「美味しんぼ」再読備忘録2024はじめ

ブログもあるねんけどまあ趣旨が違うしこっちでやってみます。

きっかけは2024年にあらためて漫画「美味しんぼ」を読み直して面白い!と思ったから。それを一話ずつ個人的に考察したい、2024年の今やから入れられるツッコミを色々と無遠慮に入れてみたい、ってことではじめてみました。

しかしそれは百十一巻あるなかの、最初期の、いわゆる結婚式の描かれた第四十七巻「結婚披露宴」まで、としたいです。最初に言っておきますけど、一番好きな巻は二十一巻の「穏やかなご馳走」です。だからその辺までにするかも?。

そのジャンルの嚆矢となったその作品を、後世の人が後から読んでみたら、なんやこれ?アタリマエのことしか描いてないやんって感想になるのを違うねん、こういうことやねんと注釈を入れる、そんな手助けのような記事になったらエエなと。

まああらためて今は昔の物語の1990年代の日本のグルメ事情において、漫画「美味しんぼ」とテレビ番組の「料理の鉄人」この二つがなかったら、現代日本のグルメはどうなってたか?こんな発展してなかったん違うか?って想いもあってね。

「美味しんぼ」のことはこれから色々ふれていくとして、「料理の鉄人」もいやもうそれはそれはもの凄い影響力があってね。番組内でよう使われてたバルサミコ酢とか皆嬉しがって買うてそのままどうしようもなくて冷蔵庫の奥深くにしまわれた黒歴史、あの頃のグルメブームに浮かれてもうた人あるあるやと思うわ。自分もうっかり買うてしまいましたけど、母さん、あのバルサミコ酢どこにいったんでしょうね。

一例をあげると、そのころに時代の寵児となった中国の料理人の周富徳さんがTV番組に積極的に出演してはって、確かNHKの「きょうの料理」かなんかと思うけど、例のカメラ目線で「日本の中華料理になんかというとグリンピースが乗ってるけどどうしてなのか意味がわからない。私は使わない。一切味に寄与してないから」ってバッサリ一刀両断したんよ。

そしたらその後、日本の中華料理から、いや日本の外食業界からグリンピースが排除されてね。ほとんどのらなくなったんよ。これはマジで。

例えば昔はチャーハンの上に3粒くらい彩りに乗ってたし、エビチリとかものってたな。焼売にも絶対乗ってたしな。今から考えたらほんまなんで中華にグリンピースなの?となるけど、当時誰も疑問に思うてなかった。そこを周富徳さんがズバッと斬り込んだんよね。

中華料理以外にも他にもなんかいろんな料理の彩りになんかあれば、青いのが欲しい時はサラダとかにはパセリ、料理の上にはグリンピースやったんよ。ジャンルを問わず日本の仕出し弁当とかも、それはもう色々とのってたよ、グリンピース。

それがこの周富徳さんの発言以降、全然グリンピースが乗らなくなってね。今から考えたらグリンピースの製造元さんは大変やったやろけど、当時のグリンピースって固いだけで全然美味しくなくて、個人的に「周富徳さんグッジョブ!!!」って称賛してたくらいなんよ。

ってこんな感じでしょうもないたわいないハナシも記録として置いとく、って意味の、埒もない投稿なので軽い気持ちでどうぞ読んでいただいてまああなたの暇つぶしになれば幸いですわ。

…と前置きが長くなったけど第一巻の第一話「豆腐と水」。次回ご期待下さい!!!ってこのまま終わったらどうしよかなあ?。




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