ただ熱に浮かされていただけ
仕事から帰った後すぐ仮眠をとった分、少し夜更かしして開発をしていた。
あれは午前4時前の就寝前、腹が痛くなってからのこと。それがすべての始まりだった。
あの感じはそう、このまま朝になれば確実に俺は今の俺じゃなくなってる、それがはっきり手にとってわかるような感覚。もう避けられないんだという感覚。
それでも俺は一縷の望みにかけて眠りについた。
だが、案の定それは起きた。
38度2分。
つまり、熱が出た。
明日もプロジェクトの予定が入っており、会社へ行かないのを渋った俺だったがさ