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8月27日Mars in Libra*火星が天秤座入り

8月27日(日)22時20分、火星が天秤座に入りました。10月11日まで、火星は天秤座に滞在します。




火星が天秤座に入るとどのようなことが起きるでしょうか。


天秤座は、火星が支配する牡羊座の対極にあるため、多くの点で正反対の性質になります。
火星は活動的、天秤座は受動的。エネルギーが正反対です。

天秤のようにバランスを取り、公平を目指す(それが必ず正義とは限らないこともあるが)天秤座。バランスが揃うまで待つ根気もあります。

火星は率直ですが、誰よりも先んじて勝利を勝ち取りたい野心と性急さがあり、天秤のバランスが取れるまで待つのもじれったいのです。
公平じゃなくても、知恵と力のあるものが勝つ。
武将や将軍が火星のイメージです。

この相反するエネルギーを、対立ではなく補い合うように使うことができれば、たくさんの素敵なことが起きるはずと思います。


ポジティブな見方をすれば、
友好的でトラブルを避けることを優先し、周囲の期待に応えようとする天秤座の性質に、火星の行動力が加わるので、正しいことのために戦い、平和を実現しようとするエネルギーになります。
平和の戦士のイメージです。

また天秤座はパートナーシップに関連したサイン(星座)なので、他者とのつながりを求め、豊かな人間関係を作り、愛情に満たされた時になると思います。

恋愛に関しては、火星と獅子座金星が現在セミスクエア(45度)になっているので、すれ違いやよそよそしさがありますが、無理に距離を縮めようとしないほうがいいかもです。
水星も9月中旬まで逆行しているため、思い違いが起きやすく、逆効果になりそう。

でも10月には、火星と金星はセキスタイル(60度)になるので、好印象、好感触な感じです。楽しい秋になりそうです。

恋愛は9月は焦らずに。穏やかな信頼関係を構築することに努めたほうがいいと思います。


天秤座の火星のエネルギーが、ネガティブに働けば、優柔不断と物事を先延ばしする傾向が出てくるでしょう。
でも、まだそれはいいほうですね。誰にでもあることです。

極端な場合は、淫行、薬物、DV、借金など、公明正大でありたいと願っているはずの天秤座に似合わないことを引き寄せることになります。
天秤のバランスが取れない状況になるわけです。


過去の天秤座火星

火星の公転周期は、686.980 日(1.881 年)、約1.8年。ざっくり約2年弱です。

【2019年10月4日~11月19日】
2019年に火星が天秤座に入ったときは、香港で大規模なデモと衝突があり、10月4日に香港政府は戒厳令に近い「緊急状況規則条例」を発動し、デモ隊のマスクや覆面の着用を禁止する「覆面禁止法(中国語版)」の制定を発表、5日に施行されました。

2019年は11月19日まで火星は天秤座に滞在していましたが、その間、11月12日には香港中文大学構内に警察が強行突入し、学生が多数拘束されたり、籠城する学生は火炎瓶や弓矢で応戦し、戦場のようだったそうです。

【災害】
10月12日 - 3日に発生した台風19号(アジア名ハギビス)が関東・甲信越・東北地方を直撃。「令和元年東日本台風
長野県の千曲川、福島県の阿武隈川を始めとする河川氾濫や暴風により、死者105名、被害総額3961万円に及ぶ甚大な被害が発生しました。

台風通過後の八ッ場ダム

10月31日未明は、世界遺産の沖縄の首里城の正殿と北殿、南殿が全焼しました。首里城が焼失したのは、1453年、1660年、1709年、1945年に次いで歴史上5度目だったそうです。

100万円以上の寄付者のリストは、首里城 - Wikipediaのページにありますが、あの壺の教会も58万円を寄付しています。

【2021年10月22日~12月15日】
・10月25日 - スーダンでクーデターが発生。反対デモ参加者の少なくとも7名死亡、140人以上が負傷。
・11月1日 - ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、新型コロナウイルス感染による世界全体の死者数が500万人を超えた。
・12月10日~12月11日 - アメリカ合衆国・ケンタッキー州など8州で多数の竜巻が発生。死者数89人。「2021年12月のアメリカ合衆国の竜巻


今回の天秤座火星(8月27日~10月11日まで)

下図は、火星が天秤座入りした瞬間のチャートです。

火星は8月中旬から海王星とオポジションを取っており、8月27日現在もオポジションの範囲です。

火星と海王星のオポジションは、現実離れした感じのエネルギーです。
マジックのようなエネルギーを今年は強く感じました。

引田天功さんという世界的に有名なマジシャンの女性がおられますが、私が子供の頃の初代の引田天功さんは男性でした。
うっすら覚えているのは、自分を縛って水中や爆発などの極限状態から脱出するマジックをよくやられていた記憶があります。(脱出マジック)
そんな脱出マジックの極限状態に近い感じのエネルギーが、ずっと続いていると私は感じています。

火星・海王星が軸のカイト

火星と海王星のオポジションは、火星を頂点にしたカイト(凧型アスペクト)の軸になっています。このカイトは、9月3日ごろには消滅します。

占星術でのカイトの解釈は、グランドトライン(大三角)をドライブモードにし、才能を発揮するアスペクトと言われています。

グランドトラインは幸運のアスペクトと言われますが、現状維持になるのでマンネリになりやすいです。それに軸が加わることで、カイトの形になり、実行力を与えられて凧を飛ばすパワーになるわけです。


でも、それは人間にとって都合がいい解釈なんですよね(苦笑)

