見よ、青ざめた馬が・・・2024年4月24日の出来事
日本時間で24日、満月の日の夜遅く(現地時間AM8時半過ぎ)、ロンドン市内をHousehold Cavalry(近衛騎兵隊)の馬が暴走する事件がありました。
黙示録的な馬の暴走
白い馬は血だらけ。まるでホラー映画のようでびっくりしました。
調べたら、白い馬は逃走している途中にミニバンにぶつかって負傷したそうです。馬の名前はヴィダVidaです。
近衛騎兵のパレード(訓練)は、毎日約150頭の馬で訓練を行っていて、このような事件は極めて稀だそうです。
この日もいつものように出発したところ、途中でトラブルが起き、ヴィダを含め4頭の馬(名前はトロージャン、クエーカー、テニスン)が騎手を振り落とし脱走しました。
原因は行きすがらの道で、建設業者の車のベルトコンベアーからセメントが落ちる大きな音に5頭の馬が怯え、とくにヴィダが恐怖から駆け出したのに釣られて、他の3頭も従ったようです。
近衛騎兵の馬は、どんなときも落ち着いているように訓練されているはずなのですが、ヴィダはびびりな性格らしく、昨年のチャールズ3世の戴冠式パレードでも騎手の頭を蹴るという問題行動があったそうです。
そういえば戴冠式のパレードのとき、歩道の観客に突っ込んだ馬がいたのを覚えています。検索したら写真も残っていました。
数年前、近衛騎兵隊の馬の様子がおかしいという記事が出たことがあって、確か「馬の餌に不審な薬が混入していた」という内容だったと記憶していますが、検索しても見つかりませんでした。
それから英王室のパレードを見る時は、ついつい馬を目で追ってしまうようになった私です(苦笑)
逃走した4頭のうち、白馬のヴィダと黒馬のクエーカー(あるいはトロージャン)は2時間も走り回ったそうです。
クエーカーもバスに当たって怪我をしたそうで、ヴィダよりも傷が大きかったということですが、2頭とも骨折しなかったのがまだ救いでしたね。
2頭は保護されたのちすぐに手術を受け、ヴィダは厩舎で経過観察中。クエーカーは馬専門病院に移送されたそうです。
鍛えられた軍馬だったから落命せずに済んだと言われています。
今後2頭は軍馬に復帰せず、引退した軍馬の施設で生涯を過ごすことになりそうです。
振り落とされた騎手のほうは大怪我ではなかったようで、順調に回復しているとのこと。
テロの予兆?
ところで、同じ日にビッグベンが故障して、時計が9時で止まり11回鐘が鳴ったという噂があるようで・・・911という陰謀論(笑)
占星術師のTorimanuさんによれば、テロ攻撃の予兆だそうです。
ということでTorimanuさんの観点を解説します。
2005年ロンドン同時爆破事件
上のチャートでは、牡羊座17度に火星、18度に北ノードがあり、コンジャンクションしています。
2005年は、4月8日の日食が牡羊座19度で起きていました。
同年10月3日の日食は天秤座10度でした。
2024年4月8日は牡羊座19度で日食がありましたね。
そして10月2日の日食は天秤座10度で起きます。
2005年のテロの時のパターンと同じです。
Torimanuさんは、5月19日に牡羊座に火星と北ノードがコンジャンクションすると書かれていました。
チャートを確認すると、牡羊座13度でコンジャンクションします。
ノードの周期は約18年なので、2005年以来の天体イベントです。
イギリスの始原図
なるほど。
5月19日のトランシットでは、火星と北ノードがネイタルの北ノードとコンジャンクションになります。ネイタル蟹座の月とスクエア。
10月2日の日食は、ネイタルの太陽の上で起きるわけです。
5月19日に何かが起きるとは限りませんが注意ですね。
ヨハネ黙示録の4頭の馬
前回、聖ジョージの日とドラゴン騎士団のことを書きましたが、ドラゴン騎士団の初期メンバーに『吸血鬼ドラキュラ』のドラキュラ伯爵のモデルになったルーマニアのヴラド・ツェペシュ(ヴラド3世)が居ます。
ドラキュラとは、ドラゴンの息子、竜の子というような意味です。
吸血鬼ドラキュラ伯爵
ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』では、聖ジョージ(聖ゲオルギウス)の日(東欧では5月6日)の前日の5月5日の深夜から悪事が起こります。
これは、聖人の守護が効力を発揮する日の前の晩に、吸血鬼が人間を襲うという東欧の迷信が取り入れられています。
ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』(1897年)より25年前に『カミーラ』は出版されています。
ここで、ちょっとしたシンクロに気づきましたか?
