Easter in 2023*雑談
イエス・キリストの復活祭(イースター)が近づいてきました。今年は西方教会では4月9日、東方教会は4月16日です。
復活祭は、基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わりますが必ず日曜日に祝われます。
東方教会と西方教会とでは日付の算定方法が異なるため、日付が異なる年の方が多いです。(計算方法については「コンプトゥス」を参照)
日本人にとって、イースターとハロウィンは馴染みが薄い感じですよね。どちらかというと、4月8日のお釈迦様の誕生を祝う灌仏会(お花まつり)のほうが身近かもしれません。
でも、今年のイースターはなんだかいつもと違う。緊迫感がある気がしています。冥王星が移動したせいもあるかもしれません。
実はこの記事を書き始めたのは2月中だったのですが、今日こそはアップしなければと思い、イースター当日までの流れと遅くなったついでに近々の社会情勢を合わせて書いていきたいと思います。
4月6日「聖木曜日」過越祭
4月7日「聖金曜日」 (キリストが十字架に付けられる)
4月8日「聖土曜日」 安息日
4月9日「復活の主日」 復活祭
聖週間
復活の日の前の1週間は、聖週間(あるいは受難週)と呼ばれ、イエスがエルサレムに入場した日から始まります。今年は4月2日でした。
教派により、エルサレム入場の日は枝の主日(カトリック)、棕櫚の主日(プロテスタント)、聖枝祭(東方教会、正教会)などと名称が違います。
私は今世はクリスチャンではないですが、「枝の主日」にあたる4月2日に印象的なことがありました。
3月29日に呼吸器感染症で入院したローマ教皇が、驚異の回復力で4月1日に退院し、2日のミサを無事に執り行ったことです。
退院の前日には病院内で、新生児に洗礼式を行っておられました。
入院の時は、ずいぶんとお顔がむくんでおられますね。退院時のすっきり感と翌日のミサでお顔が変化されて、無理に退院された?という印象です。(まさかボディダブル?)
トランプ氏起訴と出廷
トランプ前大統領が起訴されたのは3月30日でした。
日本のメディアでは、「不倫の口止め料」のことが大々的に報道されていますが、「選挙に不利になる情報に絡む支出を隠す目的で業務記録に虚偽記載をしたなどとして、34の罪でニューヨーク州・マンハッタンの大陪審から起訴された」ということと、大統領経験者の起訴はアメリカ史上初ということが事実です。
だいたい不倫の口止め料なんて、トランプ氏に限らないでしょうに(苦笑)
トランプ氏は、4月4日に裁判所に初出廷し、全面的に無罪を主張したそうです。33の日に34の罪で起訴され、44の日に無罪を主張というだけでも面白い。33=6、34=7、44=8なんですから。
日本の動き
林外務大臣は、4月1日に訪中。
林外相と会談、中国外相「中日は一衣帯水の隣国」 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
秦氏は林氏の発言に先立ち「中日は一衣帯水の隣国だ」と述べ、日中関係の重要性を強調した。
4日は、NATO外相会合出席。ウク***外相と会談。
林外相とウクライナ外相が会談…岸田首相のウクライナ訪問は「国際社会への強いメッセージ」 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
また、林氏はポーランドのズビグニェフ・ラウ外相とも会談し、ロ*アによるウク***侵略への対応で、連携を確認したそうです。
そのほか注目点
5日 ウ国のゼレン〇〇大統領夫妻がポーランド訪問。
この訪問で、豪華な大統領のお召列車内部が公開されたそうです。
ゼ大統領は3日に以下のような発言をしています。
5日 訪米中の台湾の蔡英文総統、ケビン・マッカーシー下院議長と会談。
聖木曜日(4月6日)
聖木曜日は、ユダヤ教の「過越しの日」で、イエスと弟子たちの「最後の晩餐」が行われた日になります。
聖木曜日のしきたりでは、イエスが弟子たちの足を洗ったように、司祭が信者の足を洗う儀式があり、「洗足木曜日」(Maundy Thursday)とも呼ばます。
Maundyは、ヨハネ福音書の13:34にイエス・キリストが弟子たちにお互いに愛し合いなさいと説く場面があり、ラテン語では「Mandatum novum do vobis ut diligatis invicem sicut dilexi vos.」(あなたがたに新しい掟を与える。私があなたがたを愛したように、お互いに愛し合いなさい。)となるので、冒頭のMandatum(掟を、命令を)がMaundyに変化したものといわれるています。
ローマ教皇も、洗足の儀式を行われたそうです。体調が本調子でなくても、神の僕の務めを果たさないといけないのでしょう。
ロイヤル・マウンディ
イギリスのチャールズ3世とカミラ王妃は、ヨークミンスター寺院のミサに出席されていました。
英王室によるイースターの恒例行事「ロイヤル・マウンディ」は、エリザベス女王がご存命の頃はウインザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われていたと思いますが、今年はミンスター寺院で行われたそうです。
