他人であろうと特別な日は祝いたい
このタグにて本日のnoteは執筆します。いくつかのテーマが面白そうで執筆したくなったので、久々にいろいろとコンテスト向けに書いてみようと思っている志賀です。
僕は現役の大学生である。
独り暮らしの貧乏大学生なので、当然バイトもしている。
僕のバイト先は飲食だ。
料理を作っている人がちゃんといるので、もっぱら飲み物作成とその運びが仕事である。
料理はもちろん、デザートも出す。
そして、その中にはお祝いのケーキなども含まれる。
特別なプレートを付ける事が出来、「HAPPY BIRTHDAY」「卒業おめでとう」など、その他諸々含め、お祝いが出来る。
それらを運んでいく時、僕はいつもわくわくする。
お祝いできるからだ。
お客様に伝えることが出来る。
「おめでとうございます!!」と。
その時、ひと時、たまたま一緒になったお客様。
言ってしまえば僕等は『店員』と『客』。
別に親しいわけでもなく、率直に言ってしまえば『他人』だ。
でも、その特別なデザートを運ぶ時だけは違う。
僕が『他人』であってもおめでたい日を祝う事が出来る。
「おめでとう」を口に出来、その人の人生の一瞬間の幸せを祈る事が出来る。
誕生日も、卒業も、還暦も、結婚も、そのほかのいろいろなお祝い事も。
その人の人生の一部だ。キラキラと煌めく美しいひとかけらだ。
それを垣間見ることが出来る、そして祝う事が出来る事が愛おしいと思う。
一緒にお祝い出来て嬉しいと思う。
お祝いを伝えた僕にお客さまが笑いかけてくれる。
「ありがとう」「嬉しいです」と。
僕も心から嬉しくなる。
一緒にテーブルを囲む仲間、家族、ご友人がお客様に向かって拍手をしたり、お祝いの言葉を述べられて、お客様が微笑まれる。時には、少し照れくさそうに。
僕もつられるように笑顔になる。
『他人』であるはずのその人が、お客様が愛おしくて、幸せな気分に心からなれて、わくわくして。
僕は働いていてよかったと思う。
笑顔になって、また仕事を頑張ろうと思う。
今のバイトはまだ始めて3カ月が過ぎたところだ。
これから先、少しずつではあるけれど、出来る事ももっともっと増やして、もっとバイトを楽しみたい。
働いていて笑顔になった瞬間の話。
こんな愛おしい瞬間が何度でも増えてほしいと祈る、そんなバイトが出来ている事に感謝を込めて。
これを読んでくださったあなたに祝福あれ。
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