チャールズ3世のお妃の名前は、カミラ(Camilla)。チャールズ3世は、自身をヴィラドの子孫だと言っているし、興味深い偶然ですね。
彼らが吸血鬼だと言っているわけではないですよ(苦笑)
ちなみに吸血鬼のカーミラは、猫に変身するのを好んだそうです。
ドラキュラ伯爵は、トランシルヴァニアからイギリスに移住しウィットビーという町を舞台に物語が展開していくのですが、ブラム・ストーカーはウィットビーの住民で、そこで『ドラキュラ』を執筆していたんです。
さて、西欧では聖ジョージの日は4月23日。
聖ジョージはイギリスの守護聖人でもあるので、当日はロンドンでも小規模なお祭りが行われていました。
その翌日に血だらけの馬が暴走しているのを見たら、因縁めいたことを思ってしまいますよ。
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余談ですが
パレスチナでも、毎年5月5日から5月6日に聖ゲオルギウスの祝祭が行わているそうです。
もともとは地元のキリスト教徒の祝日でしたが、ムスリムも祝う祭になっているとのこと。祝祭はベツレヘムのすぐ南側にあるアル=ハディルという町で行われているそうです。
アラビア語で「緑の者」を意味するアル・ハディルは、十字軍時代に「カザーレ・S・ゲオルギイ」と呼ばれていました。
聖ゲオルギウスの母はパレスチナ人だったと信じられており、ローマの兵士だったゲオルギウス自身もアル=ハディルに住んでいたと言われています。
そういうわけで、ゲオルギウスは地元出身の聖人としてパレスチナ人の間で非常に人気があるのだそうです。
そうなると、聖ジョージのドラゴン退治伝説も深堀りしたいところですね。
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「青白い馬」
「そして見ていると、見よ、青白い馬が現れ、乗っている者の名は「死」といい、これに陰府が従っていた。彼らには、地上の四分の一を支配し、剣と飢饉と死をもって、更に地上の野獣で人を滅ぼす権威が与えられた。」
ヨハネの黙示録 6章 8節
キリスト教圏の人の殆どが、ロンドンを疾走する血だらけの馬を見て、真っ先にこの一節を思い浮かべたようです。
脱走したのは4頭の馬だったと言うし、その点も不思議なシンクロはしていますね。
こちらの聖ジョージの絵は、ドラゴンから赤い血が噴き出しています。
ちょっとこういう絵は珍しい気がします。
馬は返り血を浴びていたのでしょうか。
絵の馬と、血に染まったヴィダもシンクロしています。
Xでこれの予測プログラミング映画として、2016年の『エンド・オブ・キングダム』(原題: London Has Fallen)を取り上げている外国人がいました。
アマプラで無料配信しています。私も観ようかな。
国王チャールズ3世の状況
そして日本時間26日に、チャールズ3世の「具合が非常に悪い」とメディアが報道し始めました。
これも不思議なんですよねぇ。
というのは、1週間ほど前にチャールズ3世とカミラ王妃が旅行に行かれる記事を見たんですが、そんなに具合が悪いようには見えませんでした。
チャールズと比べたら、私なんかは今頃、天国ですよ(苦笑)
少し前に「チャールズ3世が亡くなった」というデマがあり、Xで大盛り上がりしたのを覚えていますか?
あれはロシアから発信されたものだったそうですが(結局、犯人は見つかっていない?)
今回はNYポストが発信者だとわかっていますが、あの時のように攪乱する意図があるんじゃないかと感じました。
なんて書いていたら、「バッキンガム宮殿が、国王チャールズ3世が来週にも公務に復帰すると発表した」というニュースが!!
ほーらー、死にそうになってないじゃないですか(苦笑)
(発表は現地は4月26日、数秘は11)
そして、こんな素敵な最新の写真も公開されました。
星回り的には、退位されるとすれば2025年、2026年がベストだと思っているんですが、どうもオルデンブルク家に何か重大なことが起きているような感じがするんですよね(何か暴露されるのか)。
王室の馬の様子がおかしくなったり、今回のように脱走するのも、王室に何かが起きるサインには違いない。
トランシットを見ると、24日の満月はチャールズ3世のノード軸とコンジャンクション。つまりノードが活性化されたということですので、良くも悪くも運命の力が大きくなるのかな。
詳しくは別の機会に。
6月のトゥルーピング・ザ・カラーには、キャサリン皇太子妃やお子様たちの姿も見られるといいのですけどねぇ。
今日はこのへんで。お読みくださりありがとうございました。
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