「ロイヤル・マウンディ」は、聖金曜日の前日に行われるイギリス国教会のミサのことですが、 このミサでは、英国君主または王室の役人が慈善行事として「マウンディ・マネー」と呼ばれる銀貨を老人に配ります。
「マウンディ・マネー」の始まりは、13 世紀にまでさかのぼるそうです。
今年は、74 人の男性と 74 人の女性に「マウンディ マネー」が贈られました。ヘンリー 4 世の治世より、君主の年齢によって人数を決めているそうで、チャールズ3世の年齢が74歳だから74人ずつになったとのことです。
最後の晩餐
さて、ここらへんでちょっと占星術的なネタも投下しましょう。
ダヴィンチの『最後の晩餐』を占星術で解釈すると、下の絵のようになります。
イエスは太陽です。そう、イエスは太陽なんです(汗)
十二使徒は、黄道十二宮です。ユダは蟹座になっていますね。
ダヴィンチは聖書の秘密を表していたのかもしれません。
イエスが誕生した日は聖書には書かれておらず、有名な「ベツレヘムの星」に導かれて三人の博士が厩のイエスに対面するよりも前に、イエスは誕生していた説が濃厚です。
イエスが亡くなった日は、ユダヤ教の過越から推定できるので誕生日よりはわかりやすいですが、日時を特定するのはまた困難でして、紀元33年4月3日説と紀元30年4月6日説があります。イエスは33歳で亡くなったことになっているので。
下図は、データバンクにあったもので、誕生日をユリウス暦で紀元1年12月25日として、死亡日を33年4月3日としています。
外周の緑はプログレス(体内時計)、赤はトランシットです。
うーん? 私はやっぱりイエスは12月25日生まれじゃない説が濃いと思います(苦笑)
そのほかの注目点
6日 マクロン氏、EUのウルスラ・フォン・デ・ライエンさんが訪中。習主席と会談。
マクロン氏が不在でも、パリでは年金改革への抗議活動が止むことはなく、激化の一方のようです。
ウク***からの穀物輸入に怒り、ポーランドの農業相が辞任
安価なウクライナの穀物が市場にあふれているため、ポーランドやルーマニアの農家に打撃を与えているそうです。実際にデモも起きているとのことです。
聖金曜日(4月7日)
西方教会ではGood Friday と呼びます。イエスが十字架にかけられた受難の日なのに、なぜ、GoodなのかというとGoodには「敬虔で神聖な」という意味があるそうです。また別の説明では「God Friday」が変化したという説も。
私もパンを焼きました。ホットクロスバンじゃなく普通の食パンですけど。正式にちゃんとするなら、牛乳、バター、卵。イースト菌も入れてはいけないんですけどね。
ローマ教皇は、2013年の就任以来初めて、聖金曜日の十字架の行列を欠席されたそうです。室内のミサは主催されていたようですが、十字架の行列は夜の屋外で行われるため体調を考慮されたようです。
聖土曜日(4月8日)
聖土曜日は、カトリック教会では何もしてはいけない日です。ミサも制限されるため、結婚式なども行われません。臨終の場合のような特別な時だけ、聖体拝領やゆるしの秘跡が行われるそうです。
その他注目点
習主席、仏マクロン大統領と広東省を訪れ非公式会談 北京以外は異例 (msn.com)
習主席とマクロン大統領がサシで会談したのは7日。6日は、月が天秤座16度で満月でした。この月は、マクロン氏の8ハウス冥王星にぴったりコンジャンクション。
ウク***問題での説得はうまくいかなかったかも知れませんが、経済的な交渉はうまくいった感じですね。
その他のカオス
しかし、今年の聖週間は世界の動きが激しかったです。
【軍事ジャーナリスト爆殺事件】
この事件の犯人(若い女性)はすぐに逮捕されました。
keiyatlongさんが事件のホロスコープを立てておられます。なるほどという星配置でした。
【ガザ空爆】
イスラエルとパレスチナ人の衝突があり、ハラハラしています。
エルサレムの聖地で2夜連続で暴力的衝突が発生|ARAB NEWS
アルアクサー・モスクは、ユダヤ教とイスラム教の両方にとって神聖とされる丘の頂上の敷地内に位置している。このモスクをめぐる主張の対立は、イスラエルとガザ地区を支配するイスラム武装組織ハマスとの間で11日間に及ぶ激しい戦闘を含め、これまでも暴力的衝突に発展している。
アルアクサー・モスクはイスラム教では3番目の聖地であり、ユダヤ人が「神殿の丘」と呼ぶユダヤ教の最高の聖地内に在る。
レバノンからロケット弾34発 ネタニヤフ首相「敵は重い代償払う」:朝日新聞デジタル (asahi.com)
いやいや、ネタニヤフさん。怖いこと言わんといて。
ロシアはイスラエル、パレスチナ人、レバノンに緊張を和らげるよう要請-インサイダーペーパー (insiderpaper.com)
【陸自ヘリ消息不明】
日本でも不可解な事故が起きました。
一体何が… 陸上自衛隊ヘリ、空港管制が無線で会話 → 2分後に木っ端微塵 | Share News Japan (sn-jp.com)
乗員10人のうち、まだ誰も発見されていないそうです。
事故が起きたのは4月6日、午後3時56分頃だそうです。6日は満月で、午後1時34分に満月になっていました。
