「美味しんぼ」再読備忘録2024「茶の味わい」‐第四巻「食卓の広がり」第8話
東西新聞社に田畑さんの姪っ子ひとみさんがお昼休みにやってきて、田畑さんに修学旅行のお土産を持ってきた。ひとみさんの修学旅行先は京都で、そこで京都の茶処の宇治の玉露をはりこんで買うてきて自慢げである。
早速、最上の玉露を皆でよばれようということになり、花村さんが、例によって、仕事サボって?、あ、いやお昼休みやからギリセーフか?馬券を買いに出ていた山岡が戻ってきたようで、茶葉を見せたところ、山岡が「冗談言うな。そんなもの箸にも棒にもかからないクズだ。100グラム1000円?50円がいいところだ」とバッサリ。ショックを受けたひとみさんが飛び出していく。
昼休みが終わって、居眠りしていた山岡が「お前に客が来てる」と富井副部長に怒られている。受付に行ってみると
せっかくおばさんにと買うてきた玉露をクズ茶とバカにされ、山岡にお礼参りに来た、実はスケバンだったひとみさん。しかし、ギッタギタに痛めつけてしまったら、あとでおばさんである田畑さんが大変なことになると思うが、そこまで知恵が回らないのであろうか。
兎にも角にも山岡の説得?挑発?に従い、お土産のお茶が本物の玉露かそれとも山岡の言うようにクズ茶なのか、確かめることになる。
結果は山岡の言う通りまがいものを売りつけられていたのだった。すいません。お茶に関してはこんな細工していたとか、よくわかりませんので言及出来ません。
そしてギッタギタにするのは山岡でなく、まがいものを売りつけた京都の土産物屋だ!となり、今から新幹線に乗り、いざ討ち入りすることとなる。向かうのは、山岡、栗田さん、田畑さん、ひとみさんと舎弟?舎妹?四人の合計八名の京都までの新幹線の交通費往復、これ経費なのか?「究極のメニュー」の経費になるのか!。
そして京都に到着して早速その土産物屋に怒鳴り込むが、そこは海千山千のごうつくばりな主人は屁とも思わず、逆に営業妨害で警察に訴えるぞ!と逆襲される。
その時、田畑さんが何やら耳打ちすると主人は一転平身低頭になり、二度とアコギな商売はしないと誓う。メデタシメデタシ。スケバンはすごいというお話である(違。
2024年の現在、この日本ではスケバンとかヤンキーとか絶滅してんのかどうなのか?寡聞にして知らないのだが、この当時は自分の住んでいた大阪のあたりは、中学校の一クラス男女合わせて54、5人居たと思うが、この一割、二割くらいはヤンキーであった。
当時、こういうヤンキー、ツッパリ、のドラマや映画が全盛期であったし、
こういうのもあったのでね。
でも今も、
こういうのあるので、これなんか1998年に連載終了したのに今でも派生作品がどんどん産み出されている恐ろしい漫画なのです。現代でも成人式とかの騒ぎも凄いし、絶滅どころか、日本におけるヤンキー文化は永久に不滅なのかもしれませんな。(つづく)