スーパーイヌスキー

気づいたら治療者と患者のミックスだった犬 どこかの精神科にいる心理屋。思ったことをつら…

スーパーイヌスキー

気づいたら治療者と患者のミックスだった犬 どこかの精神科にいる心理屋。思ったことをつらつらと

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自己紹介(2分で読めます)

いまさら…?੯‧̀͡⬮\ どうやらnoteは、「自己紹介」があった方が読みやすいということらしいので、つらつらしていきます。 社会的な「オレ」の自己紹介 名前はスーパーイヌスキー、読んで字のごとく、犬がめちゃ好きです。時々スーパーフロスキーにもなります。 職業は精神科にいる心理屋です。白衣を着て検査したりしてます。自分でカウンセリングオフィスも構えてますし、企業に行って研修やカウンセリングもします。かと思えばデイケアで集団精神療法をしたり、患者さんと一緒に野菜を作った

    • 破またはQ: 心理屋が属性と名前を伏せて「当事者」として治療グループへ参加した話(2日目)

       1日目で「これは患者としての自分でここにしがみつくしかない」と思ったイヌスキー。その日の夜は涙が止まらず、よくわかんないけど泣いて泣いて寝た。  そして2日目。腫れぼったい目をしながらみんなに挨拶。昨日よりグループの緊張性が穏やかになっており、なんだか柔らかい雰囲気。自分が「腹を割る」と思えたからだろうか。 助ける-助かるは続くよどこまでも  話の流れが「助けを受けること、与えること」という内容になった。リカバリーのプロセスではその相互関係が大事なんだそうな。 治療

      • 序 : 心理屋が属性と名前を伏せて「当事者」として治療グループへ参加した話(1日目)

         いつも動きやすいジャージに白衣、スニーカーで仕事をしているが、研修会や勉強会がある日はオフィスカジュアルのいかにも「心理士さん」みたいな格好をし、名刺を持って研修にする。  研修会に参加するのはすごく好きだ。「人のため(患者さんに還元できるぞ!)という気持ち」+「自分はできるというちょっとした自信」のグッドコンボが強化されるからだ。 今回の研修会もそんな感じで参加しようと思ったが、連日の疲労・寝不足・精神面の調子の悪さ・コンサータの天井効果であまりエンジンがかかりにくい

        • 精神疾患を持つ人の「健康な自分」

          絶対に完成しないパズル 一生列が揃わないビンゴ 仕事が好きだ、とても自信がある。 容姿もたーぶんそこまで悪くない。 頭も、めっちゃいいわけじゃなくけど、バカではない。 でも精神衛生は悪い。社会的に言えば「患者」でサブカルチャー的に言えば「メンヘラ」だ。 このせいで「仕事が好き」「容姿悪くない」「頭も大丈夫」と、今まで揃っていたピースがおじゃんになる。「患者」で「メンヘラ」じゃなければビンゴの一列が揃ったように、パズルのピースが埋まるように「いい感じの、水準を満たす大人」

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        自己紹介(2分で読めます)

          2024年、自分を「いじめ抜く」以外の関わり方を覚えたい

          自分を「モノ」扱いしてしまうから 自分を「モノ」としてしか使えなかった時、大体気がつくと体を壊して病院のベッドだったと言うのはよくあることだった。 人から自分の情動体験を共有して一緒に抱えてくれないと、生身の人間として生きてる実感が湧きにくいのではないだろうか。 よく、CPTSDやabuseを受けてきた人たちはOD、リストカットや何らかの依存症になりやすくなる傾向にあるけど、これらは気持ちの対処法兼、自分に感情があると言うことを再確認させるための行為なのかもしれない。

          2024年、自分を「いじめ抜く」以外の関わり方を覚えたい

          無責任な言葉はサビたメスで手術するようなもんです

          「君のことを守るよ」 「僕は君を裏切らない、今からそれを見せてあげるよ」 そう言った彼は、1週間間とちょっとで私をぽいっと捨てていきました。 色々なことに傷つき、「もう1人で生きていくしかない」と腹を括った矢先にそんなこと言われたら、そんな二十n年生きてきた中で喉から手が出るほど欲しい言葉を言われたら、もう信じるしか生きる術なんかないじゃないですか。 そして事前に私は ・感情調節不全になること ・そういう状態の時の私は「本心ではないこと」 を今節クソ丁寧に伝えました。こ

          無責任な言葉はサビたメスで手術するようなもんです

          マージナルマン(患者と治療者のmix)で生きていく

          私は女の子の姿をした 血を吹き出す泉 ビョークの「Bachelorette」に出てくる歌詞だ。 さまざまな疾患を持ってる人が、社会に求められる姿で適応している、いわゆる「カモフラージュ(ASDにおけるcamouflageも含む)」は、まさにこんな状態ではなかろうか。私はそうだ。 職場に行けば、患者さんと朗らかに会話をし、集団のプログラムを動かす。ある日は白衣をきて検査をし、カウンセリングをする。休日は学会発表や素敵な仲間と論文を書く。周りは「仕事ができる人」「知的水準高そ

          マージナルマン(患者と治療者のmix)で生きていく

          「声がデカくて圧をかければ意見が通るのは健常者の特権だから覚えとけよタコ」

          ここ数日、flashbackの嵐だ。 トリガーは実家の母がデカく、ヘルシーで想像力がいまいちない彼氏の態度、疲労だ。 flashbackはガッツリ1回性が強いと思ったら徐々に真綿を占めるタイプがあるらしく、私が今回それだった。 久しぶりにBZDをODしてしまい、脱抑制一歩手前まできてしまった(逆によくブレーキかかった)。そんなBZDゴリキメ中に起こったことがある 彼氏に「あなの健常者というコントラストがきつい」といったら(詳細は解離で忘れているが)、「そんなもの勝手にコ

          「声がデカくて圧をかければ意見が通るのは健常者の特権だから覚えとけよタコ」

          「健康(healthy)な人が怖い」

          「サラダを買いに行こうとスーパーに寄って、サラダのコーナーを見たら『にんじんサラダ』と『キャロットサラダ』があって、店員にこの2つは何が違うのか尋ねたら『こっちはキャロットサラダで、こっちはにんじんサラダです』って言われて、もう面白くて面白くて……」 最近付き合い始めた彼氏とたわいもない話をしていて、そんな話の流れがあった。私は全然笑えず、キョトンとしてしまう。 「あれ、おかしいな。飲み会だと必ずウケるのにな」と彼が言って、また、たわいもない話に戻ったが、私は「これが『ウケ

          「健康(healthy)な人が怖い」