出発は午後3時46分だったそうですので、その時間でホロスコープを立てて見ました。
ディセンダントに土星がタイトに重なっているのが気になります。土星は、月とはセスキコードレート。MCとタイトなスクエアで、トールハンマーを形成しています。
月にはオーブ1度違いで小惑星アメリカ(天秤座15度)がコンジャンクションです。
また6ハウスを軍事としてみると、ハウスルーラーの天王星が9ハウスにあります。サイン的にはスクエアです。
自衛隊のヘリなので、飛行機を意味する水星より天王星が相応しいかも。
天王星は、太陽とセミセキスタイル、月とクインカンクスで、満月軸とイリテーショントライアングルを形成しています。
水星とヘリとしてみた場合は、Nノードとぴったりとコンジャンクションで9ハウスのカスプに重なっています。
太陽は8ハウスに入っており、ハウスルーラー火星はこれまたぴったりと11ハウスのカスプにコンジャンクションですね。
そして火星、水星、土星がミニトラインを形成しています。
火星は軍人を表し、6ハウスは軍事、9ハウスは外国、11ハウスは同盟国を意味します。これは・・・(以下自粛)
海上にひしゃげたドア枠、破損した回転翼…宮古沖陸自ヘリ事故 海保など捜索を継続 (msn.com)
【宗教弾圧】
戦時下のウ国では、宗教弾圧が進んでいます。
モスクワ総主教庁系の聖職者ら、大修道院からの退去拒否 修道院長は2カ月の自宅軟禁に : 国際 : クリスチャントゥデイ (christiantoday.co.jp)
つまり、ウクライナ政府が認めたウクライナ正教会と、「モスクワ総主教」に属するウクライナ正教会があり、弾圧を受けているのはモスクワ総主教
のウクライナ正教会です。ややこしい話ですが。
ようするに「ロシア」の名前がついたものは、ウクライナ政府は排除したいわけです。政府高官ミハイル・ポドリャク氏は、ウクライナがクリミアとドンバスの領土を返還した場合、「ロシア語とロシア文化は禁止されます。ロシアのパスポートを受け取った人は誰でも、国への裏切り者として疑われ、抑圧されます。」と言っています。
復活祭(4月9日)
復活祭(イースター)は、イエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する日で、キリスト教においては最も重要とされます。
「イースター」という言葉は、ギリシア語のパスカ、パスハに由来し、さらに元をたどればユダヤ教の「過越の祭り」を表す「ペサハ」(Pesach)というヘブライ語の言葉から来ているそうです。キリスト教の復活祭は、旧約聖書(ユダヤ教)の「過越の祭り」がベースになっています。
また英語の「イースター(Easter)」およびドイツ語「オースタン(Ostern)」は、ゲルマン神話の春の女神「エオストレ(Eostre)」の名前、あるいはゲルマン人の用いた春の月名「エオストレモナト(Eostremonat)」に由来しているともいわれています。
ホワイトハウスの巨大なイースターバニーは、今年は新しいマスコットがデビューするらしいですが、トランスバニーになるのかな?
それにしてもアメリカが静かです。国内問題対応をしているからなのでしょうが、逆に不気味です。
混乱の原因はトランプ前政権=アフガン撤退で報告書公表―米 (msn.com)
【数秘2】
さて、今年のイースターは数秘は2。2は受容性。パートナーシップ。忍耐を意味します。一桁にする前は20。
タロットカードで表すと、2は女教皇。20は審判。
死者の復活が描かれた審判のカードは、復活の日にぴったりですね。
天使が吹くラッパの音に目覚めた人々は、歓喜して空を見上げています。
棺が海に浮かんでいますが、ヨハネ黙示録18章に由来しているそうです。
海は潜在意識です。海を漂う小舟とまごう棺は、自我の死を表していると思います。肉体の死からの復活ではなく、魂が生まれ変わるような経験です。
2のカードの女教皇の背後には、幕に隠されて海が見えます。審判のカードの海とつながっているのでしょう。彼女はその海を守っています。
復活の天使の魂を呼び覚ますラッパの音は、今きっと誰の胸にも響いているでしょう。キリスト教徒であろうとなかろうと・・・。
新約聖書のヨハネの福音書1章は「初めにことばがあった」で始まります。そして「万物は、ことばによって成った。成ったもので、ことばによらずに成ったものは何一つなかった」と書かれています。
旧約聖書の創世記1章の天地創造では、神は「光あれ」と命じて最初に光を創りました。ヨハネが書いた「ことば」とは、天地創造の際に神が発した言葉であり、それはつまり「音」であり、振動(波)でした。
私たちの住む世界は神の言葉から創られた。その言葉は、ラッパの音のようだったかもしれない。その音は、私たちのDNAに刻まれていて、目覚めのときを待っている。そんな気がします。
私は今世はキリスト教徒ではない人生を選んでいますが、私たちは皆、やはり黙示録の時代を生きているのでしょう。
今日はこのへんで。よきイースターをお過ごしください。
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