三神殿建設

岩のドーム


いつのまにか日本語のウィキペディアが出来ていた「神殿研究所」(数年前、私が見たときには日本語ページはなかった)は、エルサレム神殿の再建を目的として掲げて活動している非政府組織です。

ウェブサイトwww.templeinstitute.org

1987年に神殿研究所はユダヤ教カハネ主義のラビ、イスラエル・アリエル(Yisrael Ariel)によって設立されました。

ニューヨークの億万長者ヘンリー・スウィーカとイスラエル政府が、神殿研究所に資金を提供していているとか。


イスラエル・アリエル



現在、岩のドームある場所にユダヤ教の第三神殿を建設する計画では、かつてそうしたように赤未経産牛を犠牲に捧げる必要がありました。
その赤未経産牛を調達するのが難しく、何十年も計画はスタックしていました。


しかし、昨年、その赤い未経産牛が生まれたのです。


そして今年2月に、アルゼンチンのミレイ大統領がエルサレムを訪問した際に、儀式が2025年に行われると発表しました。
なぜミレイ大統領が発表するのかな?と思っていたら、ミレイ大統領はネタニヤフ首相の元の姓である「ミレイコフスキー」と同じ血筋なのでした。

ミレイは、母系の子孫からユダヤ人であり、母方の祖父が亡くなる直前にラビであったことを明らかにしました。

ミレイ大統領は、カトリックからユダヤ教に改宗しました。



伝統に則り赤未経産牛の犠牲と焼却の儀式はオリーブ山で行われ、後の遺灰を水に濾し浄めの水として、神殿の土地を清めると聞いたことがあります。
祭司も当時の祭服を着る必要があり、儀式前に不浄なものに触れないように籠る必要あるということでした。

そして祭司が見つける、アロン(モーセの兄)の亜麻布の胸当てとターバンは数年前に出来ているそうです。

大祭司は誰がやるんだろう?
アロンの血統はまだ続いているのかな?


日食の後、イスラエルのネタニヤフ大統領はトンネル内で赤い未経産牛で合図をした。赤い未経産牛の予言は実現しつつあり、あるいは成就しつつあります。これは普通のポーズではなく、メッセージです。


イスラエル政府も関係しているとなると、本気で第三神殿を建設するつもりなんですねぇ。
でも、そのためには、現在ある岩のドームを壊さないといけないと言われています。

岩のドームは、メッカのカアバ、マディーナの預言者のモスクに次ぐイスラム教の第3の聖地であり、東エルサレムの神殿の丘と呼ばれる聖域にある。

現在、神殿の丘を管理しているのはヨルダンです。



ガザ都市開発と油田

ガザ2035年計画

大虐殺の地になってしまったガザを2035年には上のイラストのような都市にする計画があるそうです。(リンク先が削除されていて内容が確認出来ません)


ガザに油田があることは1999年頃に確認されていましたが、ついにアメリカとイスラエルは動き出しています。
このガザ油田の利権を持っているのが、「20世紀イランと石油クーデター」の記事にも書いたイギリスのBP社(旧ブリティッシュ・ペトロリアム)です。




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ネタニヤフの「やるべきこと」とは・・・

2024年9月の国連総会で「祝福と呪いの地図」を説明するイスラエル首相ネタニヤフ氏


トラ氏が「やるべきことをやればいい」と言った理由は?

大イスラエルの地図には、イランの土地は入っていません。
では、なぜイスラエルはイランを攻撃しているのだと思いますか?


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