親の愛
私はいつも親からの愛を求めていた。
A君の家庭の親は大学の費用を出してくれているのに、Bちゃんのの親は毎日家族でご飯をたべているのにどうしてうちは同じことをしてくれないのだろう。
そのようなことを考え、そうしてくれないのは自分を愛していないからだと思い違えていた。
しかし、それは実際には違う。
私の親だって出来るのなら費用を出したかったであろうし、ご飯もみんなで食べたかっただろう。
うちの親は特に勉強や学校のことについては特に厳しかったので、
テストで悪い点数をとった私をきつく叱ったり、リコーダーが上手く吹けないと殴られたりもした。
今、それを思い直してみると、私の親は最大限に私たち兄弟を愛してくれていたのだと思う。
私の両親は愛の伝え方が上手ではないがとてもいびつだか世界で一番大きな私だけの愛なのだ。