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「美味しんぼ」再読備忘録2024「旅先の知恵」‐第四巻「食卓の広がり」第3話‐

今日はルンルンウキウキの東西新聞社文化部の社員旅行の日です!と栗田さんの嬉しそうなナレーションから始まる。しかし、バブル絶頂期なのに近場の伊豆の白川温泉って地味じゃね?と思ったらこの場所、富井副部長の肝煎りらしいよ。

と、「白川温泉」を調べたら伊豆にそんな場所なかった。ふむ。ここを架空にした意味なんなんでしょ?。その白川温泉に向かう電車内で、文化部部員がライバルの帝都新聞も同乗していると噂していたところに、帝都新聞の販売部長が挨拶にやって来る。

向こうは販売部数一位のお祝いに販売店を接待するための目的だったようだ。東西新聞社も帝都新聞社も、これにはお前らバブルなんやからもっとエエとこ行っとけ、との感想しかない。

この時期、就職活動していた関西の三流いや四流大学の俺等でさえ、卒業旅行で普通にハワイとかヨーロッパとか行ってたぞ。なんなら内定もらってから研修旅行の名目でアチコチにロハで連れて行ってもらってたぞ。「ロハ」って分からんかったらググってな。もしかしたら死語かもな。

関東やったら伊豆の温泉地ってちょうどエエ旅行先なんやろか?。しらんけど。しかし何回も言うけど、バブル期のクセにセコくないか?。帝都新聞の販売店の人らもショボって思ってないの?。お祝いやろ?パーッと北海道とか沖縄とか行こうよ。まあしかし東西新聞社文化部はさておき、帝都新聞社は総勢三百名以上か、流石に近場にするしかないか?。

そして、富井副部長が学生の頃からよく来ていたというこの「白川温泉」は知る人ぞ知るひなびた温泉地だったが、バブル期の大資本による開発が進んでおり、ホテルが立ち並び、ケバケバしい有り様に変わり果てていたのであったって、いやまあな。

いや、社員旅行を計画する時に普通調べるやろ?。文化部が調べへんかっても会社の経費使うねんから、庶務課とかも確認あるやろ?旅行会社を間に入れるやろ?流石に?って突っ込んだらアカンの?。インターネットで簡単に調べられる時代違うゆうても。ほら。

旅館に着いたら、最近海がシケ続きで、帝都新聞一行が泊まる巨大ホテルに全部買い占められて何もないとか、旅館も一言いれるやろ?。ホンマなにからなにまでおかしいやろ?。

見て。これ一両ほぼ貸し切りやん?

いや東西新聞社の文化部だけでも普通に電車の一両を借り切るくらい居るやん?。事前に行く先の天気とか調べるやろ?。

打ち合わせをちゃんとやれいうハナシやん?

当時は会社の旅行ってこんなエエ加減やったんか?。

トンカツ、オムレツ、スキヤキかって魚料理予定しとって急に変更ってこの大人数分をそんな簡単に用意出来へんやろ?

とかなんとかなんやかんやあって、行きの電車内で山岡と意気投合して酒盛りした松さんが夜は浜鍋を提案してくれて、さらに翌朝、この松さん所有の竹林で竹の子の刺し身という珍味を皆で喰ってメデタシメデタシとなる。松さんありがとうございます。いやホンマ。

凄い食べてみたかったんよこれ

しかし…

この竹林で早朝に土から掘り出してすぐの本当に新鮮な竹の子のそれも先端だけの柔らかい部分の刺し身。美食の極み!って感じで、凄い憧れてたんですけど、こちらの動画を観ていただくと、実際は味しないし、やっぱ凄いアクあるって|ω・`)ショボーン。

ということで今回、もともとのお話が非常に雑に感じて自分にとって全然おもしろくない回で自分の筆も全然進みませんでした。スイマセン。(つづく)




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