深山さんのゆるみ日和 #2ゆるっと料理
深山さんの「ゆるみ日和」というエッセイを書き始めた。
なぜ「ゆるみ日和」なのかというと…
日常生活に、特段の緊張感がないからだ。
完全在宅ワーカーとなって早2年。
平日に他人を接する機会はほぼ無く、毎日呑気に暮らしている。
そりゃあもう、驚くほどの「ゆるみっぷり」である。
そんな私の、最近の楽しみは「料理」。
元々料理好きだったが、最近は平日だけだが一週間分の献立を立てて料理をする。
メニューのレパートリーが潤沢ではないので、料理動画の力を借りて献立を作っている。
文明の利器の進歩により、我が家の食卓は潤っているのだ。
メニューを決めるポイントは「簡単」「安い」「時短」の3拍子。
料理好きを標榜するわりには、手の込んだことはやりたくない。
やはり、性格から「ゆるんでいる」のかもしれない…
とはいえ。
味には定評があるので、時短簡単クッキングでも勘弁してもらいたい。
味付けは重要である。
私はプロテスタントのクリスチャンだが、聖書にはこのような言葉がある。
「塩が塩気を失くしたら、何の役に立つのでしょう。」(ルカ14:34)
聖書的な意味としては…
「わたしたち人間は、この世の中にとって『塩』のように大切な味わいを加える存在なのです」
という意味だと言われている。
つまりは…
料理も、この世での人生も、何の味わいもなければ生きている甲斐がないのだ。
ゆるっと作った料理も、人生も。
味わいつくしてこそ、だろう。
そうして私は、今日もせっせと料理を作る。
私なりの「味わい」を探りながら。