現在出来ているカイトは、トランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)ががっつり関わっているので、人間の思惑通りに飛ばすのはなかなか難儀じゃないかなと思います。

古代の占星術は、星の配置から洪水の時期を測ったり農耕に関係し、国の運命(王様の寿命)を知るために使われてたのが、いつからか個人の運命を知るために使われるようになりました。

現在の占星術は、星のエネルギーを使って、幸運をゲットしたり、人生を向上させて成功者になるための人生の錬金術として使われています。


余談ですが、占いは天気予報と同じ感覚で使おう

元占い師らしからぬことを言いますと、私は占星術はじめ占いに依存するのはお勧めしません。

多くの人は、空の天体がカイトの形になっているなんて知らないでしょうし、星のエネルギーを幸運を引き寄せるために使うという意識も持っていないと思います。それでも運がいい人はいるし、幸福な人はたくさんいます。

要は、「自分には〇〇がないから幸せじゃない」という価値観を手放すことが大切だと思います。
足りないから足そうではなくて、今あるものをじゅうぶんに使って(コネや美貌も恩恵だと思ってはばからずに利用していい)、自分がやりたいと思ったことを出来る範囲でやってみましょう。

時には迷うことがあると思います。そんなときに天気予報のように、占いを運気予報として一時的に使うといいと思います。

天気予報で雷雨になると言ってたら、傘を持たないで出かける人は(たまにいるけど(笑)、ほとんどの人は念のため傘を持っていきますよね。

転ばぬ先の杖のように、あるいは風邪の引き始めに葛根湯を飲むように、占いを使うのがいいと思います。

そして時には、どしゃぶりの中を傘を差さずに走っていくような、激情も必要です。占い師が何と言おうと「自分は今、やりたい」という自分の気持ちに正直になったほうがいいです。

命の終わりの時、最後の息を吸う瞬間も一緒にいてくれる自分自身を裏切らないことが一番大切だと思います。

天秤座火星期の日本の運気予想

さて、火星が天秤座に入った瞬間のホロスコープを10月12日までの運気ベースとして、運気を予想してみます。

火星は牡牛座の木星とセスキコードレートになっています。

セスキコードレート(135度)は、スクエア(90度)+セミスクエア(45度)という非常に困難さのあるハードアスペクトです。

火星と木星のハードアスペクトは、たとえば火災です。
現在、世界各地で石油製油所や天然ガス施設などで大規模な火災が起きていますが、火星(火)+海王星(石油など液体)を木星が拡大する方程式があるように感じます。

星の配置は世界共通なので(ハウスは違いますが)、日本でも大規模火災が起きる可能性はあります。
でも、今のところ起きていないので、別の現れ方をするのでしょう。

火星と木星のハードアスペクトは、水害と見ることもできます。

8月中旬に、「今年は台風の発生が少ない?」という記事を目にしました。
台風の平均発生数は平均25個だそうです。

予報士のつぶやき  2023年 台風の発生が少ない?(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

今夏は猛暑で海水温も高いはずで、台風がばんばん来てもおかしくないのに「台風の発生が少ないって不思議だな」と思ったら、ここにきてダブル台風がトリプル台風になりそうだという予報が出ています。

以前は大変珍しかったトリプル台風も、近年は連続して発生しているような印象がありますが、規模とタイミングによっては大災害につながる可能性もあります。

2018年7月豪雨は単独の台風の被害でしたが、ホロスコープを見ると火星と木星がスクエアでした。


現在、乙女座太陽と魚座土星がオポジションになっており、「現実に立ち向かう」モードになっています。

上の図に表示させるのを忘れましたが、現在、土星のそばには小惑星チャイナがいます。
偶然ですが、処理水排出に一番反対している中国と同じ名前の星が、土星とコンジャンクションになっているのは面白いですね(汗)

9月に入ると火星が土星&チャイナとクインカンクス(150度)を取り始め、太陽が海王星とオポジションになりはじめます。
木星が逆行し始めるので、ここらへんも災害への注意が必要と思います。

海王星はシンプルに「海」「水」と見てもいいので、原発の処理水の件でなんらかの問題提起があるかもしれません。

9月後半は、太陽が天秤座に入り、土星&チャイナとクインカンクス。火星は土星&チャイナとセスキコードレートになります。
また火星は、牡羊座のカイロン、不和の女神エリスとオポジション。

ハードな運気で荒れそうですが、武力衝突はないと思い(たい)です。
問題解決に向けて気合が必要なとき。

私たち個人も自分自身の課題に向き合うとき。過去のトラウマを癒すチャンスになるかも。

10月に入ると、火星は南ノードとコンジャンクション。冥王星とスクエアになり、ノード軸とのTスクエアを形成。
このころ、複数のヨドが出来るので感情的にはあっぷあっぷしそうです。
詳しくは間近になったら書きます。

なかなかハードな9月になりそうです。

天秤座に火星を持っている人は2年計画をスタートしよう

ご自分のホロスコープで、天秤座に火星が入っている方は、2年計画をスタートされるといいと思います。

火星の公転周期は約1.8年ですので、次に天秤座に火星がくるまで約2年弱ありますから、2年で達成できそうな目標を立てて実行するといいわけです。
たとえば何かの資格を取るにしても、2年計画なら現在の仕事を続けながら勉強できますよね。

ご自分の火星が何座に入っているのかわからない方は、無料のホロスコープ作成サイトが結構あるので利用されるといいと思います。
参考までに ↓

それでは今日はこのへんで。



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